少し前に、日本人が台湾を”好きにならずにいられないワケ”を書いた。
一言でいったら、台湾人はめちゃくちゃ親日的だから。
2018年のサッカーワールドカップのときには、テレビの天気予報で、お天気お姉さんが日本代表のユニフォームを着て明日の天気を伝えていた。
ここまでするところは世界で台湾だけ。
それと、台湾人は見返りを求めない。
2011年に東日本大震災が起きたとき、台湾の人たちは、世界でもっとも多い額の義援金を日本に送ってくれた。
義理と人情を大事にする日本人はこのことを忘れない。
2018年に台湾東部で地震が発生したときには、ツイッターで「#台湾加油(がんばれ)」のハッシュタグがトレンド入りするなど、多くの日本人が台湾を支援していた。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
この記事を書いていて、つくづく韓国との違いを感じてしまった。
ということで、これからそのことを書いていこうと思う。
今年7月、西日本で記録的な大災害が起きた。
前代未聞の集中豪雨によって、200人以上の人が亡くなってしまう。
レコードチャイナの記事(2018年7月11日)の記事によると、このとき韓国のネット上では、こんな書き込みがされていてた。
韓国で日本の災害に心ない声が上がるのはなぜか、韓国メディアが分析
「どうせ日本はお金持ちだから援助など不要」
「申し訳ないけど、まったくかわいそうだと思えない」
「多くの犯罪を重ねてきた結果だ。罪滅ぼしにはほど遠い」
「来週には3000ミリの雨を」
「日本列島は沈没すればいい」
うわっ、マジかよ。ショックだわ・・・。
と思うことは特になく、これぐらいの言葉なら予想の範囲内。
どこの国にもひどいヤツはいる。
韓国で災害が起きたら、「飯うま」と書き込む日本人はきっといる。
他人の不幸をよろこぶ人間は昔からどこにでもいた。
それをそのままネットに書き込むのが21世紀。
それより驚いたのは、韓国メディアの分析だ。
韓国のネットユーザーが「来週には3000ミリの雨を」と書き込むことには、日本にも原因があるらしい。
「多くの犯罪を重ねてきた結果だ。罪滅ぼしにはほど遠い」
「日本列島は沈没すればいい」
韓国メディア「ノーカットニュース」は、こうした心ない書き込みの背景に、東日本大震災で韓国人が日本に”失望”したことがあると指摘する。
日本への失望とは、韓国は日本を支援したけど、その見返りがなかったということ。
東日本大震災のとき、韓国も日本へ義援金を送った。
他にも、日本に救援チームを派遣している。
でも、日本はこうした韓国の”善意”に応えなかった。
ノーカットニュースは「日本からはこうした善意に何の報いもなかった」とし、「震災後間もなく文部科学省は中学教科書に『竹島は日本固有の領土』との記述を盛り込ませた。
「記述を盛り込ませた」って、それは前々から決まっていたことだろう。
韓国メディアは、このとき韓国人が日本に落胆した理由を他に2つあげている。
・朝日新聞が発表した援助国リストに、韓国が入っていなかった。
・当時の野田財務相が「A級戦犯は戦争犯罪人ではない」と言った。
朝日新聞のリストのことは、ボクにもよく分からない。
リストから外すどころか、朝日新聞なら、韓国をリストの一番上に持ってきそうなんだけど。
でも、これ以外は当たり前のこと。
義援金と領土問題や歴史認識はまったく関係ない。
「韓国に義援金をもらったから、教科書に『竹島は日本固有の領土』との記述はしない」と発表する政府なら、つぶれたほうがいい。
そもそも「韓国は日本を支援したのだから、日本は政治的な主張をやめるべき」と思うほうがおかしい。
おかしいと思うのだけど、これをわりと本気で期待していた韓国人は多かったらしい。
それで、自分たちの善意に対する見返りがなかったことに、韓国人は腹を立てたりガッカリしたりした。
先ほどの韓国メディアは、「一連の出来事が韓国人を落胆させ、反感を買うこととなった」と報道している。
そしてこのときの落胆や反感が、「日本はお金持ちだから援助など不要」といったコメントにつながったという。
韓国と台湾には同じ過去があるけれど、現在はまったく違う。
どちらも日本の統治を受けたのだけど、台湾で「日本からはこうした善意に何の報いもなかった」という報道があったなんて聞いたことがない。
こんな韓国メディアの報道をどう思いますか?
ボクは「いやいやいや、それはおかしいでしょ」と思ったので、次回そのことを書いていきます。
マスコミが「多くの犯罪を重ねてきた結果だ」なんてコメントを認めてしまうから、韓国では反日がなくならない。
それが台湾との違いにつながっている。
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