元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)によると、日本は正気を失っているらしい。
中央日報の記事(2020.10.14)
李容洙さん「日本は正気取り戻していない…ベルリンの少女像撤去してはならない」
ドイツの首都ベルリンに韓国の団体が主導し、慰安婦像を設置したものの、当局から撤去を命じられた。でもそのあとすぐに撤去命令が無効化されて、慰安婦像はいまもそのままベルリンに建ったまま。
イ・ヨンスさんは記者会見で、撤去を求める日本は正常な意識や心を取り戻していないと述べてこうも言う。
「世界の歴史と人権問題解決の象徴である平和の少女像撤去主張は絶対ありえない」
「被害者の恨(ハン)と悲しみであり、後世教育の心臓である少女像の撤去を主張するのは悪い行動であり歴史の罪人になること」
「ドイツも第2次世界大戦敗戦国だが日本と違い反省し誤った歴史を正すのに先頭に立った国。撤去の主張はあり得ないこと」
ところで、こうも激しく日本を非難するイ・ヨンスさんには、重大な疑惑があるのをご存じだろうか。
イさんと30年間も行動をともにしてきた韓国の市民団体の元理事長で、いまは国会議員をしている尹美香(ユン・ミヒャン)氏がことしの春ごろ、そもそもイさんは慰安婦ではなかったというような爆弾発言をしたのだ。
朝鮮日報の社説(2020/05/09)
「(30年前に)李さんと最初に電話で話したときは『わたしではなくわたしの友人が…』だった」と述べ、李さんが元慰安婦ではなかったとも受け取れる反応を示した。
「利用されるだけ利用された」との主張に対し慰安婦団体は問題を全て明らかにせよ
慰安婦の代表的な人物がじつは慰安婦ではなかったかもしれない。
このとき何が真実かわからなくなって多くの人が混乱し、韓国のネット掲示板にはこんなコメントが書き込まれた。
・わたしたちが日本に謝らないといけないようですね。ふふふ。
・これは真実を明らかにしないとダメだろ。納得いかない。
日本に謝罪するというのはおいといて、とりあえず本当にイさんが慰安婦だったのかどうかはハッキリさせてほしい。
その思いは、いままで踊らされた朝鮮日報も同じだ。
もし李さんが慰安婦でなかったのなら、これまで彼らはこれを知りながら利用してきたことになる。もしそのことが事実なら絶対に容認できない。
尹当選人だけでなく、与党と政権は疑惑を解明する責任がある。
もっともなことだけど、2015年にはイさんをノーベル平和賞候補に推薦する動きがあったぐらいだから、韓国政府が真実を解き明かす可能性はまずない。
「もしも」のことがあったら、慰安婦問題が根底からひっくり返ってしまう。
この騒ぎが起こる前から、李容洙(イ・ヨンス)さんの証言内容がよく変わっていたことで、どの話が真実なのか?そもそも本当にこの人物は慰安婦だったのか?という疑問は持ち上がっていた。
例えば、
「国民服を来た日本人の男から、ワンピースと革靴をもらってうれしくてついて行った」
と話していたのに、別の時には、
「日本の軍服を着た男らが家にやってきて、男から何かとがったものを背中に突きつけられ船に乗せられて行った」と内容が変化した。
しかも「日本軍に強制連行された」という話に変わっていたことから、産経新聞は信憑性がないと指摘。
イさんの証言を確認をした歴史学者の秦郁彦もこう話す。
「連行された時の年齢が、14、15、16歳と、実に“3種類”。時には「44年、16歳で台湾に連行され、慰安婦の生活を3年間(1944年-1947年)も強いられた」と語るのだが、それでは終戦後も慰安婦として働いていたことになってしまう。」
結局いまも、何が真実か確認されないまま慰安婦問題は、ドイツの慰安婦像の碑文に書かれているように、日本が女性を強制的に連行し性奴隷にしたという、まったく根拠のない話が事実として世界中に広がっている。
こうした歴史わい曲の被害者がドイツにいる日本人で、彼らは像を撤去するようベルリンの区に要望を伝えたという。
でも韓国から見ると、これが「悪い行動であり歴史の罪人になること」になる。
イ・ヨンスさんが慰安婦だったかどうかを明らかにするのは韓国にまかせるとして、日本政府は海外に伝わる誤解を解く努力をしてほしい。
これ以上、真実と日本人が犠牲にならないように。
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