「あれ?ヤフーのトップページが赤いぞ」と思ったら、「11月11日」ということで「いい(11)買い物の日」というキャンペーンをしていた。
日本人はこうしたキャンペーンが好きだ。
でもそれは中国人も同じ。
11月11日は中国では「独身の日」になる。
「1(シングル・独身)」が並ぶから「独身の日」になる。
「自虐的なキャンペーンだなあ」と思ったけど、この経済効果はすさまじい。
「NHK NEWS WEB」に、その破壊力を伝える記事がある。
中国のネット通販最大手のアリババは、広東省の深※センで通販サイトの取引状況をリアルタイムに公表するイベントを行い、取引額は開始からわずか7分弱で100億人民元、日本円で1500億円を超えました。
「中国 『独身の日』でネット通販各社が大規模セール」
7分で1500億円の物が売れた・・・。
「飛ぶように売れた」というレベルではない。
怖ろしいほどの爆買いだ。
日本での爆買いは、下火になってきいるとは聞いたけど、相変わらずのお金や購買意欲を持っている。
ずっと前から、「中国は、もうすぐ崩壊する」と日本の雑誌やテレビで言っているけど、それはいつの日だろう?
今では、そうした報道は「つぶれる詐欺」だと思っている。
関羽は、商売の神様として全中国で人気がある。
関帝が中国で人気があるは、関羽が中国人すべてにとっての英雄であるからだという。
中国の一省だけでの英雄であったら、「その地域の神」にすぎなかっただろう。
ヤフーのキャンペーンは知らなかったけど、11月11日は「ポッキーの日」だということは知っていた。
ポッキーの日というなら食べるしかない。
で早速、買ってみた。
ポッキーの「大人のミルク味」というのは初めて。
ちょうどこの日、イギリス人の友人と会ったから「日本の伝統行事だから」と彼女にもおすそ分けをした。
ところで、「Pocky」ってどういう意味だろう?
彼女に聞いたら、「知らない。そんな英語はないから」と言う。
調べてみると、ポッキーとは英語ではなくて、「食べた時の音(ポキン、ポキン)」のことだった。
でも、イギリスにもポッキーに似たお菓子はあるらしい。
ただ、イギリス(ヨーロッパ)のチョコレートは、日本のチョコレートととは味が違っているという。
チョコレートケーキもそうだけど、日本のチョコは、ちょっとあっさりしているらしい。
ではイギリスでも、11月11日にそのポッキーに似たお菓子を食べるキャンペーンがあるのか聞いたら、それはないという。
「そんな日はない。その日は、第一次世界大戦停戦記念日で祝日だから」と言う。
1918年11月11日に、ドイツと連合国との間で休戦協定が結ばれた。
これで第一次世界大戦は実質的に終了。
それで欧米では、この日を「戦没者追悼の日」にしている。
11月11日にこんな大切なことがあったなんて知らなかった。
世界的には、「独身の日」・「いい買い物の日」・「ポッキーの日」よりも、「第一次世界大戦停戦記念日」の方がはるかに重要だ。
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