まーなんだかんだ言って、世界四大文明のひとつ中国はやっぱりすごいデス。
メソポタミア文明、エジプト文明、インダス文明は途絶えたけど、中国文明だけは現在につながっているのだから。
そんな4~5千年の歴史を誇る中国には、人類の歴史を変えた「紙・印刷術・火薬・羅針盤」の4大発明があって、ヨーロッパにはルネサンス期ごろまでにすべて伝わった。
これが世界史に与えた影響はもう決定的だ。
あれ?ルネサンス3大発明の「羅針盤・火薬・活版印刷術」とかぶってない?
と思った人もいると思う。
これらの起源は中国人が発明したものだけど、ヨーロッパに伝来してから改良が加えられてさらに進化したものとなり、それがヨーロッパ社会の発達をもたらした。
一例を挙げると、ヨーロッパ人は火薬から大砲や鉄砲をつくり上げて、それがのちに中国や日本へ伝わったのだ。
そんな中国のネット掲示板で最近、こんな質問が投稿されたという。
「民族的感情を一切排除して考えた場合、人類の発展に貢献した日本の発明品とは何があるだろう」
中国人・韓国人に日本のことをたずねる場合、「民族的感情を一切排除して」という条件を付けるのはマジ大事。
では中国人が挙げたものを、サーチナの記事(2020-09-04)から抜き出してみよう。
人類の発展に貢献した「日本の発明品」はこんなにも! 中国ネット「我々にも大きな影響」
その答えとして中国人はこんな発明を挙げる。
「顔文字や絵文字、グルタミン酸、インスタントヌードル、デジタルカメラ、ノートパソコン、電気炊飯器、フラッシュメモリ、カラオケ、青色LED、QRコード、リチウムイオン電池」
まえにエジプト人に「エジプトの昼食を見せてほしい」と頼んだら、インスタントラーメンの写真が送られてきたし、確かにこれらのものはいま世界中で使われている。
中国に関してはQRコードがなかったら、いまのキャッシュレス社会はなかったはず。
これは発明品とは違うけど、「近代日本はアジアの国で唯一、列強に名を連ねた国であり、経済面でも初めて欧米諸国を打ち破った国だ。日本は黄色人種が白人に劣らないことを証明した国だと思う」というコメントもあったとか。
さてこの記事に日本のネットの反応は?
・アジアの発展への貢献に限定すれば日本が作った近代用語の造語は絶大
・中国の1番の発明は漢字
・大元を創造するイノベーションは無いかもしれない
ただ魔改造するスキルは世界一だと断言できるw
・中国最大発明は麻雀だろ
・日本の発明が多いのは
物事をつきつめる
「道」の精神と関係ある
では視点を変えて、今度はアメリカ人が選んだ日本のスゲー発明を見てみようか。
インスタントヌードルやカラオケなどこれまでに出てきたもの以外に、米メディアCNNはこんなものをピックアップしている。(2017.09.17)
世界を変えた日本の発明品25選
カラオケ、自撮り棒、トヨタ・カローラ、任天堂のゲーム機、プレイステーション2、ソニー・ウォークマン、うま味、四角スイカ、数独、VHS、柔道
この中でひとつ、場違いと思うのが四角スイカ。
おまえは世界をどう変えた?
世界に影響をあたえた日本の発明なら他にも、フロッピーディスクや“アレ”も忘れちゃいけない。
明治・大正時代の発明家・早川 徳次(はやかわ とくじ)が1912年にベルトのバックルを発明し、その3年後に「金属製繰出鉛筆」を世に出した。
この「金属製繰出鉛筆」とは何か、漢字の意味から想像してほしい。
早川はこの名称をエバー・レディ・シャープ・ペンシルに変え、アメリカで売り出したところ大ヒット。
これが現在のシャープ・ペンシルとなった。
電機メーカーの「SHARP」は創業者の早川 徳次がシャープペンシルにちなんで名付けたのだ。
目の付け所がまじシャープ。
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