今、旭日旗が問題に巻きこまれている。
サッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、J1川崎のサポーターが旭日旗をかかげたことが問題視された。
アジアサッカー連盟(AFC)は、これが「差別行為」になるとしてJ1川崎への処分を考えているという。
AFCは差別的行為の規約に抵触するとしており、川崎に少なくとも2試合の無観客試合と1万5000ドル(約167万円)の罰金、観客には最低2年の入場禁止の処分が下される可能性がある。
でもまだ、具体的には決まってはいない。
あらためて旭日旗を確認しておこう。
旭日旗は、明治時代(1870年)から太平洋戦争が終わるまで軍旗として日本が使っていた。
今で陸上自衛隊や海上自衛隊が使用している。
日本政府は旭日旗について、2013年に「まったく問題ない」という見方をしめした。
「旭日旗のデザインは、大漁旗や海上自衛隊の艦船の旗など日本国内で広く使用されている」とした上で、「軍国主義の象徴という指摘は当たらない。大きな誤解がある」と述べ、強い不快感を示した。
旭日旗は世界のスポーツ界からも問題視されてはいない。
IOCのジャック・ロゲ委員長も朴鍾佑選手の竹島プラカード問題は政治的表現禁止規定違反だが、日本の旭日デザインは違反とはならないという判断を示した。
(ウィキペディア)
五輪やサッカーW杯など国際的なスポーツ大会での同旗の使用について、国際オリンピック委員会(IOC)や国際サッカー連盟(FIFA)は政治的表現禁止規定に背くものではないとしている
(知恵蔵miniの解説)
IOCやFIFAが問題にしていないのに、なんでアジアサッカー連盟(AFC)はこれを問題視するのか?
理由がよく分からない。
これが問題になった背景を知りたい。
だれがどうやって問題だと認定したんだろう?
意外なことに、韓国の海軍も旭日旗を問題視していない。
2016年に、旭日旗をつけた海上自衛の艦艇が韓国の港に入ったことが問題になった。
といっても韓国の一部市民が問題視しただけで、韓国海軍は「問題はない」という立場を明らかにしている。
海軍は問題はないという立場だ。
海軍の関係者は「艦艇は国際法上、自国の領土と見なされていて、韓国海軍が日本側に旭日旗をつけないようにするのは主権侵害に該当する」とし「韓国が他国に行った時、艦艇の前方に海軍旗、後方に太極旗をつけるように、日本も海軍旗として使用する旭日旗と日本旗をつける」と説明した。
韓国の海軍は旭日旗を問題にしなかったというより、国際的な常識から考えたら「問題視することができなかった」ということだけど。
アジア・チャンピオンズリーグといえば、2011年にこんなことがあった。
韓国でセレッソ大阪が全北と試合をおこなったとき、韓国人のサポーターがかかげた垂れ幕が問題になる。
画像は下の記事(デイリースポーツ)から。
東日本大震災で大きな被害をうけた日本を「お祝い」するというもので、これにはセレッソ大阪も抗議をおこなっている。
でも記事によると、韓国から公式な謝罪はなかったらしい。
問題行動とはこのようなことを言う。
といっても、「韓国もこんなことをしている」ということを書きたいのではない。
「韓国が問題行動をおこしたときに、日本はしっかり抗議をしてきたのだろうか?」
前々からこんな疑問があった。
日本との試合があると、韓国は安重根や竹島のプラカードをかかげて問題を起こしてきている。
でも、韓国だけを責めても意味がない。
次つぎに問題を起こされる日本にも原因があるだろう。
「竹島プラカード」「安重根」「猿真似」…「歴史戦」にする韓国の愚行は繰り返されるのか
強く抗議しないから、日本は韓国に舐められる。
日本は対韓外交については、中国の態度を見習ってもいい。
中国は韓国から絶対に舐められない。
タイのレストランで働いていた女の子。
これを韓国人が見つけたらどうなるんだろう?
旭日旗について、Jリーグも問題はないとしている。
ACLの管轄がAFCにあることで、川崎Fへの処分については「通達を受けてから議論することになる」と話すにとどめたチェアマンも、「前提として旭日旗は政治的、差別的なメッセージを含むものではないという認識がある。これは政府等もホームページで開示している内容を前提として置きながら、Jリーグとしても認識している」との見解を示し、
Jリーグは旭日旗について、AFCにしっかり説明するのだろうか?
AFCが旭日旗を正しく理解しているのかは、かなり疑問。
旭日旗について、日本政府は問題なしとしていて海上自衛隊はそれを使っている。
国際社会からも認められている。
JリーグはそうしたことをAFCにしっかり説明してほしい。
AFCが旭日旗について正しく理解したうえで川崎に処分をくだすのなら、それは仕方がない。
でも、「大声で騒いでいる人間の言うことが通る」ということでは困る。
その点、アメリカは違う。
アメリカのある大学の建物に、旭日旗がデザインされたステンドグラスがあった。韓国人がそのことを抗議をしたけど、大学はそれを退けている。
日本もたまには、「問題ではないことを問題視して騒ぐほうがおかしい」と言えばいい。
「争いを好まない」という態度が大きな争いの原因になることがある。
日本人を相手にするならそれでいいけど、外国人には通じない。
抗議をしないで黙っているということは、相手の言うことを認めたことと同じ。
Jリーグが「旭日旗は政治的、差別的なメッセージを含むものではないという認識がある」ということを、国内の日本人に言ってもあまり意味がない。
AFCにそのことをしっかり説明してほしい。
IOCやFIFAも問題視していないのだから。
「黙ってやり過ごそう」という態度では、いずれ大きな問題になる。
今回の件で、旭日旗に対する偏見や誤解が広まってしまいそうな不安がある。
日本政府が言っていたように、旭日旗は軍国主義とはまったく関係がない。
韓国に対して批判的なことを書くと、「韓国を悪く言ってはいけません」「黙れネトウヨ」とコメントする人がいる。
でもそれがおかしい。
日本だろうと韓国だろうと、おかしいと思ったら批判したらいい。
「韓国の主張には否定しないで受け入れる」ということは、大人の態度ではない。
それではかえって問題を大きくて、未来の日本人が困ることになる。
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