では、楽しい韓国観光を!②役立つアプリ・安全重視の旅行計画

 

さて、前回に続いてタクシーのぼったくりの話。

外国でタクシーを利用するときには、「およそいくらぐらいなのか?」という目安を知っておくといい。

たいていの国であれば宿のスタッフが教えてくれるはず。

高級ホテルだったら安全なタクシーを手配してくれるけど、料金は高い。
タイの場合、自分でつかまえたタクシーに比べて2倍ぐらいした。

でも韓国旅行なら、宿のスタッフに聞く必要はなさそうだ。
韓国旅行サイト(KONEST)の掲示板で、良いアプリを紹介してくれている。

コネスト韓国地図」というスマートフォンアプリがあれば、およそのタクシー料金が分かるらしい。

*ボクはこれを使ったことがないから、紹介するだけ。

私が利用したのは、
『コネスト韓国地図』スマートフォンアプリです。
出発地と到着地を選んで、タクシー検索すると
目安が出ます。

ちなみに、ソウル駅から北村の韓屋ゲストハウスで検索すると
料金:5,300ウォン
距離:5.25km
時間:13分
と表示されます。
実際の料金は5,700ウォン(一般タクシー)
でした。

 

このアプリで目安となる金額が分かるなら、タクシーを捕つかえたときに、その料金で行ってもらうようにドライバーと交渉してもいい。

それが可能だったら、だけど。

 

ただ「遠回り」については、それに気がついたしても文句を言うことはなかなかハードルが高いと思う。

 

これは、ソウルの旧市庁
日本の植民地だったときに、建てられている。

 

ここまで記事を読んできて、韓国でのタクシー利用は「いろいろ面倒くさいなあ」と感じた人におすすめの方法がある。

 

いっそのこと、タクシーをつかわなければいい。

実際、韓国旅行サイトの「ソウルナビ」でも、それをすすめている。

ナビから、ぼったくりのタクシーにあわないための対策を提案します。

1.(できるだけ)タクシーに乗らない

地下鉄はだいたい月曜日から金曜日は午前1時、土曜日と日曜日が午前0時まで終電の時間となります(終着駅基準)。バスは路線によりますが、もう少し遅い時間も運行していることがあります。

ぼったくりタクシーの被害に遭わないために

 

「タクシーに乗ってぼられたくなかったら、タクシーに乗らなければいい」

これは言葉遊びではなくて、真理でもある。

ボクがアフリカに行く前に、マラリアという病気を防ぐ方法やどんな予防薬が良いか医者に聞いたところ、こう言われた。

「マラリアにかからない最善の方法は、蚊にさされないことですよ。これ以上良いの方法なんてないんですよ」

これと同じ。

 

解決が難しい問題を解決するために、こんな方法をとることがある。
つまり、発想の前提を変えてしまう。

「模範タクシーやインターナショナルタクシーに乗る」

「運転手の証明書の写真を撮る」

「ナンバープレートを確認する」

「黒塗りのバンには乗らない」

これら方法は、すべて「タクシーに乗る」ということを前提にしている。
でも、どれをやったとしても「100%ぼったくりを防ぐ」ということはできない。

 

だから、その前提を変えて「タクシーには乗らない」ということにする。

これが前提なのだから、韓国旅行の計画もこれにもとづいて決めることになる。
「タクシーには乗らない」ということを条件にする。

 

ソウルは地下鉄が発達しているから、ほとんどの観光地には地下鉄で行くことができる。地下鉄で行けないところには、行かないように計画から外す。

深夜にタクシーに乗るときはホテルに戻るときだろうから、自分が行きたい繁華街のすぐ近くにホテルをとる。
タクシーに乗らないという条件で、観光地をまわる、買い物をする、ホテルで休むというスケジュールを立てる。

ソウルなら、それは問題なくできるだろう。

 

旅行の計画を立てるときは、「食べたいお店」といった何らかの基準があるはず。

その際、「安全」という条件も重視して観光の予定を立てることをお忘れなく。

 

 

あたり前だけど、韓国の多くのタクシー運転手はぼったくりなんてしないで仕事をしている。

でも一部にぼったくりドライバーがいて、運悪くそういう人間と出くわしてイヤな思いをする日本人の観光客もいる。
そのことで、韓国のイメージも落ちてしまう。

そんなことがあったから、今回はこんな記事を書いてみました。

では、Good Luck!

「鶏一匹(にわとりいっぴき)」という、変わった名前の鍋料理。

ふつうの韓国のガイドブックには、「タッカンマリ」と書いてある。

 

これがそのタッカンマリ。
冬に食べると体があったまっていいんだけど、カロリーがハンパない。

 

おまけ

この記事でも書いたことだけど、なかなか解決策が見つからないときには、発想の前提を変えると問題が解決することがある。

どうしても解決策が見つからないときは、そもそも前提が間違っている場合があるから。解決策が見つからないような前提になってしまっている。

だから、その前提そのものを変えてしまえば、縛りがなくなってまったく別の解決方法が見つかることもある。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。