世界で最も有名な交差点といえば、アメリカのニューヨークにあるタイムズスクエアで間違いない。
なんせここは、「世界の交差点」なんて呼ばれているのだから。
タイムズスクエアに広告を出せばその効果は絶大。
ただし、それにかかる費用は莫大。
2017年に韓国の教授がここに日本の歴史わい曲を告発する映像を流すと発表して話題を集めた。
その教授の主張によると植民地時代、日本は韓国人を強制徴用して軍艦島へ連れていって過酷な労働をさせ、120人が殺された。
でも世界はまだこの“蛮行”を知らない。
だからタイムズスクエアで映像を流すことにしたという。
動機も結果もとても韓国らしくて、その映像に映っていた人物は韓国人はなくて日本人労働者だったことがのちに判明。
しかもそこは軍艦島ではなくてまったく別の場所だった。
くわしいことはこの記事をどうぞ。
日韓歴史戦:日本の強みは、韓国の間違いを指摘して事実を示すこと。
でもこれでまたひとつ、世界に誤解が広まってしまった。
「日本は正しい歴史を学ばなければいけない」と言う韓国は、こんなふうによく歴史を間違える。
そして誤解が歴史の真実として広がっている。
韓国各地に建てられている徴用工の像も日本人がモデルだったとして、韓国の議員や市民らによって構成された「反日銅像真実糾明共同対策委員会」が歴史をわい曲するなと怒りの声をあげた。
像を制作した作家はこの像に特定のモデルはいず、自分たちのイメージで作ったと主張するけど、韓国人のことは韓国人がよく知っている。
真実糾明共同対策委員会はその言い訳をこう一蹴した。
中央日報の記事(2019.12.03)
作家の想像力は政府の過去の公式記録に影響を受けざるを得ない。大韓民国国民ならばだれでも徴用について教科書や釜山(プサン)国立日帝強制動員歴史館追悼塔に掲示された写真などを記憶できる
「歴史歪曲反日銅像設置中断せよ」…反日銅像真実糾明共同対策委員会が記者会見
日本では、この像のモデルを日本人労働者とする見方が圧倒的に多い。
「徴用工像 モデル」で検索してほしい。
こうした像を制作する側と建てる側は社会的に称賛をあびていて、文政権もそうした運動を後押ししている。
韓国は全体的に反日サイドにかたよっているけど、でも、それだけでもない。
ふつうの日本人以上に歴史わい曲を指摘して、厳しく違反する人もいるのだ。
反日が正義となっている国の中で、それを公の場で否定するというのはすごいことだ。
ボクにそんな度胸はない。
そしてそういう人たちは冷静で合理的だから、主張にも説得力がある。
反日銅像を否定して真実糾明を求める委員会は、朝鮮人徴用工として紹介されていた写真がじつは日本人だったという冒頭のような例をあげてこう話す。
「芸術作品だからと聖域はありえず、芸術なのか政治宣伝物なのか議論の余地がある歴史的銅像に対し考証と関連ファクトは明確に検証されなければならない」
嫌いなのは韓国ではなくて反日という人なら、この意見に賛成できるはずだ。
一般論としても、事実は明確に検証しないといけない。
しっかり確認しないで何が事実か分からないまま、多額の寄付金を集めてタイムズスクエアで映像を流すからあとで大恥をかいてしまう。
芸術や表現の自由を主張しても、歴史のわい曲を正当化することはできない。
韓国にもファクトでフェイクを否定する人がいるのだから、決して反日一色ではない。
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