日本にある食べ物で外国人がおどろくもの。
それは山ほどあって、たとえば知人のドイツ人はひとつ150ユーロ(約2万円)の四角いスイカにド肝を抜かれた。
「日本推し」のラトビア人YouTuber・アルトゥルさんの場合はこれだった。
驚かずに聞いてほしい…
日本へ行くと、パンに麺を挟んだ“焼きそばパン”というものがある…
わかる…わかるぞ…
炭水化物に炭水化物挟んで、何してんだ!というその気持ちわかるぞ…
しかし、この組み合わせは最強、ベストマッチとも言えるうまさなんだ…
焼きそばパンもコロッケパンも…まじ美味すぎ pic.twitter.com/os4FsoBleu— アルトゥル😍日本推しYouTuber📺 (@ArturGalata) February 3, 2021
パンに麺をはさんだ、シンプルだけど奥深い「焼きそばパン」。
これは日本人の発明だから、「炭水化物に炭水化物挟んで、何してんだ!」と衝撃を受ける外国人もいる。
でこれに日本のネット民は?
・焼きそばパンはよく名前があがるけど
ナポリタンパンも美味しい
・オムそばめしも作ってみたらおいしかった。
そばめしは絶対ないとおもっていたよw
・紅生姜がいいアクセント
・焼きそばパンはあってもたこ焼きバンとかお好み焼きバンは、見たことない。
・パンで驚いてはいけない
焼きそば定食もあるのだぞ
屋根の上にもうひとつ屋根をつくるような、そんな無駄な行為を日本語で「屋上屋を架す」という。
日本には焼きそばパンやコロッケパンのほかにも、ポテサラパンなど「炭水化物+炭水化物( 英語ならcarb+carb)」を組み合わせたパンがある。
発想としては「屋上屋」と似てるけど、けっして無駄ではなくて絶妙なマッチング。
だから外国人が見たら衝撃的でも、口に入れると「最強、まじ美味すぎ」となる。
こともある。
日本人が考案したナポリタンをパンにはさんだ「ナポリタンロール」もある
知人のトルコ人女性の場合は焼きそばパンを日本のアニメで知って、どんな味かずっと気になっていた。
*「日本推し」のラトビア人のきっかけもアニメだったかもしれない。
その後、日本の大学への留学がきまって日本での生活が始まって、焼きそばパンなんてすっかり忘れていたある日、学校の購買でこれを発見。即買いしたのは言うまでもない。
それまでは二次元でしか見たことなかった焼きそばパン。
手に取って口に入れると、「なにこのマリアージュ(最適な組み合わせ)!コッペパンのほのかな甘みと焼きそばの濃厚ソースの相性が絶妙!」というほどの感激はなく、「まぁアリかな」といったていど。
どちらかといえば美味しいけど、カロリーが化け物だからもう手に取ることはない、というのがこのトルコ人の感想だ。
パンに焼きそばという炭水化物×2のこの組み合わせには、「最強、ベストマッチとも言えるうまさなんだ」と感動するラトビア人もいるし、「一度で十分」というトルコ人もいる。
この食べ物がハマるかどうかは国籍じゃなくて個人の舌による。
上のトルコ人にとっては焼きそばパンの味よりも、「これアニメで見たやつ!」と発見したときの感激のほうが大きかった。
確かに焼きそばパンはオンリーワンで、独特の特徴や存在感がある。
日本のアニメでガラの悪い先輩やいじめっこの同級生が「おいおめー、ちょっと買ってこいや。ダッシュで!」と他の学生にからむときは、焼きそばパン(かコロッケパン)を指定するケースが圧倒的に多い。
この陰湿なシチュエーションに、メロンパンやジャムパンの組み合わせはマリアージュとはいえない。
そういえば知人の台湾人が学園もののアニメを見ていて、焼きそばパンがすごく気になったと言っていたのを思い出した。
ほかにも、カロリーモンスターでダイエットの大敵という特質を活かして、美少女に焼きそばパンを食べさせることで、見ている人に親近感を感じさせるなどキャラ設定の幅が出てくる。
その代表的キャラがアニメ「この素晴らしい世界に祝福を!」に出てくる女神アクア。
人間のカズマに命じられ、ダッシュで焼きそばパンを買いに行って、帰りにそれをほおばるアクアはとても印象的だ。
焼きそばパンを口に入れてるアクアのご尊顔
このパンでないとこの表情は出させない。
このように焼きそばパンは食べ物の枠を超えてアニメやマンガ、ひいては日本文化に欠かせない一品になっている。
だから外国人がこの日本の発明品を目にする機会は多いはず。
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