平昌オリンピックで、日本の選手がやってくれました。
羽生結弦選手が金、宇野昌磨選手が銀メダルに輝いた。
とくに羽生選手の2大会連続金メダルは、66年ぶりとなる快挙だ。
これにはネットも大歓喜。
・すげええええええ
・日本人ワンツーは快挙やな
・羽生の金が冬季五輪1000個目の金メダルって言ってた
持ってるやつは違うな
・羽生はレジェンド
・運まで味方する生きる少年ジャンプ
・とにかくすごかった
おめでとう
羽生選手は競技もすごかったけど、その後の行動も素晴らしかった。
これを見て「国際人とはこういう人だな」と思った場面があったから、まずはそれを見てほしい。
「するめのよっちゃん#沖縄は日本だ」のツイートから。
このわずかな瞬間に人柄が出る羽生結弦選手。
インタビューを受ける際、手荷物を下ろそうとして、「国旗、国旗だけ誰か、下に置くことはできないので。」と国旗に敬意を払う姿が今でも印象に残っています。見習うべき姿。
東京オリンピックを機に国、国旗、国歌を愛する普通の国になりたいですね。 pic.twitter.com/tkR6OypBTX— するめのよっちゃん#沖縄は日本だ (@surumegesogeso) 2018年2月17日
羽生選手が「国旗、国旗だけだれか、下に置くことはできないので」と言っている。
こういう言葉が自然に口から出てきた。
羽生選手がふだんから、日本の国旗に敬意をしめしていることがよく分かる。
「国旗に敬意を持つ」ということは、国際人としての大切な条件だ。
羽生選手は他国の国旗も同じように、尊重しているだろう。
世界で活躍するアスリートがそんな態度をしているのをよく見る。
羽生選手の態度にはネットでも称賛の嵐。
・さすが王者
・出木杉君だな
・この歳で完璧すぎだろ
どういう育ちかたしたらこうなるんだ
・カッコ良すぎだろw
・こんなんされたら、悪く言えないよ…見直した。すげーわ羽生選手。
・これが本来だろ
・羽生氏は本当の侍だ
・いや、当たり前のことしかしてない
その当たり前を日本はやらなかった
羽生選手の言葉を聞いて、”世界最速の男”ウサイン・ボルト選手を思い出した。
ボルト選手も複数の金メダルを手に入れて、伝説を残した国際人だ。
2012年のロンドンオリンピックでボルト選手がインタビューを受けているとき、「ちょっと待ってくれ」と女性インタビュアーをさえぎって、インタビューを止めている。
このとき後ろでは、アメリカの国歌が流れていた。
それが聞こえたボルト選手は話をやめて、一緒に国歌を聴くようにインタビュアーにうながす。
アメリカの国歌が終わると、ボルト選手はインタビューを再開した。
s h i nのツイッターから。
走り終えインタビューを受けている最中にインタビューを止めて、他の選手の国歌斉唱をきちんと聞くボルト選手は真のスポーツマンであり世界一の理由か pic.twitter.com/VjkDOuyU2E
— s h i n (@s_n_y_85) 2016年8月22日
ジャマイカ人のボルト選手がアメリカ国歌に敬意をしめした。
世界中の人がこれを称賛する。
このときの動画にはこんなコメントがあった。
This man embodies the spirit of the Olympics.
(この男はオリンピック精神そのものだ)
He’s a true international sportsman.
(彼は本当のインターナショナル・スポーツマンだ)
We should be respectful to all nations when their anthem is performed.
(国歌が流れていたら、俺たちはすべての国に敬意を示すべきだ)
羽生選手もボルト選手も国旗や国歌をとても尊重している。
こうした姿を見ると、国際人とは、世界中の国の国旗や国歌を大切にする人間であることがよく分かる。
国際人としての英語や知識を身につけることはむずかしいけれど、この態度なら、比較的簡単に身につけることができる。
羽生選手やボルト選手の動画は最高の教科書になるはずだ。
おまけ
2年前に、安倍首相が「地球市民賞」を受賞したのを知ってますか?
時事通信の記事(2016年9月20日)がそれを伝えている。
安倍晋三首相は19日、米国の有力シンクタンク、大西洋評議会から国際的に優れた功績を残したとして「地球市民賞」を授与された。
ニューヨーク市内で行われた授与式で、首相は「私がこの賞を受賞するのは日本人を代表してのものだ」と述べた。イタリアのレンツィ首相らも同時に受賞した。
安倍首相に「地球市民賞」
地球市民である安倍首相も国旗や国歌を尊重している。
おまけのおまけ
韓国の中学生用の歴史教科書には、韓国人が歴史を学ぶ目的として「本当の世界人になること」をあげている。
では、そのために必要なことは何か?
教科書にはこう書いてある。
本当の世界化とは何だろうか?わたしたちの先祖の立派な伝統を豊かな土台として、堂々とわたしたちを紹介し、外国と肩を並べることではないだろうか。
そうであるなら、少しでもわたしたちの歴史と文化を簡単に紹介する程度の知識と自負心を持たなければならず、国史はだから重要なのである。
「躍動する韓国の歴史 (明石書店)」
これは日本人にも当てはまる。
国旗や国歌への敬意は当然として、国際人とは、日本の歴史や文化を外国人に紹介できる人のことをいう。
こちらもどうぞ。
日本人と外国人から見た大阪人とは?「彼らは外国人/国際人だ」
裁判沙汰になるほど日本の一部の教師は公の場で自国の国旗や国歌へ敬意を示すことに抵抗があるみたいですが他国の国旗国歌にはどうなのかなと疑問に思いました。
他国の国旗国歌は気にしていないと思います。
日の丸以外のことに言及したのを聞いた記憶がありません。