今回の内容
・「選択と集中」ですよ
・会話で使いそうな言葉を優先的に覚える
チョイと前回の話をさせてほしいっす。
目的をもって何かに取り組むなら、「選択と集中」というやり方が有効だ。
これは趣味の英語の勉強だけではなく、仕事でも有用な考え方。
めざすゴールに早くたどり着くためには、ムダなことはしないで大切なことだけをした方がいいから。
自分にとって必要なものかそうではないかを選択するには「基準」がほしい。
英会話学習でいうなら、その基準が学ぶ目的になる。
つまり、「自分が目標に到達するために、それは必要なものか?」ということが基準になる。
たとえば、「涅槃」、「ナス」、「輪廻」、「歯ブラシ」、「ほうき」という5つの言葉があったとする。
英検に受かることが目的なら、「ナス、歯ブラシ、ほうき」を先に覚えた方がいい。
でも、ボクは「外国人と英語で話す」ということが目的だから、「涅槃、輪廻」を覚えた。
そして、実際にそれが正解だった。
「ナス、歯ブラシ、ほうき」といった使わない単語を覚えるために、時間や労力を使っていたらモッタイナイ。
・会話で使いそうな言葉を優先的に覚える
ときどき、日本にいる外国人をお寺に案内することがある。
そんなときには、こんな話をする。
「お地蔵さんが、赤いよだれかけをしている理由はなにか?」
「仏教の目的とはなにか?」
日本に住んでいる外国人なら、多少なりとも日本についての興味はある。
日本の歴史や宗教について知りたいと思っている外国人は多いから、ただお寺に連れていくだけではなくて、できるだけ説明をしている。
今までボクがお寺に案内した外国人で、お地蔵さんが赤いよだれかけをしている理由を知っていた人はいなかった。
「よく見かけるから気にはなっていたけど、調べたことはなかった」という人ばかりで、そうしたバックグラウンドを知ると喜ぶ人は多い。
ボクとしても外国人に日本のことを知ってほしいと思うから、「知りたいと伝えたい」がマッチしてちょうどいい。
だから外国人をお寺に案内するときは、そのときに話で必要になりそうな英単語や表現を選んで、事前に覚えるようにしていた。
ただ、トーイックや英語の資格試験の試験のために英語を学ぶのなら、こんなやり方はしてはいけない。とんでもなく効率が悪い。
専用のテキストを買って、試験に出そうな言葉や表現を順番に覚える方がいい。
でも外国人と英会話をすることが目的なら、試験用の英単語や表現を覚えるのは効率が悪い。
時間と労力がもったいない。
ボクが実際に、そういうことをしていからよく分かる。
「英会話ができるようになりたい」と思って、まずは英単語や表現を増やそうと考えた。
それで、トーイックや英検対策の単語集を買ってがんばって覚えたけど、そのほとんどは使う機会がなかったからすぐに頭から消えてしまった。
がんばって覚えても結局は残らなかったのだから、ずい分ムダなことをしてしまったなあ、と思う。
でも、こんな失敗を何回もしている。
・「選択と集中」ですよ
逆に「これは役立った!」という実感があるのは、自分の会話で使いそうな単語や表現を選んで覚えたこと。
「選択と集中」ですよ。
プライベートで外国人と英会話をすることが目標なら、自分が好きなジャンルや得意分野で使う単語を選んで覚えた方が効率がいい。
実際に外国人と話をしている場面で使った言葉は、記憶に残りやすい。
今は外国人と英語で2時間ぐらい話ができる。
ここまで来れたのは、自分にとって必要な単語や表現だけを覚えるようにしたことがとても大きい。
実際に自分が役に立ったし有効だと感じたから、こうして記事で紹介している。
みなさんの英語学習で参考になるところがあれば幸いでごわす。
でも、この記事でおすすめの英語の本や英語サイトは紹介しない。
読者をそこに誘導して、それらを買わせて自分が金もうけをしようとは思っていないから。
自分の失敗とうまくいった事例を紹介して、読者の役立てるものがあったらぜひ活かしてほしいと思っているだけです。
・英会話の勉強だ!
じゃ、最後に英会話の勉強をしてみようか?
次の文を英文にしてみて。
この文は、アメリカ人の友人がFacebookで送ってきた文。
・そう。確かに彼は人気があるけど・・・。何でか分からない。
(今、アメリカで「ピコ太郎」は人気があるの?と聞いたときの返事)
・あんたと鈴木が焼肉で食べ過ぎたって聞いたけど。
・今回はそれを飲まなかった。
答え
・Yes, he’s popular….But I don’t know why.
・I heard you and Suzuki ate too much food at yakiniku
・I didnt get to drink it this time.
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