世界149の国・地域のなかで、日本はどのぐらい住みやすいのか?
国連が定めた17の指標にもとづいて評価する「社会発展指数(SPI)2019」によると、日本の総合スコアは88.34で世界10位。
1位はノルウェー(90.95点)で2位デンマーク、3位スイスと続いて以下、フィンランド、スウェーデン、アイスランド、ニュージーランド、ドイツ、カナダのあとに10位の日本が登場。
ちなみにトップ10に入ったアジアの国は日本だけで、韓国は23位、中国は89位だった。
これを細かく見ると、飲み水をふくめた衛生環境で日本は高い評価を受けた。(99.08)
安全(Personal Safety)も全体的にはかなりいい。
殺人の発生率(Homicide rate)は0.28ととても低いのだけど、交通事故での死者数(Traffic deaths)が4.14と高かった。
うむ、異論はない。
逆に低評価を受けたのが社会的な包括性(Inclusiveness)だ。(64.47)
ゲイやレズビアンといった同性愛者が社会的に受け入れられていない(35.49) 。
こういう価値観でいえば、上位9カ国はすべて日本より上だろう。
1位のノルウェーを見るとスコアは83.89とかなり高い。
また日本は高等教育を受ける機会も低い。(64.56)
大学の世界ランキングで上位に入っている大学は少ないし、世界の上位ランクの大学に入学する日本人も少ない。
このへんが低評価の理由だ。
でもノルウェー(61.06)よりは高かった。
これは個人的な見方だけど、欧米(特にアメリカ)では飛び級制度があるなど少数のエリートの育成に重点が置かれていて、日本の教育は全体主義だから平均レベルは高い。
識字率の高さとか教育のボトムラインを見れば日本の教育水準は高いのだろうけど、世界的な高等教育となると話はかわる。
今回の結果についてはここをクリック。
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