いつもは韓国寄りの朝日・毎日新聞も、今回のレーダーでは照射問題ではさじをぶん投げた。
日本から批判を受けると説明を変えてしまう韓国に、朝日新聞は社説で「発生から時間が経つにつれて韓国側が説明を変えたのは不可解であり、混乱を深めた」と批判する。
毎日新聞も社説で「不可解なのは、韓国側の説明が変遷していることだ」「韓国側の説明は不自然」と書く。
説明がコロコロ変わる理由は単純に、事実を認められないから。
事実を認めてしまうと、日本に謝罪しないといけなくなる。
プライドやメンツを死守しようとするから、韓国の説明は不可解で不自然になってしまう。
日本に対しては事実を認めないし、絶対に頭も下げない。
そんなことは5年ほど前にもあった。
2013年12月15日、スーダンの首都ジュバでクーデター未遂事件が起きた。
戦闘が拡大し情勢が緊迫化してきたとき、現地の韓国軍から陸上自衛隊にこんな要請があった。
「非常事態だ。銃弾が不足している。自衛隊の銃弾を提供してくれないだろうか?」
自衛隊も韓国軍もスーダンのために汗を流している者同士。
陸上自衛隊は韓国軍に小銃の銃弾1万発を無償で提供した。
このあと韓国軍は犠牲者を出すことなく、ピンチを切り抜けることができた。
めでたしめでたし。
とハッピーエンドにはならないのが韓国と日本。
自衛隊から銃弾をもらったことが本国で問題視され、韓国政府に批判が集中。
そしてこうなった。
大韓民国政府(青瓦台)は、批判を躱すため「支援は国際連合から受けた」としていたが、後になって「国際連合に要請、その回答を受け自衛隊に要請した」とコメントを修正した。
後になって説明が変わるのは、今回のレーダー照射問題でも同じ。
ちなみにいえば、韓国軍の現地部隊が「銃弾が不足している」と言ってきたから自衛隊がそれを提供したのだけど、韓国国防省は「(弾薬は)不足していなかった」と説明している。
高まる批判を避けるため韓国政府は銃弾の返却を決定し、2014年に陸上自衛隊側に引き渡された。
でもこの間、韓国国防部から感謝の言葉は一切なかった。
日本が相手なら事実を認めないし、下げる頭もない。
こんな対日認識はいまもまったく変わっていない。
けっきょく韓国はいつまでも韓国のままなのだ。
韓国軍から要請を受けて、日本政府は徹夜で対応したのだけど、韓国ではなぜか安倍首相が批判されている。
産経新聞の記事(2013.12.28)
日本政府が国内の批判を覚悟してまで、「緊急事態」に陥った韓国軍に手を差し伸べたにもかかわらず、韓国政府からいまだに謝意もない。韓国メディアは安倍首相が掲げる「積極的平和主義」のアピールだと決めつけている。
銃弾1万発80万円無償提供 感謝もできない韓国
「アベは自分の野望のために韓国を利用している」というとても韓国的でとんちんかんな見方は今回の問題でもあった。
韓国側が公開した動画でこんなコメントがある。
Abe wants to have army so he use Korea for “war able country”
「アベは軍隊を持ちたい。だから彼は「戦争のできる国」のために、韓国を利用している」
韓国人のものの見方はいつも斬新。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
動画で英会話 324 韓国、日本への反論動画を公開。その反応は?
5年前の記事で産経新聞はこう訴えていた。
国際社会には、どちらの姿勢がまともな国に映るか。安倍政権には日本の主張の正当性をどんどん広めてほしい
2019年のいまでもそのまま通じる。
これも結局、韓国の対日認識がぜんぜん変わっていないから。
日本には感謝も謝罪もできない。
だから事実を認めない。
そのためには、説明を平気で変えてしまう。
韓国はこれからも韓国するのだろう。
でも5年前は今回と違って、現地の韓国軍は陸上自衛隊から銃弾をもらったとき、日本の協力に感謝していた。
この点を考えると、いまの韓国の対日認識は退化している。
5年前はなんだかんだあって、韓国は感謝しないままで終わったけど、今回も同じように日本に謝罪しないまま何となく終わってしまうような気がする。
そして5年ぐらいしたら、また同じようなことをくり返す。
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