外国人に日本をご紹介:世界最古でラストエンペラーのいる国

 

海外旅行で必要なことは、実は日本の知識だったりする。
というのは海外(国内でも)外国人から、「日本はどんな国なんだ?」と質問されることがあるから。
「そんなことより野球しようぜ!」と笑顔で話をそらしてもいいのだけど、やっぱり日本人としては、少しは日本の特徴や良さを外国の人たちに紹介したいところ。

では、日本のどんなところを伝えたらいいのか?
これは外国人の価値観や感覚を踏まえたうえで、外国人の立場に立ってみないと分からない。

そこでこの観光PR動画ですよ。
観光庁が日本を「Where tradition meets the future」、伝統と未来が出会うところと紹介している。

 

 

この動画に寄せられたコメントを見ると、「I love you Japan」や「The best country」の他にこんなものがある。

「since 20 days I am back from Japan …. now I want back more than ever.」
日本から戻ってから20日が過ぎて、いまは前よりもっと行きたくなった。

You know how sometimes advertising could misleading and show something better than it should be? Well.. it is NOT the case with Japan…
宣伝動画には誤解や誇張が多いけど、日本はその限りではない。

中にはこんな「らしい」コメントもありましたよ。

I love Japanese spirit & Japanese culture. If we all put the history aside, China actually has a lot of things to learn from Japan.
日本の精神と文化が大好き。歴史を別にすれば、中国は日本から学ぶことはたくさんある。

歴史の長さで言えば、世界四大文明のひとつ中国にはかなわない。

でも、the future(技術力)なら日本は負けていない。
社会主義の中国は日本以上の格差社会で、発展しているところとそうでないところの差が銀河系なみに大きい。
15年ほど前、中国を旅行中に出会ったアメリカ人に感想をきいたら、「北京や上海は21世紀だけど、地方に行けば19世紀のような生活をしている人たちもいる」と言っていた。
実際、チベットでは電気・ガス・水道には無縁の遊牧民を見たから、これには納得。
日本は全体的に豊かで、科学技術の恩恵が全国にいきわたっている。

 

 

このおじいちゃんはフランスを代表する社会人類学者で民族学者のレヴィ=ストロース。
彼は日本通で、1993年には勲二等旭日重光章が授与された。
そんなレヴィ=ストロースの目に日本はこう映った。

「日本には、一種の連続性という絆があり、それは、おそらく、永遠ではないとしても、今なお存続しているのです」

さて、きょう2月11日は建国記念日ではなくて、建国記念の日。
紀元前660年2月11日、初代天皇の神武天皇が即位したことでこの国が生まれた。
この日本の誕生日を記念して、明治時代に制定された「紀元節」という祝日が戦後、「建国をしのび、国を愛する心を養う」という意味でいまの建国記念の日となる。
ただ神武天皇の即位は神話の話で歴史的事実ではないから、「建国記念日」ではなくて「建国記念の日」になっている。

 

海外を見ると中国やイギリスなどでは王朝が交代したり、市民革命が起きて皇帝が倒されて共和制になったりした国がある。
でも、きょうで2680歳の誕生日を迎えた日本は一度も変わったことがない。

あるアメリカ人は天皇を「いまエンペラーと呼ぶことのできる唯一の人間」と言っていた。キングならイギリスにもタイにもいるけど、“皇帝”はもう地球上で日本にしかいない。
その意味で天皇は「ラストエンペラー」と言うことができる。
日本が「世界最古の国」と表現されるのも、古代から同じ王朝が続いるからからだ。

日本は「tradition meets the future」で長い歴史や伝統と未来が出会う国。
でもそれは、「連続性という絆」の上に成り立っているということを外国人に紹介しよう。

 

 

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3 件のコメント

  • 中国と比べるのがナンセンス。インフラが整ってない地域に対して遅れてるような表現はおかしい。

  • 「~の日」って多いですよね。建国記念日として頭に浮かぶのは、日の丸の国旗。
    子どもの頃には我が家でも祝日には玄関前には掲揚されてました。建て替えからは掲揚の金具もありません。近所にも街にも日の丸を見かけることは稀です。

    TVでイギリスの映像(商店街?)でイギリス国旗の並ぶ光景にドキッとします。
    広島で建国記念のパレードが行われたようです。日の丸の小旗を振りながら美しい着物の続く様に感動しました。男性の姿が少なかったのが残念でした。来年再来年とこのパレードが全国に広がるといいなと思いました。

    Twitterで見つけた元教師の方の呟きに、昔は天皇制が民主主義の弊害だと信じていたが今はそうではない。と、そういえば国旗掲揚を受け入れられない教師って昔のニュースにありましたね。

  • そう言えば祝日の日の丸は見かけなくなりましたね。
    ウチも掲揚していませんが。
    広島でのパレードは初耳です。
    それは全国に拡大してほしいですね。
    天皇制についてはいまほとんどの国民が支持していますから、そういう教師の考え方は無視していい勢力しか保てません。

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    今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。