前に竹島のことを書いた。
その竹島について、韓国がまたまた怒っている。
中央日報の記事(2017年01月28日)から。
日本、「竹島は我が国固有の領土」教育強化…学習指導要領に初めて明記
日本政府が「竹島〔韓国名・独島(ドクト)〕は我が国の固有の領土」とする内容を小中学校社会科学習指導要領に明記するよう改定することを決めた。
これは日本の新聞でも報道されていた。
なんてったって、文部科学省が「竹島は我が国の固有の領土」と小中学校の学習指導要領に書くのは初めてのことだから。
ということは、これがこれからの日本人の認識や常識になるということでもある。
だから、覚えておきましょう。
これと同じことを、岸田外相が言っている。
「国際法上も歴史的にもわが国固有の領土である」と。
それが日本の立場だから仕方がない。
でも韓国人目線では、それは妄言になる。
そして、それを子どもたちに教えることは「わい曲」した教育になってしまう。
法的拘束力がある学習指導要領に独島領有権主張を記載することによって、日本の児童生徒に対するわい曲した領土教育を強化するという意味と取れる。
韓国の主張と違うことは、「妄言」になる。
韓国の新聞は、この妄言という言葉が好物でよく使う。
さらに、この「わい曲」という言葉も、韓国の新聞は大好き。
「妄言」と「わい曲」という言葉は、韓国紙ではお約束のフレーズ。
ここでは「わい曲した領土教育」と書いているけれど、「歴史教育がわい曲している」という表現もよく見る。
これらは韓国人の考え方や発想を理解するキーワードだから、覚えておこう。
わい‐きょく【歪曲】
事実をわざとゆがめて伝えること。
「この報告は事実を歪曲している」デジタル大辞泉の解説
日本の領土教育や歴史教育は「わい曲している」というのは、韓国ちの考え方や認識だけが正しいと思っているということ。
「自分との違いは間違いだ」としか考えられなかったら、韓国にとって良いことだとは思わないけどね。
韓国の新聞を読んでいると、妄言やわい曲の他にも日本の記事で独特の表現がある。
「真の反省をすべき」
「心からの謝罪が必要」
「日本は世界(国際社会・アジア)から孤立する」
こんな言葉を使う前提には、「韓国の考えは日本より正しい」という固定された考えがある。
さらに、「韓国は日本より道徳的に優位に立っている」という認識もある。
韓国の新聞を読むと、そんな韓国人の価値観がわかってくる。
今回は、そのことを知っておきましょう。
ソウルのスーパーで売っていた「独島は我らの領土のり」。
のりのパッケージにまで政治アピールをしているのが、韓国人マインド。
でも、日本のスーパーで「竹島は日本固有の領土のり」なんてのを売っていたら、韓国で大騒ぎになるはず。
韓国人は、日本人が韓国人と同じくことをするのを許さないからね。
先ほどの記事には、こんな文章もある。
安倍晋三政権が駐韓日本大使館と釜山(プサン)日本総領事館前の少女像設置に反発し、長嶺安政駐韓日本大使と森本康敬釜山総領事を一時帰国させ、韓日通貨スワップ再協定交渉中断などの報復措置を断行するなどして膠着状態に陥った韓日関係はより一層冷え込む見通しだ。
あれ?
ちょっと待ってくれないか?
「韓日関係はより一層冷え込む見通し」になったのは、日本のせいじゃない。
韓国が日本と交わした約束を守らなかったからでしょ。
それだけではなく、釜山に慰安婦像を建てることを許してしまった。
それは日韓合意の精神に反している。
韓日関係が冷え込んだのは韓国に責任がある。
でも、こんな記事の書き方はよくある。
自分がしたのに、まるで何かをされたかのように書く。
加害者が被害者のような心境になって語る。
これも、よくある韓国人マインドです。
覚えておいてくださいね。
テストに出しますよ?
