タイの人たちは日本についてどう思っているのか?
生魚を食べることに強い印象があるようで、タイでは日本人を「生魚(刺身)の国の人」と表現することがあるという。
くわしいことはこの記事を。
日本料理はすっかり有名になったし、生魚を食べる文化はタイにはないから、「日本=寿司・刺身」というイメージがあるようだ。
では、タイ人は韓国についてどんな印象を持っているのか?
その答えはタイランドハイパーリンクスの記事にあった。(2019年11月7日)
タイのメディアは見出しで韓国人を「キムチの人」と伝える
記事では、タイで起きた韓国人に関する現地メディアのニュースの見出しを紹介している。
・แทงหนุ่มกิมจิ
・แก๊งโหดแทงยับหนุ่มแดนกิมจิ17แผล
・รู้ตัวมือแทงหนุ่มแดนกิมจิ 17 แผล จ.ชลบุรี
・รวบหนุ่มกิมจิคาสนามบิน หลบหนีหมายจับแก๊งพนันออนไลน์มากบดานไทย
太字の「กิมจิ」は「キムチ」という意味のタイ語。
でもこれらは韓国食品を扱った記事ではなく、例えばいちばん上の「แทงหนุ่มกิมจิ」を機械翻訳すると「若いキムチを刺す」となった。
タイで韓国人の若者が刃物で刺された事件を報じる記事らしい。
機械翻訳だから正確なニュアンスは分からないけど(にしてもすごい表現だなオイ)、「刺身の国の人」みたいに、タイ人の感覚としては侮辱や悪意はたぶんない。
タイ人の間では「韓国=キムチ」という確固たるイメージがあるから、タイのメディアが記事に「キムチがナイフで刺された」という見出しを付ければタイ人読者には内容が想像できて、この表現も問題視されないようだ。
タイ的なユーモア表現のひとつかもしれない。
細かいことは気にしねー、という大ざっぱなタイ人の「マイペンライ気質」が影響しているのかも。
キムチは、もともとは朝鮮半島の厳寒期に備えた保存食であり、野菜を塩漬けしたものからはじまった。これに香辛料としてのニンニクやサンショウなどを加えるようになったのが、キムチの原型である。
これに16世紀、日本から唐辛子が伝わって現在の韓国のキムチができた。
タイで「韓国=キムチ(の人)」というイメージがあることについて、韓国人はどう感じるのか?
ネットで聞いてみたから、以下、その返事を紹介しよう。
・嫌がる問題ではないと思います。韓国の番組でも、外国人に対し、Do you know kimchi? とかやってますから、代表的な食べ物です。
・私が思うには、一応、キムチが何かを考えないといけない。キムチは日本の漬物の様なバンチャンの一種です。あえて言うと、一般的に人々が思う食べ物とはちょっと違う。バンチャンを食べて満腹にならないからだ。それで、日本の漬物を”日本を代表する食べ物だ。”と外国人が言われたら、日本人がどう思うのでしょうか?その感情と韓国人が思う感情と違わないと思います。
・“キムチの韓国人”って、人によって受け方が違うと思います。実際「ボサムキムチ」というのは値段も相当高いですし、高級なものです。
悪意さえ無ければ別に問題ないでしょうね。
ボサムの意味は、“風呂敷で包む”ということですが、白菜で中身を包んであるという形から名前をつけてます。
大昔、王様への奉り物として特別に作ってたようですが、これには松の実、栗、夏目、梨やリンゴ下ろしなどを入れて旨味を出したものです。
・キムチも好き嫌いがあるますので、それは何とも言えませんね。
日本でも納豆を食べない人がいますでしょう?(o^^o)
・そう言えば子供のころは気にしました。赤くて辛いの良くたべるわ〜とか言われましたー今はキムチが普及したから、あまり気になりませんわ(^^)
ということで「韓国=キムチ」というタイでの印象については、全体的にはあまり気にならないらしい。
個人的にも悪意がなければ、「刺身が刺された」という海外メディアの記事があってもどうでもいい。(中身は気になるけど)
ちなみに、韓国料理を代表するものは「焼き肉」と答える外国人が多いらしい。
韓国で焼肉とキムチはセットになっていて、「バーベキュー・キムチ食べますか?」と知人の韓国人が鉄板の上でキムチを焼きだしたのはおどろいた。
ボクが答える前に、すでに鉄板にのせているところが韓国人らしい。
それとこれは日本人のコメントだけど、韓国人の男の友人に「キムチ男」と言っても問題なかったけど、女性に「キムチ女」と言ったらメチャクチャ怒られたというから気をつけよう。
まぁふつうはこんな状況はないと思うけど。
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