今の韓国がどこに向かっているのか分からない。
韓国大統領府が性的不能治療薬のバイアグラを大量購入していたことが判明した。
それで野党が批判している。
11月23日の産経新聞の記事から。
大統領府報道官は、バイアグラが高山病に効果があると聞き、今年5月に朴槿恵大統領が標高の高いアフリカの都市を外遊するのに備えて買ったと主張した。
「大統領府がバイアグラ購入 『高山病に備えて』と説明 購入動機に疑念」
こう主張しているのだけど、大統領府は別に大量の高山病薬を購入しているという。
なんでまたバイアグラを買ったのか?
「今が攻め時!」と野党は思ったのだろうけど、攻めるポイントがずれてる気がする。
韓国人にとって、従軍慰安婦の問題はどれだけ大きいのか?
IMFを受け入れたときの韓国の様子を見れば少しは分かる。
*1997年、通貨危機(国家破綻の危機)にあった韓国が国際通貨基金 (IMF) に救済されたこと。くわしいことはここをどうぞ。
韓国での「IMFショック」の衝撃の大きさは、「この百年間の歴史に起きた三度目の亡国体験」(反日を捨てる韓国 呉善花)と言われるほどのもの。
ちなみに、1度目の「亡国」は1910年の日韓併合で、2度目は1950年の朝鮮戦争のこと。
そして3度目が、このIMFの管理下に置かれたことをさす。
さすがの韓国でも、このときばかりは反日を叫ぶ元気がなくなったらしい。
「沈黙の韓国」という状態。
いまでは反日の声がほとんど姿を消している。
毎年、日本支配下の植民地からの独立運動が起きた日を記念する三月一日の独立記念日には、反日の声がとくに高らかに唱えられたものだ。が、九八年の三月一日は、それは静かなものだった。(「反日」を捨てる韓国 呉善花)
そんな「反日が消えた韓国」においても、従軍慰安婦の問題だけは例外。
ただ従軍慰安婦問題についてだけは、金大中大統領が「人間以下の扱いをしたことに対して日本にきちんとした賠償の要求をしていく」という声明を発表したこともあり、依然としてその姿勢に変化はみられない。
(「反日」を捨てる韓国 呉善花)
こんな韓国で、「慰安婦は日本軍に強制連行されてはいなかった」という主張をした勇気ある大学教授がいた。
でも、その勇気の代償はあまりに大きかった。
それ以上に理不尽だった。
「韓日強制併合」とは、1910年の「韓国併合」の韓国側のよび方。
バス停でも見られるぐらい、この「韓日強制併合」という言葉は韓国人の日常に溶け込んでいる。
慰安婦の従軍強制連行を否定する。
これは、韓国での最大のタブーの1つ。
「日本の植民地時代だったとき、日本軍が韓国人の女性を戦地に強制連行して慰安婦にした」
韓国では、これが事実だと信じられている。
これが事実ではなかったということは、朝日新聞がその誤報を認めて謝罪したことからも明らか。
でも、韓国ではこれを否定することは許されない。
この話を名門ソウル大学の李栄薫(イ・ヨンフン)教授が韓国で否定してしまった。
韓国・ソウル大の李(イ)栄(ヨン)薫(フン)教授が、慰安婦性奴隷説を明快に否定したインターネットテレビでの連続講義「李栄薫教授の幻想の国」が話題を呼んでいる。
(ウィキペディア)
この教授は慰安婦についてこう言った。
「従軍慰安婦は売春業」
「朝鮮総督府が強制的に慰安婦を動員したと、どの学者が主張しているのか」
よくこれを韓国で言えたな。
でも、韓国人がこの発言を許すわけがない。
一部の人間は、火のごとく怒り狂った。
大学教授を辞めさせるようにソウル大学に迫っただけではなく、公の場で集団暴力も行った。
そのことはこのブログ記事にくわしく書いてある。
「『慰安婦が強制連行されなかった』。そんな主張は間違っている。なぜなら~」と具体的な根拠を示して、この大学教授を黙らせるのなから分かる。
なんで言葉に対して暴力で対抗するのか?
それ以上に、こうした集団で殴って蹴って黙らせるというやり方を、韓国では広く支持されるのだろうか?
そんな国ではないと思いたいけどね。
では、日本はどうだろう?
戦争中で、軍国主義の時代だった日本であれは、「この戦争で、日本はアメリカに負けるのではないか?」と言えば、「この非国民め!」と殴られたたり蹴られりすしたとは思う。
でも、「慰安婦の強制連行はなかった」と発言したこの教授への受難はまだ続く。
それは次回に。
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