昨日、トランプ大統領がアフリカの国を「屋外便所(shithole)のような国」と言ったことを記事で書いた。
「屋外便所のような国」という言葉は強烈だ。
だけど、アフリカの国で、その言葉以上にインパクトのある出来事があった。
まあ、まずはAFPの記事(2018年1月10日)のタイトルを見てくださいな。
このタイトルを見た時、「ソマリランドでレイプが合法化するのか。すげえ国だなあ」なんてことを思ってしまった。
でも、よく見たら違う。
これは「レイプが犯罪(非合法)になる」ということ。
つまり、今までソマリランドでは、レイプは合法的な行為だったのだ。
「『レイプが犯罪でない国』『法で認められている国」』なんて国家が存在するわけない」という先入観があったから、「今まで違法だったレイプが合法化されるのか」とかん違いをしてしまった。
今までに、いろいろな海外のビックリニュースを見てきたけれど、ここまでの衝撃はなかなかない。
ソマリランドはソマリア(日本の向かい)の中にある。
上の薄いオレンジ色のところがソマリランド。
「半独立国」と書いてあるように、ソマリランドは完全な独立国ではない。
勝手に独立宣言をしてソマリアから分離・独立しているのだけど、国際社会は認めていない。
ソマリランドの議会で、レイプを犯罪行為とする法案が可決された。
これを受けて、国内では「女性たちにとっての勝利だ」という声が上がっているとか。
最近、F1が「これからレースクイーンを廃止する」と発表した。
同じ時代のニュースとは思えない。
「レースクイーンは女性蔑視だ」とF1に抗議したフェミニスト団体には、戦うべき本当の敵がいる。
それはともかく、この法案を支持する議員はこう言っている。
「この法案は、これまでソマリランドで可決されたものの中で最も有益であり、女性に対する侵害行為、特にレイプや性犯罪の一掃に役立つだろう」
まさか21世紀の地球で、レイプ合法の国があるとは思わなかった。
この法案が「ソマリランドで可決されたものの中で最も有益」って、祝・文明開化ですね。
北斗の拳の世界でも、ソマリランドよりは女性の人権が守られていたかもしれない。
ちなみに北斗の拳の世界観は、1970年代のポル=ポト政権下のカンボジアによる。
ソマリランドでは今まで、女性がレイプされたら、その女性は犯人と結婚させられていた。
それで”野放し”にされていたという。
「女性を強姦したら、そのまま結婚できる国がある」って、異世界すぎる。
日本人の感覚からしたら、マンガやアニメの世界でもムリなレベル。
このニュースにネットも騒然。
・すげえ、画期的な法律ができたな
・逆に今まで合法だったんかい!
・すげえな
・ソマリやばいのは知ってたけどちょっとここまで突き抜けてるとは思いませんでした。
・もう無茶苦茶・・・
・言葉もでない(;ー_ー)
2016年にトルコでこんなことがあった。
未成年の女性をレイプ(性的暴行)した男性が有罪判決を受けても、その被害者と結婚していれば、その男性は刑務所から釈放されるいうことが国会の審議で承認された。
AFPの記事(2016年11月19日)から。
激しい怒りの声が広がった。野党などは未成年者へのレイプを奨励するものだとして政府を強く非難している。
法案が可決されると、未成年者を性的に暴行した罪で収監された男性受刑者は、「暴力や脅迫、同意の強要」なしでその行為に及び、被害者と結婚している場合には、釈放が認められることになる。
ソマリランドのことと考え合わせると、イスラーム教にはこういう考え方があるのだろうか。
おまけ
今回の記事とは、あまり関係ないかもしれないのだけど。
イザベラ・バードというイギリス人女性が明治時代の日本を旅行していた。
彼女の旅行記には、こんなことが書いてある。
私が彼に、日本で男子は何人合法的な妻をもてるのかを聞いたら、「合法的な妻は一人だけで、養えるだけの数の他の妻《メカケ》をもてるーちょうど英国人のように」と答えた。
「日本奥地紀行 イザベラバード(平凡社)」
重婚は明治の日本でも非合法。
非合法でも、当時の日本の常識ではOKだったらしい。
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