クイズから!
次の人物はだれでしょう?
「予も伴天連らが一つのことに専心しているように、すでに最高の地位に達し、日本全土を帰服せしめたうえに、もはや領国も金も銀もこれ以上獲得しようとは思わぬし、その他何も欲しくもない。ただ予の名声と権勢を死後に伝えしめることを望むのみである(ルイス・フロイス 戦国時代)
「日本絶賛語録 小学館」
*権勢(けんせい):権力を握っていて威勢のいいこと(デジタル大辞泉)
伴天連(バテレン): カトリックの宣教師のこと
答え:豊臣秀吉
秀吉ははじめ、キリスト教に対して好意的だった。
でも後年、その態度が一変し、キリスト教を禁止する。
秀吉はキリスト教にある「人間を奴隷にしてもいい」という考えが許せなかった。
ところで、この絵を見て不思議に思わない?
顔に比べて、秀吉の手が小さすぎなくない?
じつは豊臣秀吉には指が6本あって、本人がそれにコンプレックスを感じていたから、あえて小さく描かせたという説がある。
目立たなくするように。
今日(2016年の11月17日)は、韓国にとって特別な日。
なぜなら、修学能力試験(修能)が行われるから。
この修能は、日本のセンター試験にあたるもの。
韓国人にとっては、とても非常にマジで大切な試験になる。
「一生が決まる試験だから」
そう言っても過言ではない。
韓国人もきっと、「そうぞう」と首を縦にうなづくだろう。
11月17日に、その運命の日を迎えた。
この日は、韓国が国をあげて受験生をサポートする。
その様子は、日本では考えられないほど熱狂的だ。
今回は、そんな修能の日の韓国の様子を伝えていきたい。
【写真】韓国できょう大学修学能力試験 「センパイ、がんばって!」
光州(クァンジュ)雪月(ソルウォル)女子高等学校の受験生が後輩の応援を受けている。修能受験生は昨年より2万5200人減となる60万5987人。受験生は17日午前8時10分までに指定された教室に入らなくてはならない。
後輩が応援に来るのはいいけど、この日は木曜日のはず。
後輩は学校に行かなくていいのだろうか?
この日は、休みになるのかな?
でも、ここまでは分かる。
下のサイトの画像では、後輩の女子高生が受験会場の門の前で集団で土下座をして、先輩の健闘を祈っている。
や、やり過ぎじゃないかなあ・・。
と思うのは、修能の大切さを分かっていない日本人だからか?
この修能の日は、韓国という国家が全面協力して「受験生のための日」になる。
先ほどの記事には、こんな文があった。
「受験生は17日午前8時10分までに指定された教室に入らなくてはならない」
時間厳守。
もし、遅刻しそうになったら、この日は警察のパトカーや白バイを使ってもいいことになっている。
サイレンを鳴らしながら、パトカーや白バイが受験生を試験会場に送り届ける。
これは、過去の修能の日の様子。
国民総出の狂乱受験体制で、パトカーや白バイが遅れた受験生を運ぶニュースはこの時期の風物詩になっていますね。
これもやり過ぎだろう・・・。
と思ったボクは、まだ甘かった。
韓国人にとっての修能の大切さは、こんなものではない。
修能が終った今ごろは、家でこんな韓国人が続出しているはず。
この日には、英語のリスニング試験で雑音がしないように、韓国全土で航空機の離着陸が禁止されるのだ。もちろんこれは毎年のこと。
くわしいことはこれをどうぞ。
韓国で「こんな国は恥ずかし過ぎる」の声も=韓国政府が航空機離着陸を全土で一時禁止に
「35分間、全国1183の航空機の運航が全面的に禁止される」
この35分間のためにかかる労力、時間、費用は、いったいどれだけのものなのか?
う~ん、想像もできないぞ。
とてつもなく膨大なものであることは、間違いない。
韓国は国をあげて、ここまで受験生をサポートする。
批判があっても、このようなことは毎年行われている。
ということは、国民が修能の大切さを分かっていて、全力でサポートするという合意があるからなんだろう。
韓国のこの一体感はすごいと思う。
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