【韓国メディアの印象操作】日本人と韓国人の意識の違いの理由

 

事実はひとつしかないけど、あたえる印象なら、伝え方しだいでいくらでも操作できる。
たとえば「20万人デモが行われた」と 主催者が発表したのだけど、警察発表だと「4万人」というケースがある。
第三者の警察が正しいとすると、主催者は5倍も盛ったことになる。
「数字は嘘をつかないけど、嘘つきは通じをつくる」の具体例だ。

さてこれ以上進むまえに、印象操作の意味を確認しておこう。

【印象操作】

相手が抱く自らや第三者への印象を、自分にとって好都合なものになるよう、情報の出し方や内容を操作すること。

デジタル大辞泉の解説

第三者に「たくさんの人が自分たちの主張に賛同している」という印象をあたえられるよう、情報の出し方を操作したのが上の例。
右翼団体や左翼団体を「市民団体」と表現するのもそのひとつだ。

 

画像編集が簡単にできるいまは視覚情報には要注意。
とくに韓国メディアは自分にとって好都合なものになるよう、画像を加工することがよくある。
これからその具体例を見ていこう。

まずは操作はなしの毎日新聞の記事(2019/7/16)

世耕経産相「国際機関のチェック受けるものでは全くない」 韓国への輸出規制巡り反論

すこし遠回りになるけど、今回の対韓輸出規制にかかわる大事なことだから、しばしお付き合い願いたい。

日本から韓国に輸出された軍事転用可能な物資で、その後の行方がよく分からないものがある。
それで小野寺元防衛相はこう話していた。

「今までウラン濃縮素材(フッ化水素)について韓国企業が“100欲しい”と言ったらは100渡してた。しかし工業製品に使うのは70位で残りを何に使うか韓国は返答しなかったので、必要な量を渡すために規制した」

「30はどこへ行ったのか?」について韓国側は明確に答えていない。

日本は安全保障上の理由で輸出制限をしたけど、これは禁輸ではない。だからWTOのルールは守っている。
でも韓国側がこれに納得するはずもなく、なぜか日本と韓国が国際機関に調べてもらおうと提案してきた。
韓国が自国の管理をしっかしていればその記録があるはずだから、それを見せればいいだけなのに。

相変わらずよく分からないことを言っている韓国に、世耕経済産業相がこう言い返す。

韓国側が国際機関を通じた解決を求めていることについて、「国際機関のチェックを受けるような性質のものでは全くない」と反論した。

「国際機関のチェックを受ける」という関係ないものを持ち出して、自分たちの立場を良く見せようとする。これも印象操作だ。
輸出管理を確実に行っているのなら、その記録を見せればいい。

 

さらにこれは印象操作というより「ねつ造」になるのだけど、韓国側は12日におこなわれた日韓の「説明会」で輸出規制の撤回を要請をしたと言った。
でも世耕大臣は、「全く事実と異なる。こういった状況下では政策対話すら開けない」と韓国を否定して突き放す。
なんだろうこの安心感。

 

経済産業省にある一室で、日韓の課長が会って説明会をおこなったとき、後ろのホワイトボードに「輸出管理に関する事務的説明会」と書いてあったのをご存知の人は多いだろう。
あれだけはっきり書いたにも関わらず、韓国メディアは「協議」と表現している。
「協議」という形式になると、これはWTOの提訴条件を満たすことになる。
韓国側のペースに乗らないよう、日本側は「説明会」という形で行い、ホワイトボードにも「これでもかと書いていた。

事前に「これは説明会ですよ」と確認したはずなのに、韓国側の出席者は案の定、あとから「協議」と言い出す。

朝鮮日報の記事(2019/07/15)

実務会談の性格も問題を解決するための会議なので、協議として見るのがより適切だと主張した」とも言った。

輸出優遇除外:「倉庫協議」後さらにこじれた韓日

 

「輸出管理に関する事務的説明会」と書いてある前で日韓の担当者が向かい合っているのに、韓国ではこれがどのように伝えられたのか?

「韓国 説明会 経済産業省」でそのときの画像を確認したうえで、下の韓国メディア「SBS」の記事(2019.07.13)を見てほしい。

일본 “한국, 규제강화 철회 요구 안 했다” 딴소리…한국 “사실과 달라”

韓国と日本の国旗のコラ画像で、「事務的説明会」が完全に消されている。
韓国メディアはこういう印象操作をよくやるのだ。

 

 

3年前にはもっとひどい印象操作が行われた。

韓国の公共放送KBSが2015年1月に、独島(竹島)の歴史を紹介する番組の予告編で使った写真があまりにひどいと日本で話題になった。
「独島を奪おうとした日本に~」という字幕と一緒に、旭日旗を掲げて、竹島に突撃する日本軍のような軍人が写っている。
でも実際には、この写真は日本も竹島もまったく関係ないものだった。

ニュースポストティーンの記事(2018.3.24)

これは、1944年6月のノルマンディー上陸作戦時の写真に、日本軍兵士と旭日旗や日の丸を、船が向かう先に竹島を合成したものだった。

韓国公共放送 旭日旗と竹島を合成し「日本軍侵攻」を捏造

著作権の関係で画像をここに載せられないから、上の記事を検索して見てほしい。
画像だけを見たら、本当に日本軍が竹島を襲っているかのような印象を受ける。

 

さいきん韓国で行われた世論調査で、日本に好感度を持つ人の割合が過去最低の12%という結果がでた。
また日韓の対立については、「日本政府の責任」は61%で、「韓国政府の責任」(17%)の3倍以上だ。
いま盛んに行われいる日本製品の不買運動については、67%が「参加する意向がある」と答えている。

くわしいことは朝鮮日報の記事(2019/07/13)をどうぞ。

輸出優遇除外:最近の韓日対立は「日本政府の責任」61%=韓国ギャラップ調査

こういう世論調査の結果を見ると、日本人と韓国人の意識の差におどろいてしまう。
でも最近は慣れたけど。
韓国メディアが「説明会」を「協議」と言ったり、コラ画像でホワイトボードを隠したりするような報道が日常的に行われることがその理由のひとつだろう。

NHKのような公共放送が相手国に悪印象を持たせるような印象操作をしても問題ないような社会なら、日本とは分かり合えない。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。