ゴールデンウイークの真っ最中、いかがお過ごしですか?
今回はゴールデンウイーク特集の第3弾。
「知らない間にド迷惑」のスメハラにつてい書いていこうと思う。
強烈なにおいで周りの人に不快な思いをさせることを「スメル・ハラスメント(smell harassment)」という。
いわゆるスメハラ。
それによって、不本意ながら責任を取らされるのがツメバラ。
スメハラは和製英語だから、外国人にはたぶん通じない。
「ヌーハラ(ヌードル・ハラスメント)」も、アメリカ人やイギリス人にはワケワカメだったから。
今までの海外旅行で、「知らないうちにスメハラをしてしまった!」という日本人旅行者に何回か会ったことがある。
現地の人に迷惑をかけて、もれなく怒られた。
同じことをしないように、今回は彼らの失敗を紹介しようと思う。
日本に住んでいる日本人には気づきにくいことだから、知らないとやってしまう可能性は大ですよ。
上のフルーツを知ってますか?
「においは地獄、味は天国」「フルーツの王様」なんて言われるドリアンでっせ。
このにおいは強烈。
つい最近も、オーストラリアでこんなスメハラ騒動があった。
ロイヤル・メルボルン工科大でガスのような異臭が立ち込める。
それで学生や職員など600人が緊急避難。
ここまでくると「テロ」と呼んでいいかも。
犯人はそう、ヤツだった。
スポニチアネックスの記事(2018年4月30日)。
ただちにガスマスクを装着した消防隊員が現場となった大学の図書館に急行。ところが異臭の発生源は食器棚に放置されていた腐ったドリアンだったことがわかり“事件”は無事に解決した。
もともとくさいドリアンが腐ってしまって、くささ激増。
それがエアコンによって大拡散したらしい。
この騒動につていてのツイート
1) this is the most white people reaction to durian ever 😧😑
2) this is why hotels tell you not to bring it into the room, lest you freak out everyone else
3) the real crime is someone leaving durian uneaten to the point where it could rot 😲 https://t.co/E7kRlxJLtY— Susan Tsang (@batgirl_susan) 2018年4月29日
日本でも、平成18年に広島県で同じような騒ぎがあった。
マンションの住人が「隣の部屋から強烈な異臭がする!」と通報して、警察と消防がかけつける。
「ガス漏れか?」と思って調べたら、そこにいたのはドリアンさん。
シンガポールの地下鉄ではドリアンの持込は禁止
画像はSteve Bennett
この”ドリアン・テロ”に日本の反応は?
・腐ったドリアンw
腐ってなくても臭いやつが、腐ったらどのくらいになるんだろう?
・これマジで、言葉の正確な意味で、テロと言える。
・エイドりあぁああああああンン
・ホホホ、お見事ですよドドリアさん
・初夏の台湾はドリアンと臭豆腐の匂いがミックスされ初台湾の友人が匂いにやられて病院行ったことあるw
・嫁の故郷フィリピンでドリアンを一個買ったが、義理の弟、おい達は誰も食べようとしなかった…
・臭いはマンゴーとかの一般的な南国フルーツでも奥の奥にちょっと感じる違和感のある臭いあるだろ
その違和感の部分を200倍にした感じ。
・オレは飛行機のビジネスクラス(ビーマンバングラデシュ航空 バンコク→成田 今は路線廃止)に持ち込んで恥ずかしい思いした 。さらに京成線の車内では子どもが「うんこの匂いがする」とかいい出すし
・俺もホテルに持ち帰った時怒られたわ
・冷蔵庫も他の食材とは別にしないとえらいことになる
最後のコメントに注目してほしい。
ボクが話を聞いた「海外で気づかないうちにスメハラをして、現地の人に怒られた」という日本人旅行者がまさにこんな感じ。
2人ともタイで出会った。
1人はタイでドリアンの味に開眼して、冷房の効いたゲストハウスの部屋で食べようと考えた。
それで鼻歌を歌いながら(たぶん)、ゲストハウスに入ってフロントのスタッフと目が合ったとたん、彼が叫ぶ。
「おい、ジャップ!そんなもん持ち込むんじゃねえよ!」
とまでヒドイ言葉ではなかったけど、「おい!ドリアンなんて持ちこまないでくれ!」と言われてしまい、ゲストハウスに入ることができなかった。
「フロントで食べていい?」と聞いても、「NO!」と言ってスタッフは外を指さす。
仕方なく、タイの熱気の中でドリアンを食べることになったという。
もう1人の日本人は、ゲストハウスの中にドリアンを持ち込むことに成功した。
というか、「ドリアンは持ち込む禁止」という現地ルールを知らなかった。
それで鼻歌を歌いながら、ゲストハウスの冷蔵庫にドリアンを入れておく。
数時間後、冷えたドリアンを食べようとしたら、それがない!
フロントに話したら、「あれは捨てた」と無慈悲な宣告を受ける。
「客のものを勝手に捨てるなんて、何を考えてるんだ!」と怒ったら、そのスタッフに逆ギレされた。
「おまえこそ、何を考えているんだ!ドリアンを冷蔵庫に入れるなんて、あり得ないだろ!」
「お客様は神様です」という日本の常識よりも、ここでは現地のルールが優先される。
彼は納得はいかなかったけれど、「アイムソーリー」とわびを入れた。
詰め腹を切らされた。
ちなみにさっきのツイートにも、「ホテルの部屋にドリアンを持ち込むな。そんなことをしたら、みんなを freak out(驚かせる・パニックさせる)」ということが書いてある。
this is why hotels tell you not to bring it into the room, lest you freak out everyone else
タイの地下鉄もNOドリアン
おまけ
ドリアンは食べ合わせにも注意したほうがいい。
カロリーの高いドリアンとアルコールを同時に摂取することは、腸の中で発酵させてしまう危性があるので、厳禁なのです。
おなけのおまけ
カンボジアで泊まった宿は「銃・手りゅう弾・ドラッグ」の持込が禁止されていた。
これも知らなかったら、ついつい持ちこんでしまいますね。てへぺろ。
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