【金ならない!】江戸時代の日本人が考案した制裁「桶伏せ」

 

カナダで無銭飲食をした女が警察に捕まった。
それだけなら世界中にあることで、「前代未聞」ということはないけど、金がないのに高級レストランで食事をしたこの女の場合、トイレから換気ダクトに入って逃走を図ったものの、駆け付けた警察官の目の前で天井を突き破って落ちてきたことから国際的な話題となった。

王立カナダ騎馬警察が公開した動画には、「dine and dasher just dropped!」(無銭飲食をした人間が落ちてきた!)とある。

 

 

こういう無銭飲食は昔から世界各地であるけど、その罰として「桶伏せ」というユニークな方法を考え出したのは日本人だけだ。

江戸時代、吉原や京都・大阪などの遊郭で「サービス」を受けたにもかかわらず、「金ならないっ」と開き直るような男がいた場合は制裁として、小さな窓を明けた風呂桶(ふろおけ)にそのヤロウを閉じ込めて路上でさらし者にすることがあった。

 

 

食事はもらえたらしいのだけど、しょ〇べんやう〇こは桶の中でしないといけない。
誰かががお金を持ってくるまで、数日間でも「桶伏せ」でさらし者にしていたというけど、まぁこれで殺すことはなかっただろう。

「桶伏は元手の入つた恥をかき」という川柳があるように、恥をかかせることがこの制裁の目的。
これは民間人が勝手におこなったことだから、江戸時代のリンチになる。

これに日本のネットの反応は?

・タダでサービス受けた上に折檻までしてもらえるのかよ
・ここまでがプレイと感じる輩もいるんでないかな
・ヒキガエルは植木鉢に石を載せてこれをやっても時間をかけて自力で脱出す
・ちょっと居住性良さそうじゃん
・これは復活希望だわ

 

幕末の武士(慶応4年:1868年)

 

江戸時代の日本人は名誉を大事にしていて、人前で恥をかかされることをものすごく嫌っていた。
日本人の考え方や行動を外国人に説明した、新渡戸稲造の『武士道』にはこんな一文がある。

「恩借の金子御返済相怠り候節は衆人の前にてお笑いなされ候とも不苦候」

もし借りたお金を返済できなかったら、みんなの前で笑ってもらってかまわない。

当時の日本人には笑われて名誉を失うぐらいなら、死を選ぶような人もいたと思うから、「桶伏せ」も効果的な制裁だったのだろう。
もちろん、それを屁とも思わない人間もいただろうけど。

 

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武士や多くの日本人は、自慢や傲慢を嫌い忠義を信条としたことに触れ、家族や身内のことでさえも愚妻や愚弟と呼ぶが、これらは自分自身と同一の存在として相手に対する謙譲の心の現れであって、

武士道

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。