先週、韓国からアメリカ人の友人がやって来た(最近の記事、こればっか!)。
で、さっそく彼女に日本の印象を聞いたら、「太陽が本当にまぶしい」と即答。
空港で飛行機から出たとたん、太陽と空の青さに感動したという。
韓国と違って日本の太陽は、「ブライト(明るい・まぶしい・輝く)」と何度も強調する。
ようこそ、ライジングサンの国へ。
最近の韓国は大気汚染がすさまじい。
元凶はPM2.5。
大きさが2.5マイクロメートル以下というめちゃくちゃ小さな粒子状の物質で、これが韓国の大気中に大量にただよっている。
PM2.5を体内に取り入れると、肺がんやぜんそくを引き起こす可能性が高まる。
ヤツは小さな悪魔だ。
これがいま韓国で特大問題になっている。
今日(2019年3月7日)の朝鮮日報を見たら、これに関する記事が山のようにあった。
韓国人の間で日本旅行が大人気なのも、「新鮮な空気を思う存分吸えるから」という理由があるかも。
いまの韓国の大気汚染は危機的状況とか非常事態とか、そんな甘いもんじゃねえ。
朝鮮日報の記事(2019/03/05)によると、もはや第一次世界大戦だ。
ソウル市民「毎日対ガス攻撃訓練を受けている気分」
*毒ガス攻撃は人類史上初めて、第一次世界大戦でおこなわれた。
ソウルのPM2.5濃度は毎日異常。
「非常に深刻」の段階を大幅に超えるレベルで、街を散歩をする人や公園で遊ぶ子供の姿もめっきり減った。
ある大学生は、「PM2.5の状況があまりに深刻で、毎日対ガス攻撃訓練を受けている気分だ」と言う。
PM2.5の来襲は韓国経済を直撃した。
外出する人が少なくなるから、店の売り上げも当然がた落ち。
記事にはこんな声がのっている。
「PM2.5の警報が出ると、売り上げが3分の1に減るが、きょうはあまりにひどく、ランチタイムにも客が来ない」
「元々3月にはPM2.5のせいで客が減るが、きょうのように客が全く来ないのは初めてだ」
「自分も働きながらPM2.5を吸うことになるのでつらいが、客が来ないことのほうがつらい」
また取材中に出会ったYさん(50)はこう話す。
「PM2.5のせいで数日家の中にいたが、息苦しくて公園にやってきた。人が全くいなくて、見捨てられた公園のようだ」
今年の韓国は「沈黙の春」になるらしい。
こういう国から来ると、「太陽ってこんなにまぶしかったんだ。空ってこんなきれいな青だったんだ」と思うのも当然か。
先ほどのアメリカ人は日本に5日間いて韓国へ戻って行った。
その前日に話を聞いた時も、日本と韓国で感じた最大の違いは「空」とさみしそうに話していた。
このアメリカ人が韓国に帰った後、ソウルの空を写真で送ってもらった。
メッセージを見ると、じゃっかん興奮気味。
those pictures were all just now!
I walked outside and took them just now
even though it looks a little blue in the last picture, the 2nd picture is REALLY what it looks like
ちょうどいま(3月5日午後)のソウルの空はこんな感じ。
少し青空の見える最後の写真というのがこれ。
思っていたより青い。
「REALLY what it looks like」と強調しているのがこの空。
これも、「毎日対ガス攻撃訓練を受けている気分」と言うほどではないような?
でも、韓国の大気汚染のすごさはきっと写真では伝わらない。
このアメリカ人が朝起きると、のどが痛くなっていることがよくあるし、韓国で働く外国人の3割がこの空気に耐えられず、母国へ戻ってしまうという。
上の写真を撮った3月5日、ソウルの大気汚染は世界最悪を記録した。
朝鮮日報の記事(2019/03/06)
同日午後5時現在の大気汚染度世界1・2位はソウル市(188)と仁川市(180)だった。中国の北京市(45)は58位だ。
PM2.5:ソウル、ついに大気汚染世界ワースト1位=2位は仁川
大気汚染がひどくなると、スマートフォンに警戒を呼びかけるメッセージが送られてくるという。
でもそれだけ。
韓国政府は他に何もしてくれない。
大気汚染がひどいかどうかは、空と自分ののどが教えてくれる。
どれほど注意を呼びかけられても、時間までには学校や会社に行かないといけない。
つまり、警告メッセージなんてまったく意味がない。
このアメリカ人をふくめて、韓国にいる全ての人が世界最悪レベルの大気汚染と政府の無策に苦しんでいる。いま韓国から日本にやって来たら、全員が本来の太陽と空を思い出すはず。
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