2016年の韓国紙の記事だけど、いまでも覚えているものがある。
その1年前(2015年)に、日韓両政府が慰安婦問題の最終的な解決に合意した。
・・・にもかかわらず、日本に対して反省や謝罪を求める声が韓国で止まらない。
このときに「結局なにをしても、韓国は反日を叫び続けるのか」と腹が立っていた。
そんなとき出会ったのが、朝鮮日報の記事です。
この記事(2016/09/11)で朝鮮日報も、韓国の行き過ぎた反日感情を指摘していた。
韓国人は「日本は韓国に対する加害者だから、韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」と考えている。
「日本はいくら侮辱し続けても韓国の友好国であり続けるのか」
この意見はボクの考えとまったく同じ。
韓国人はこんなことを本気で考えていた。
これは現在も同じだけど。
韓国各地に慰安婦像を建てる一方で、日本には「韓国旅行に来てください」と笑顔で言う。
「韓国=被害国、日本=加害国」という見を当然とするから、自分の利益だけを考えて行動することができる。
国民に向けては反日パフォーマンスを行い、日本には友好と協力を求める。
その2つは矛盾しているのだけど、「韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」と思っていれば、それがおかしいと感じない。
いまでも韓国では、「慰安婦合意は破棄するべき」「見直すべきだ」と考えている人がとても多い。
でも、国家間で結んだ合意は、そのときの国民の気分で変えていいものではない。
韓国人は「日本は韓国に対する加害者だから、韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」と考えている。
この文に間違いはない。
韓国人の日本観として、本質的に正しい。
2018年のいまになってみれば、「このとき韓国人が朝鮮日報の意見に耳を貸して、日本への見方や態度を改めていれば」と残念に思う。
その意味でも、この記事はよく覚えている。
今回の記事のテーマもこれ。
韓国には「韓国=被害国、日本=加害国」というゆがんだ見方が強くある。
そしてその意識から「韓国は日本に対して、何を言ってもやっても問題ない」という甘えが生まれる。
でも、だからといって、韓国だけが一方的に悪いわけではない。
そう思わせる原因は、日本人の側にもある。
韓国人の見方を変えるためには、日本人の意識を変えていく必要がある。
「日本はいくら侮辱し続けても韓国の友好国であり続けるのか?」
そう聞かれたら、答えはNOだ。
前回と重なってしまうのだけど、ここ3年間で、朴(パク)ソウル市長がしたことを確認しておこう。
2015年には、東京から道路補修の技術支援を受けた。
2017年には、市バスに慰安婦像を乗せることを認め、自分も一緒にバスに乗る反日パフォーマンスを行う。この慰安婦バスについては、「あってはいけないことだ」と日本政府を怒らせる。
2018年には、韓国政府が解決を確認した慰安婦問題について、「まずは加害者である日本が謝罪をするべきだ」とさらなる謝罪を求めてきた。
韓国人の意識は2年前と変わっていない。
こうした言動の根底には、「日本は韓国に対する加害者だから」という見方がある。
「日本は韓国に大きな被害を与えたのだから、今度は我々に資金や技術を提供してもいいはずだ」
日本人からすると、これは自己中な要求でハッキリ言えば甘え。
だけど、韓国では常識的な考え方で、この態度を当然と思う人も多い。
朴(パク)ソウル市長もその1人。
反日と用日を使い分けて、どちらからも大きな利益を得ようとする。
これは朴氏が特別というわけではなくて、文大統領をはじめ他の政治家も同じ。
でもそんなやり方は、日本の方から終わらせないといけない。
「韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」という見方は、日本も韓国も不幸にする。
続きは次回。
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