イギリス人が日本で注意すること「気軽にハグすんな!」

 

あした9月20日から、いよいよラグビー・ワールドカップ(W杯)が日本で開催される。
といってもボクは、スポーツニュースでしか見ないんですけどね。

ラグビーの母国イギリス(イングランド)でこのスポーツはかなりの人気がある。
今回のW杯にはイングランド・スコットランド・ウェールズ・北アイルランドが出場する予定で、イギリス外務省はこの期間中、5万人の国民が日本を訪れると予想している。

となると面倒なヤツも出てくる。
「紳士の国」のイギリス人に話を聞くと、サッカーやラグビーのファンには相当たちの悪いヤツがいる。
酒を飲んでケンカをしたり、ケンカをして酒を飲んだりするような。

そんなことをふくめて日本で母国の評判を落とさないよう、イギリス外務省が日本人コメディアンのコタニ・ユリコさんを起用したPR動画を作成。
「逮捕や強制送還をされないで」と呼びかけるこの動画を見ると、イギリス人が日本で注意するべきことが見えてくる。
これは日英の文化や価値観のちがいでもあるから、その意味で日本人が見てもおもしろいと思う。

日本を訪れるイギリス人がしてはいけないことは何か?

この動画のトップは「気軽にハグすんな」ということだった。

 

 

人生で最も罪深いことをしそうになった、とコタニさんが言うのがハグ。
こういう言い回しがイギリス人には受けるのだろうか?

「日本人には気安くハグをするな」というアドバイスは基本的に正しいけど、これが無礼かどうかは年代による。
じいちゃん・ばあちゃん世代がハグをされたら面食らうだろうけど、日本に来るイギリスのラグビーファンにそんな機会はまずない。
10代20代の日本人なら、スタジアムでイギリス人からハグされても平気と思うのだけど。
でも、日本人は欧米人に比べて身体的接触を嫌うから、しないに越したことはない。

 

友人のアメリカ人女性が日本の中学校で英語を教えることがきまったあと、アメリカで(東京かも)、日本で働くうえで注意することについてレクチャーを受けた。
そのときにも、「日本人には気軽にハグをするな」というアドバイスを聞いた。
イギリス人よりもアメリカ人のほうがハグ好きで、特に若いアメリカ人女性は出会いや別れのあいさつかわりによく抱き合う。

「どんなに気持ちが高ぶってもハグをしてはダメ」ということを聞いて、そのアメリカ人は守れるか不安になったという。
自然と体がそう動いてしまうらしい。
日本人とのあいさつは握手まで。
握手も同世代の人ならいいけど、相手が年上の日本人ならこちらから手を伸ばしてはいけない。

身体接触ではないけれど、そのアメリカ人にとって不思議だったのは、「校長など上司の前では足を組んでイスに座ってはいけない」ということ。
アメリカなら、就職の面接で足を組んだまま答えても問題はない。
女性ジャーナリストが足を組んだ姿勢で、オバマ大統領にインタビューをしているのを見て驚いたことがある。
アメリカ社会で儒教の考え方は一般的ではないから、これは常識の範囲内でノープロブレム。

理由や原理は分からなくても、現地の習慣や価値観を尊重するという姿勢はどこの国でも大事。
それでコタニさんががんばっているのだけど、ラグビーW杯で警察のお世話になるイギリス人は何人か出てくると思う。

 

 

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2 件のコメント

  • > 10代20代の日本人なら、スタジアムでイギリス人からハグされても平気

    そうかなぁ? それ、ブログ主さんがかなり外国人との交流に慣れているからじゃないですか?
    自分の周囲を見る限り、10代20代であっても、見知らぬ外国人からいきなりハグされたら平気じゃないと思いますよ。どっちかって言うと「気持ちの悪い変な外人」と思われる可能性の方が高いと考えます。
    ま、その相手が外国人でなく日本人であっても同じことですが。

  • 正確なところは「人による」です。
    サッカーW杯で外国人とスタジアムでハグをしている日本人をSNSで何度か見かけました。
    街中ではなくて、そういう機会にいる若い日本人なら大して気にしないだろうと思いました。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。