海外で会った旅行者と話をしていると、時どきこんなことが話題になる。
「世界の国の中で、どこの国のパスポートが『強い』のか?」
この場合の「強い」というのは、ビザなしで入国できる国の数がたくさんあるということ。
「ビザなし」とは、事前にビザを取る必要がないということで、空港ですぐにビザをもらえることもふくむ。
念のためにいうと、ビザとはその国に入るために必要な許可証のこと。
どこの国だって、テロリストや犯罪をおかしそうな人間なんて入国させたくない。
だからビザがあるということは、「この人間は入国させても大丈夫!」ということを証明しているようなもの。
大ざっぱな見方をすると、「事前にビザを必要としない国」というのはその国が世界からそれだけ信用があるということにもなる。
これも大まかな言いかたになるけど、強いパスポートほどビザなしでたくさんの国に行くことができる。
ビザのスタンプ
たとえば日本のパスポートを持っていたら、タイに行く前にタイのビザを取る必要がない。
空港の入国審査で日本のパスポートを出せば、すぐにタイのビザをくれる。
だからタイには簡単に入国できる。
でも外の国のパスポートだとそうはいかないこともある。
タイに行く前に、タイのビザを取らないといけない国もある。
ビザを取るためには、時間と手間がかかってけっこう面倒くさい。
いろいろな書類をタイの大使館に提出することは当たり前。
その他に、銀行口座にいくら預金があるのかを証明したり、タイ大使館の職員の面接をしなければいけなかったりすることもある。
だから、ビザなしで入国できるというのは本当に恵まれている。
GOといっても、簡単には行けない国もある。
さて、世界の国の中でどこの国のパスポートが「強い」のか?
「Passport Index」がパスポートの強さをランキングにして発表している。
Global Passport Power Rank 2017
このランキングのトップ3は、次のとおり。
1位、ドイツ、シンガポール
2位、スウェーデン
3位、デンマーク、フィンランド、イタリア、フランス、スペイン、ノルウェイ
イギリス、韓国、アメリカ
日本は4位で、マレーシアやスイスと同じ。
別のパスポート・ランキング(the Henley visa restrictions index)によると、日本は5位になっている。
*パスポートの強さのランキングは、基本的には「ビザを必要とするかしないか?」ということだけど、他の要素もあるらしい。
これによると2017年1月の時点で、日本は172の国や地域にビザなしで入ることができる。
As of 1 January 2017, Japanese citizens had visa-free or visa on arrival access to 172 countries and territories, ranking the Japanese passport 5th in terms of travel freedom (tied with Irish and New Zealand passports) according to the Henley visa restrictions index.
Global Passport Power Rank 2017 のワースト3位を見てみると、アフガニスタン、パキスタン、イラクの順になっている。
アフガニスタンのパスポートの場合、外国に行くためにはほぼすべての国でビザを取る必要がある。
おまけ
タイの首都バンコクに、世界中の旅行者が集まる「カオサンロード」というところがある。
300メートルほどの通りにはバックパッカー向けのホテルやゲストハウスが軒を連ね、レストラン、インターネットカフェ、旅行代理店、古本屋、ランドリー、衣料品店、土産物店等、旅行者に必要な店がずらりと並ぶ。
(ウィキペディア)
そのカオサンロードのある夜の動画。
始めのレディーボーイの歌は1分20秒ぐらいで終わる。
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