韓国の航空機には、他とは違うユニークな機内地図がある。
それがこれ。
島根県の竹島が「Dokudo(ドクト:独島)」と、韓国領としてのっている。
さらに、日本海(Japan Sea,Sea of Japan)が「東海(EAST SEA)」となっている。
こんなユニーク(独特)な地図は、世界で韓国の航空機だけ。
もちろん、韓国の航空会社にも言い分があると思う。
「こんな地図を見せたら、日本人の乗客が不快になる」ということはきっと分かっている。
でも、地図に「独島」と「東海」と表記することは、韓国の国民感情によって事実上”義務”付けられている。
そういう仕方がない面はある。
それより大事なことは”日本の新常識”だ。
もうすぐ日本の小学生や中学生は、学校でこんなことを習うようになる。
・竹島は日本固有の領土である
・竹島は韓国に不法占拠されている
どこの国の学校でも、自国の領土について学校でしっかり教えている。
これは世界のあたり前。
アメリカ人、タイ人、韓国人、インド人などの外国人に聞いても「それは当然」と言う。
世界の常識がやっと日本でも常識になろうとしている。
「Dokudo(独島)」とかいてある機内地図なんて、韓国の航空会社だけだ。
と思っていたら、産経新聞の記事(2018.2.20)によるとそうでもない。
ドイツのルフトハンザ航空でも、機内地図に「独島」があることが判明して問題になっている。
地図上で、竹島(島根県隠岐の島町)が韓国呼称である「独島」と記載されていたことが19日、わかった。
しかもこの地図は韓国発の便ではない。
「羽田-ドイツ・ミュンヘン間」の旅客機にあったという。
乗客から指摘を受けたルフトハンザ航空は、いまこの地図の修正を進めている。
それにしても、なんで地図に独島表記があったのか?
ルフトハンザ側でもその原因は把握できてなく、いま経緯を確認しているという。
ネットでの反応を見たら、みんな意外とやさしい。
・直したならいいよ
・指摘してくれた人ありがとう
・なぜ最初から独島表記なのかが謎
・ふむ、ちゃんと修正したか。
・ルフトハンザに他意はないと思う
・しっかり調査報告してほしいわ
ルフトハンザ側も、意図的に「独島」と記載したわけではなかったはず。
「日本の客は捨てて、韓国の客を獲得しよう」という戦略は、インパール作戦なみに失敗するに決まってる。
原因はわからないけど、間違いを修正しているのなら大騒ぎすることもない。
それにしてもルフトハンザ航空は、これが逆じゃなくてラッキーだった。
機内地図に「Takeshima」という文字を見つけたら、韓国人から総攻撃をくらっていたはず。
きっと、ソウルのドイツ大使館にデモ隊がやってくる。
ちなみに、なかにはこんな面白いコメントもあった。
仲良くしてくださいよ!
島も仲良く使ったらいい
名称も1文字ずつとって
竹島の竹
独島の島で
竹島でいいよね
「独島は韓国のもので、竹島は日本のもの」という意見は聞いたことがあったけど、こんな発想は初めて見た。
これはエアアジアの機内誌
ところで、知ってましたか?
日本の”本当のかたち”を。
それがこれ。
これは日本の領土や主権について国民に知ってもらうために、内閣官房がつくったポスター。
去年7月に東京の地下鉄駅なんかに貼られていた。
ところで知ってましたか?
これから日本の高校生がこの”日本のかたち”を学校で習うことを。
最近、高校の学習指導要領案が発表された。
高校教育はいろいろ変わるのだけど、注目するべき点に「日本の領土をしっかり学ぶ」ということがある。
自国の領土を学校で学ぶことは、海外ではあたり前のようにおこなわれている。
それで「やっとかよ」という声もあるのだけど、英語にはこんな言葉がある。
「Better late than never(遅くても、やらないよりはいい)」
これから日本の高校生は「地理総合」という新しい科目で、竹島、尖閣諸島、北方領土が「日本固有の領土」であることを学ぶことになった。
読売新聞の社説(2018年02月16日)にそのことが書いてある。
竹島、尖閣諸島、北方領土が「固有の領土」であることをきちんと教えるよう明記した。生徒が領土に関する正しい知識を身に付けることは大切だ。
高校指導要領 生徒の探究心を育てる授業に
先ほど、「今は韓国が不法に占拠しています」という日本政府の主張を書いた。
これに関することで、ぜひ知っておいてほしいことがある。
不法占拠の根拠となっている李承晩ラインだ。
これは高校の日本史で習う。
李承晩ライン
1952年1月、李承晩大統領が韓国の主権範囲として示した水域ライン。
「日本史用語集 山川出版」
これが国際法に違反している。
外務省ホームページから。
1952(昭和27)年1月,李承晩韓国大統領は「海洋主権宣言」を行って,いわゆる「李承晩ライン」を国際法に反して一方的に設定し,同ラインの内側の広大な水域への漁業管轄権を一方的に主張するとともに,そのライン内に竹島を取り込みました。
「自国の領土を子どもたちに教える=他国と争うようになる」という反応は行き過ぎている。
自国と外国の考え方は必ずしも一致しない。
違っていてあたり前で、「日本人と外国人は同じ価値観をしている」と思う方が不自然だ。
だから、ビミョウな話題はお互いに持ち出さない配慮が必要になる。
その意味で、日本の航空会社の機内地図に「Takashima」と表記する必要はない。
また「それはそれ、これはこれ」で、外国人と意見が合わないときの対応も学校が教えた方がいい。
これはすごく大切なことだから。
前にアメリカ人から「agree to disagree(同意できないことでは同意できる)」という言葉を教わった。
「たがいの意見や考え方のちがいを認め合おう」ということ。
「agree to disagree is a good and kind of popular English phrase.Please use it!」ということで、この言葉はアメリカでよく使われる言葉らしい。
日本の学校でも、「相手と対立しない配慮」と「対立したときの対処」を子どもたちに伝えた方がいい。
おまけ
日本政府(内閣官房)のホームページには「竹島クイズ」がある。
日本国民のプライドをかけて、このクイズに挑戦してほしい。
ちなみに私、全問正解しました。
竹島のことは知っていたけど、「しまねっこ」は初めて知った。
こちらもどうぞ。
2月22日は竹島の日です!1分30秒で問題の基礎を知りませんか?
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