今日のニュース
中国のCCTV(中国中央テレビ)の記者が宅配業の会社に潜入して、密かに取材を行った。
そこで行われていた仕分けの実態が、アンビリバボー。
中国宅配業者の実態!乱暴な扱いは日常茶飯事、しまいには商品を盗み食い
スタッフらが商品を乱暴に投げたり足でけったりすることは日常茶飯事で、割れやすい物も同様に乱暴な扱いだった。(中略)スタッフらは休憩中に商品を椅子がわりし、あろうことか配送するはずの商品の梱包を破いて勝手に食べる場面もたびたび見られた。
日本の宅配業者はどうだろう?
韓国と北朝鮮の国境
3、4年前に、韓国人の友人を京都に案内したことがある。
そのときは、韓国人の男2人と女1人とボクの計4人で、寺と神社めぐりを楽しんでいた。
最初は韓国人の男女1人ずつという予定だったけど、当日韓国人女子にこう言われた。
「今日、私の友だちが来ます」
これだ。
「友だちを呼んでもいいですか?」
とは聞かない。
もう話が決まっている。
しかも、当日の朝に言うかね。
「分かっていたら、前もって言ってくれ」と思うのは、ボクが日本人だからなんだろうなあ。
「友だちなんだから呼んだっていいじゃん。そのことは、その日に言えばいいじゃん」と思うのが、韓国人なんだろう。
ということで、その日の夜に祇園のちょっと良さそうな店で4人で話をした。
そのときに話題にしたのが、前からボクが聞きたかった韓国の徴兵制のこと。
韓国の成人男性は約2年間、軍隊に入らないといけないのだ。
日本と韓国との違いはいろいろあるけれど、徴兵制があるかないかということは決定的に違う。
日本では徴兵制の導入なんて考えられない。
「今の日本に徴兵制が必要かどうか?」なんていう議論すらない。
まったく必要がないから。
この日会った韓国人の2人は、すでに軍隊での生活を終えていた。
そこで、彼らから軍隊で生活について話を聞くことができた。
でも、軍隊生活の様子は次回書くことにする。
今回はそのことと深く関わっている戦争と憲法について書いていきたい。
日本と韓国が大きく違うことが分かる。
「日韓平和友好会談」が行われたのは、このお店。
韓国人の友人は、「ここの味噌田楽が今まで食べた物のなかで、一番おいしい!」と感激していた。
日本人のボクには正直、「まあまあ、おいしい」ぐらいだったけど。
なんで韓国に徴兵制が必要かというと、韓国は今もまだ戦争中だから。
日本は戦後70年間、戦争がない。
これは日本人が誇りに思っていいこと。
このブログに「日本人が『日本すげえ』と自画自賛するのは、気持ち悪い」とコメントした人がいた。
けど、他国を侵略したことも他国から侵略された経験もないことは声を大にして言ってことだと思う。
「それも気持ち悪い!」というは、そう思っていたらいい。
この点で韓国は違う。
韓国は1950年に北朝鮮と戦っている(朝鮮戦争)。
1950年6月に南北朝鮮を分かつ北緯38度線付近で武力衝突し、それぞれ米軍を中心とする国連軍、中国義勇軍の支援のもとにほぼ朝鮮半島全域を戦場とした国際紛争。1953年7月、休戦協定が成立。
デジタル大辞泉の解説
はい、上の記述でポイントは2つ。
まず、「国連軍」と書いてある。
前になにかのテレビ番組で「国連は戦争を否定している」と言っていたけど、そんなことはない。
国連軍として戦争に参加している。
それと「武力衝突し」というところ。
これでは韓国か北朝鮮か、どちらが先に戦争をしかけたのか分からない。
その点、「世界史用語集(山川出版)」はハッキリさせている。
「朝鮮民主主義人民共和(北朝鮮)から大韓民国(韓国)への侵攻で始まった戦争」
「北朝鮮から韓国に攻撃を仕掛けたことで始まった戦争」と明確に書いている。
「デジタル大辞泉」では「武力衝突し」という記述をすることで、どちらが戦争を始めたのかをあいまいにしている。
こういう記述は、大辞泉だけではなくて他にもある。
そのせいか、韓国旅行で会った日本人の旅行者からこんなことを聞かれたことがある。
「朝鮮戦争って、どっちからし仕かけたんですか?」
これを韓国人に聞いたら、あきれられるか怒られるだろう。
「朝鮮戦争は、北朝鮮がはじめた戦争ですっ!」と。
現在、韓国は北朝鮮と休戦協定を結んでいるけど、まだ戦争が終わったわけではない。
それで、徴兵制が必要となっている。
この写真は、ソウルの大通りにあった朝鮮戦争のときの様子。
日本と韓国のちがいは、憲法にもよくあらわれている。
まず日本は、1度も憲法を変えたことがない。
これに対して、韓国は憲法を9回も変えている。
まあ、日本が憲法を変えようとしたら、韓国はイヤな顔をするんだろうけど。
それと平和についての考え方も違う。
日本の平和主義は、憲法9条によって決定づけられている。
ちょっと、中学校の復習をしてみましょうか?
憲法9条の核となる考え方は「戦争放棄」・「戦力の不保持」・「交戦権の否認」の3つ。
韓国憲法はこれとは大きく違う。
国軍は、国家の安全保障と国土防衛の神聖な義務を遂行することを使命とし、その政治的中立性は遵守される」とされ
(第五条)、さらに「すべての国民は、法律の定めるところにより、国防の義務を負う」という条項(第三九条一項)をもっている(「市民」とは誰か 佐伯啓思)
韓国の憲法では、日本の平和主義の根源となる「戦争放棄」・「戦力の不保持」・「交戦権の否認」の3原則をすべて「否定」している。
これを認めたら、北朝鮮から攻め込まれたときに国を守ることができなくなる。
日本でも自衛ための戦争さえも禁止されているかどうかは、議論が分かれるところだけどね。
日本からしたら、韓国憲法の内容は考えられない。
「国軍は、国家の安全保障と国土防衛の神聖な義務を遂行することを使命とし」
「すべての国民は、法律の定めるところにより、国防の義務を負う」
こうした記述が日本国憲法に書かれるとしたら、日本はどうなるのだろうか?
天地がひっくり返るような大騒ぎになることは間違いない。
憲法の内容が大きく違っているとはいっても、韓国も日本と同じように平和を求めている。
平和の求め方が違うだけ。
韓国は1948年に建国したときから、北朝鮮との緊張関係がある。
途中の1950年には、実際に戦火を交えている。
だから、日本とは国家が存在している前提が違う。
日本とは違った方法で、平和をたもっているということ。
では次回、友人の軍隊生活について書いていきたい。
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