10月にインド人4人とエアーパーク(航空自衛隊浜松広報館)に行って、そのあと飯を食った。
そのうち2人は日本に住んでいるインド人で、もう2人は旅行で日本に来たインド人。
彼らがエアーパークを見た感想はこの記事を読んでほしいっす。
今回は、彼らとご飯を食べたときのことを書こうと思う。
在日インド人や旅行者は日本での食事でどんなことを思ったか?
エアーパークを見学後、「どこでご飯を食べたい?」と聞くと、「なか卯がいいです」と日本に2年住んでいるインド人が言う。
ああ、なか卯ね。
なか卯?
オイちょっと待て、なんでヒンドゥー教徒が牛丼屋を選ぶかな?
ヒンドゥー教徒は牛肉、イスラーム教徒は豚肉を食べることができない。
そんなことを小学校や中学校でならったはず。
4人全員がヒンドゥー教徒なのになぜ?
理由を聞いたら2つある。
まずは、インドにはない日本ならではの食べ物があるから。
ボクはなか卯に10年以上行ってなかったけど、最近では牛丼以外にもいろいろな食べ物があるらしい。
丼もの・うどん・そば・天ぷらなんかは、インドでは日本料理店にしかない。
インド人旅行者はそんな料理を食べたことがないから、ぜひ彼に食べさせたいという。
なか卯は値段も手ごろで食べ物の選択肢も多い。
だからこの店がいいと。
2つ目の理由は、在日インド人おススメの食べ物があるから。
「ご飯の上に鶏肉があって、その上に卵がのっている」という料理。
そんな食べ物あったか?と思ったら、親子丼のことだった。
彼ら全員、鶏肉と卵ならOK。
*卵もダメ、というヒンドゥー教徒もいる。
日本に来たインド人に親子丼を食べさせる約束をしていたという。
そういう理由でなか卯に決定。
なか卯到着後、まず旅行者の目をとらえたのが食券販売機。
こんな機械は初めて見たと言う。
そういえばイギリス人とラーメン屋に行ったときも、券売機を初めて見たと言っていた。
「日本人の君が購入するところを撮影したい」ということで、もっとも経験値の高いボクがお手本を見せることになった。
といってもお札を入れてボタンを押して、出てきた食券を取るだけのこと。
ゴプロで撮影するほどのものではないと思うのだけど、インド人にはこれが珍しい。
食べ物を待っている間に券売機のことを聞いたら、インドではそんな発想がないという。
インドには人が多い。なんせ13億。
人件費は驚くほど安いから、レストランであんな機械を導入する必要はない。
それにもし券売機を設置しても、きっとすぐに壊れる。
修理を依頼しても、人が来るのは数週間か数か月後。
壊れた機械を店に置くぐらいなら、はじめからいらない。
4人は日本のレストランが清潔で安心なことを気に入っていた。
インドで安いレストランはスゲー汚いし、ボったくられることも多い。
ボクのばあい、ウェイターが持って来たチャパティ(ナンみたいな食べ物)に黒く指のあとがついていたことがあった。
もう信用できないから、そのときは自分で厨房に入ってチャパティを取ってきたというね。
日本のレストランではこんなことは120%ない。
それに日本では店員のサービスもすごくいい。
客に笑顔であいさつをしてくれる。
日本の当たり前はインドではあり得ない。
インドのレストランでウェイターの愛想がよかったら、なんか不安になる。
それとおしぼりのサービスも喜んでいた。
チャパティ
日本のレストランについて彼らが不満だったのは、終わる時間が早いこと。
ネットで評判の店に行こうとしたら、9時で営業終了と知って驚いた。
インドのレストランは8時や9時に閉まることはないという。
みんなで親子丼を食べながら、そんな話をしてました。
ということでインド人を食事に連れて行くときは、なか卯にGOですよ。
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