今回の記事は、こんな人たちにぜひ読んでほしいっす。
日本で外国人と国際交流がしたい!
生きた英会話をやってみたい!
しかもなるべく安く!
そう思う人は、日本のゲストハウスに泊まってみよう。
これから、そのためのゲストハウスの選び方を書いていこうと思う。
こんな記事を書こうと思ったきっかけは、台湾人の友だちから「今度、旅行で日本に行くから、京都を案内してください」頼まれたことだった。
もちろんそれはいいのだけど、せっかく京都に行くのに、それだけじゃもったいない。
「ついでに、いろいろな外国人と交流してみよう」と考えて、8月23日~27日まで京都のゲストハウスに泊まることにした。
結果から言うと、台湾人を案内した25・26日以外で、アメリカ人・フィンランド人・ドイツ人・イタリア人・タイ人・イスラエル人と話すことができた。
まあ、満足っすわ。
この経験から、外国人と交流しやすいゲストハウスの3条件を紹介したいと思う。
・国際交流を売りにしているところ
いまの日本には、2~3000円で泊まることのできるゲストハウスがいくらでもある。
京都にあるゲストハウスを探してみても、その数は山のごとし。
競争が激しいから、それぞれのゲストハウスがホームページで個性や強みをアピールしている。
「古民家を改築した居心地よい空間」とか「~に近くて観光に便利」とかとか。
今回ボクが泊まったゲストハウスは、京都駅から歩いて10分の「K’s House Kyoto」というところっす。
ここは外国人の客が多く(約80%)、ホームページを見ると「国際交流の場としてもご利用ください」と外国人との交流を売りにしている。
ただ、国際交流を売りにしていても、ゲストハウスによって”熱意”がちがう。
わりと多いのが、「共有スペースがある」というだけのゲストハウスだ。
「そこに行けば外国人がいるから、自由に話しかけて交流してくれ」というスタイル。
宿はそれ以上のことをしてくれないから、「DIY(自分でやれ)」という感じ。
「K’s House Kyoto」もそんなゲストハウス。
でも、英語で外国人に話しかけられる人はそれで問題ない。
それがむずかしい人は、イベントを開いているゲストハウスを選ぼう。
たこ焼きパーティーや流しそうめん大会なんかをやっていて、ゲスト同士の交流をしやすくしてくれるところもある。
共有スペースに座っている外国人より、イベントに参加している外国人のほうが絶対に話しかけやすい。
とにかくゲストハウスはたくさんあって、アピールポイントもそれぞれちがう。
数が多いから、ポイントをしぼって選んでみよう。
「K’s House Kyoto」の共有スペース
目の前にこんな光景が広がっている。
さあ、話しかけられますか?
「ムリかも」という人はイベントのある宿にしよう。
ゲストハウスのホームページと同時に、宿泊客の口コミもチェックすべし。
「外国人のゲストが多いです」というホームページの言葉と、口コミの内容が一致していればOK。
ボクの場合は「K’s House Kyoto」に電話して、最近の客層を聞いてみた。
外国人と出会いたいなら、ドミトリーの部屋を選ぶのは当たり前。
プライバシー重視の宿だと、カーテンの仕切りがある場合がある。
リラックスしたいのならそれでいいけど、交流を重視するなら、オープンな部屋のほうがいい。
仕切りがなく、丸見えのほうが話すきっかけは生まれやすい。
・どこの外国人か?
「国際交流の場としてもご利用ください」と交流を売りにしているゲストハウスでも、そこに来るのはどんな外国人かをチェックしたほうがいい。
「外国人と交流」といっても、欧米人が多い宿があればアジア人が多い宿もある。
英語を話したいなら、欧米人がメインの宿を選ぶべき。
台湾人の友だちが泊まった宿は、台湾の旅行サイトやブログを参考に探したところで、客は中国人と台湾人が多かったという。
ボクが京都のゲストハウスを探していたら、「韓国人に人気」という宿もあった。
「外国人とコミュニケーションを楽しんでみませんか?」とゲストハウスのホームページに書いてあっても、集まる外国人は宿によってちがう。
「宿泊客はどこの外国人が多いのか?」もしっかり確認したほうがいい。
「K’s House Kyoto」の口コミ
ボクが泊まったときも、外国人の8割は欧米人だった。
英会話をしたいのならいいけど、韓国人や台湾人と話をしたいのなら、ここはおすすめしない。
まあ、4日泊まっただけの印象だけど。
・ヒマそうな外国人が多いところ
下の地図の「G」が、今回ボクが泊まった「K’s House Kyoto」。
街中にあって交通の便もいい。
左上の赤い点は「宇多野ユースホステル」。
ここには3回ぐらい泊まったことがある。
中心地から離れているから、交通が不便だし、宿のまわりには何もない。
でも国際交流が目的なら、実はこれがいい。
宇多野ユースホステルでは、早めに帰ってきて、ヒマを持てあましている外国人をけっこう見た。
中心地にあって門限がない宿だと、外国人が何時に戻って来るかわからない。
東京のゲストハウスに泊まったときは、同じ部屋の外国人が午前0時や2時に帰って来やがる。
相手もそのまますぐ寝るから、交流なんてとても無理。
個人的な意見だけど、”交流しやすい(ヒマな)外国人”なら、宇多野ユースホステルのほうが多かった。
退屈していたら、外国人も下手な英語につき合ってくれると思う。
ということで、外国人と英語で交流したい人は次の3条件をチェックしよう。
・国際交流を売りにしているところ
・どこの外国人か?
・ヒマそうな外国人が多いところ
ボクが泊まった「K’s House Kyoto」の4人部屋の1ベッドは、1泊約1500円と超破格(時期や予約サイトによって料金はちがう)。
それでアメリカ人・フィンランド人・ドイツ人・イタリア人・タイ人・イスラエル人と英語で話すことができたから、国際交流と英会話のコストパフォーマンスはかなり高い。
おまけ
京都では平成30年10月1日から、宿泊税がかかる。
宿泊者1人1泊につき、宿泊料金が2万円未満のものは200円、2万円以上5万円未満のものは500円がとられるようになる。
覚悟せよ。
2019年1月7日からは1000円の出国税がとられるし、旅行者にはどんどん税金がかけられていく。
おまけ
カンボジアの日本人宿タケオゲストハウス
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