さて韓国の新聞を、さらに見ていきましょう。
岸田外相が「竹島は日本固有の領土である」と言ったことに、韓国の与党はお約束のこんな反応を示している。
朝鮮日報の記事(2017/1/17)から。
日本政府はかつての帝国主義の歴史を振り返り、真摯(しんし)な省察と反省および謝罪をすべき」と主張した。
独島:韓国与党「岸田外相の妄言、日本政府は謝罪を」
また、与党の報道官も「妄言」を吐いた岸田外相に謝罪を求めている。
セヌリ党の金成願(キム・ソンウォン)報道官はこの日、論評を通じ「岸田文雄外相が大韓民国の独島について『日本固有の領土』と妄言を吐いた」と述べ、謝罪を要求した。
日本の外務大臣が、日本の立場でものを言うことは当然。
「竹島は韓国の領土である」なんて言ったら日本の外務大臣をすぐに辞めないといけない。
韓国の政治家や新聞は、「妄言」や「わい曲」という言葉がお気に入り。
そんな日本の「妄言」や「わい曲した歴史観」に対しては、
「真の反省をすべき」「心からの謝罪が必要」なんて言ったり書いたりする。
そして韓国への反省や謝罪がない場合は、「日本はこうなるぞ」と不気味な予言をする。
「これでは、日本は世界(国際社会・アジア)から孤立することになるだろう」と。
もうこれらの言葉がなかったら、韓国の新聞じゃない。
ちなみに、韓国の新聞で「日本は世界(国際社会・アジア)から孤立することになる」という表現をずい分前から見ている。
でも世界やアジアの中で、日本の好感度が韓国より低かったということを一度も聞いたことがない。
一体日本はいつになったら、世界から孤立してしまうのだろう?
前回にも書いたけど、韓国人基準で見たら今の日本には妄言と右翼であふれている。
外務省のホームページや教科書にも「竹島は日本固有の領土」って書いてあるし、ほとんどの日本人は、岸田外相の言葉を支持するから。
だから韓国の与党は、ほぼすべての日本人に対して反省と謝罪を要求していることになる。
実質的にそういうこと。
こういう発想が、「韓国は日本より道徳的に優位に立っている」ということなんだけどね。
「お互い人間なんだから、話し合えばわかる」っていうのは、相手がこちらの意見に耳を傾ける態度があることが条件。
日本が日本の立場でものを言うと、「妄言を言うな。反省と謝罪をしろ」と怒る人たちと、どうやって話し合いができるのか?
日本の新聞は、時どきそんなムチャなことを書く。
まずは、話ができる環境を整えなきゃ。
そのためにも、韓国の新聞はもうこんな言葉を使わない方がいい。
「妄言・わい曲・真の反省・心からの謝罪・世界(国際社会・アジア)から孤立する」などなど。
こんな言葉を聞いて愉快になる日本人はいない。
それに、「妄言を謝罪しろ。反省しろ」なんて言葉はもう日本人には通じない。
韓国の新聞は「日本が右傾化している」とよく不安視するけど、そうさせている理由は韓国にもある。
新聞がこんな感情的な表現を新聞が使っているから。
それを読む日本人は嫌悪感を感じるし、韓国人も「これが当然」と思ってしまう。
個人的には、日本と韓国が対等な立場で信頼関係を築いてほしいと思っている。
それを難しくさせている理由には、こんな言葉が韓国社会に氾濫していることがある。
妄言・わい曲・真の反省・心からの謝罪・世界から孤立などなど。
こんな言葉を日常的に見たり口にしたりしていると、それが当然のことや常識になってしまう。
だから、日韓関係はうまくいかなくなる。
日本に対してそういう言葉を使うのはもうやめれ。
おまけ
前回、ヴォルテールの言葉の言葉を書いた。
世界的な偉人だけあって、良い言葉を残しているんですわ、この人は。
それを最後におまけとして紹介します。
歴史は自由な国においてのみ真実に書かれうる。
一国は他国の滅亡なしには勝ちえないし、不幸な人々を生ぜしめないでは征服しえない。それゆえ、自国の強大を願うことは、隣国の不幸を願うことである
自分のことを賢明と考えている人間は、まことにとんでもない馬鹿者である
迫害されるのは英雄の運命である
これらの言葉は、「ヴォルテール 名言集・ 格言 ~最大級~」と「ヴォルテール 名言集および格言集」から。
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