韓国の人たちは日本に対して、「自分たちは絶対の被害者だ」という認識がある。
でなかったら、朝鮮日報の記事(2016/09/11)のような認識は生まれない。
韓国人は「日本は韓国に対する加害者だから、韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」と考えている。
「日本はいくら侮辱し続けても韓国の友好国であり続けるのか」
ちなみにこの記事は、日本を侮辱し続ける韓国を批判している。
これは3年前の記事だけど、韓国の態度はいまもまったく変わっていない。
レーダー照射問題では説明を変えたりウソをついたりした挙句、日本に謝罪を要求してきやがりました。
これも、「日本に対して何を言っても問題ない」と考えているから。
天上天下唯我独尊、スーパーフリーの韓国のふるまいについて、自民党議員が訪問先のアメリカでこう批判した。
「韓国側はまだ(レーダー稼動の)事実の認定すら行わない」
「軍を含む韓国社会全体に、『日本には何をやっても許される』という空気が蔓延(まんえん)していることが誘因となった」
当然、日本では拍手喝采、韓国からはブーイングを浴びる。
アメリカで悪口を言われて韓国がほっておくわけがない。
中央日報がこんな記事(2019年01月10日)を載せている。
「韓国の対応は異常」 安倍氏側近の自民党議員、米国で韓国を非難
アメリカでこんなことを言われたら、「自民党議員が米で妄言」と書いてもおかしくないけれど、「韓国政府を非難したことが確認された」とわりと冷静。
でもこれは、この発言を気にしていないのではなくて、耐えがたきをこらえているはず。
嵐の前の静かさだ。
韓国が日本に何を言ってもやっても問題ないと考える理由は、朝鮮日報が指摘したように「日本は韓国に対する加害者だから」と国全体が当然のように思っているから。
そんな対日認識は教育によってつくられる。
韓国人の歴史観や日本へのイメージは、例えばこんな聯合ニュースの記事(2019-01-08)からもうかがえる。
이봉창 의사 의거 기념식
きのう韓国で、李奉昌義士がおこなった義挙をたたえる記念式がおこなわれた。
李奉昌(り ほうしょう)は昭和天皇暗殺を計画し、1932年に天皇が乗った馬車に手榴弾をなげて逮捕された(桜田門事件)。
このあと李は大逆罪で処刑される。
これは当時の価値観では当然で、インド人がイギリス国王を爆殺しようとして捕まったら確実にこうなる。
李奉昌が書いた宣誓文
祖国独立のために敵国のトップ(首魁)を「屠殺」すると書かれている。
ウィキペディアでは「殺人・テロを予告した李奉昌の宣言文」とある。
でも、国が変われば見方も変わる。
日本ではテロリストでも、韓国で李奉昌(イ・ボンチャン)は正義の人。
こういうことは世界でよくある。
上の記事には「韓人愛国団団員の李義士は1932年1月8日、東京で日王ヒロヒトに向かって手榴弾を投擲する偉業を行ったが失敗した」と書いてある。
天皇爆殺を「偉業」と表現するところに、現代韓国人の歴史観や日本に対する見方が表れている。
韓国の小学校歴史教科書には、先ほどの宣誓文と一緒に李について学ぶようになっている。
何回学べば気がすむのか。
李奉昌と同じように、日韓で評価が正反対になる人物に「安重根(あん じゅうこん: アン・ジュング)」がいる。
伊藤博文を射殺したこの人物も、日本ではテロリストだけど韓国では英雄(義士)になっている。
元外交官で作家の佐藤優氏はこんな韓国の歴史観について、「文春オンライン」の記事(2017/10/29)でこう書いている。
文明国において、テロによって現状を打破する試みを褒め称えることは、通常考えられません。しかし、韓国は違う。伊藤博文暗殺に「成功」した安重根よりも、天皇暗殺に「失敗」したテロリストについて詳しく書いています。
北朝鮮より過激な韓国「歴史教科書」のテロリスト史観
いまでも韓国は天皇爆殺を「偉業」、首相暗殺を「義挙」と表現することを当然視している。
そんな価値観の社会で育ったら、「韓国は日本に対して何を言ってもやっても問題ない」と考えていてもおかしくはない。
韓国には韓国の見方があって、日本には日本の見方がある。
自分の価値観で相手を否定したり攻撃したりしても意味はない。
ただ、隣人がこうした歴史観や対日認識を持っていることは覚えておいていい。
日本人の価値観で韓国のふるまいを理解しようとすると、めっちゃストレスがたまる。
ちょうどいまフランスAFPの記事(1/10)で文大統領のスピーチを報じていた。
韓国大統領、「日本政府はもっと謙虚な態度取るべき」
さすが大韓民国の大統領。
歴史問題では約束を守らないし、レーダー照射問題では自分の言ったことを自分で否定する。そんな国が日本へ「もっと謙虚な態度を取るべき」と迫るのだ。
当然、日本人は大反発。
「日本はいくら侮辱し続けても韓国の友好国であり続けるのか」?
答えはノーでありイエスだ。
それに怒る日本人がいれば、よろこぶ人もいるから。
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