前に、ボクがした英会話学習での失敗について記事を書いた。
自分が外国人と英語で話すときには使わないような、英単語や表現を覚えてしまったこと。
英会話の本には、いろんな英単語や英語表現が「これでもか!」というぐらいたくさんある。
それらを最初のページから順に覚えようと努力したけど、実際に使う機会がなかったから頭から消え去っっていった。
一時的に覚えても、使わないものは身につかない。
だから今になってみれば、「選択と集中」をすれば良かったと思う。
本屋に並んでいる英会話の本は万人向けに書かれた本だから、自分にとって大切な表現だけがあるわけではない。
それなのに、その本を始めのページから順番通りに覚えていたら、自分には必要ない言葉をたくさん覚えてしまって時間と労力のムダになってしまう。
自分にとって必要なものや大切なことだけを選んで、それを覚えるようにしたら効率よく英会話の力を伸ばすことができたはず。
そんな失敗があったから、一般的に必要と思われる言葉ではなくて「自分が会話をするときに必要な言葉」を優先的に学ぶようにしているわけさ。
ボクの場合は外国人をお寺に案内することがあるから、お寺や仏教にかんする言葉を覚えるようにしている。
まあ、最近はさぼり気味だけど・・・。
その結果、「改札(ticket gate)」や「掃除機(vacuum cleaner)」といった日常生活でよく目にする言葉より、「 涅槃(ねはん)」「悟りを開く」「輪廻」といった非日常的な言葉を先に覚えてしまった。
でも、英会話の目的が「外国人と英語で話をすること」だったから、実際にはこれで正解だった。
日本のお寺でよく見る三重塔や五重塔。
そもそも、この「塔」とはなにか?
これは「卒塔婆(そとば)」を省略した言葉で、言ってみたら「お釈迦さまのお墓」のこと。
とう【塔】
仏骨を収めて祭る建造物。
(デジタル大辞泉の解説)
信じられないかもしれないけど、三重塔や五重塔の元はこの「ストゥーパ」。
これは、インドのサーンチーというところにあるストゥーパ。
今回の記事からは、ボクが覚えた英単語や英語の表現のなかから、お寺や仏教の話をするときに役立っている言葉を紹介したい。
具体的にいうと、先ほど出てきた「 涅槃(ねはん)」「悟りを開く」「輪廻」の3つの言葉。
これを知らなかったら、仏教の話なんてできない。
外国人をお寺に連れて行くなら、ただ単にその場所まで案内するだけではなくて、できるだけ説明をした方がいい。
日本に来る外国人なら、お寺にある仏像の意味といった「背景(バックグラウンド)」や仏教について興味があるだろう。
「お金を稼ぎに来ただけだから、日本のことは興味がない」と言っていたフィリピン人もいたけど。
もちろん、外国人をお寺まで連れて行くだけでもいい。
それだけでも彼らは感謝すると思う。
でも、お寺にあるものについての説明があるともっとうれしいはず。
これは、本物の英会話を学ぶ良いの機会にもなる。
具体的には、次回からね。
日本のお寺(韓国や中国でも)には、シンボルマークの「卍(まんじ)」がある。
外国人には、これが「ナチスのかぎ十字」に見えることから時どき問題が起こる。
お寺に案内するならこの「卍」の意味を説明したり、逆に「あなたの国ではナチスはどう思われていますか?」と質問してみたらいい。
「外国では、ナチスがどのように考えられているか?」がよく分かる。
日本人は一般的に、ナチスの認識が浅い。
だからこういう事件が起こる↓
欅坂46の衣装が「ナチスドイツの制服に似ている」と海外で批判が殺到!
黒いマントに黒い帽子、制服の形状もナチスのものとそっくりで、また、帽子にある鷲の刺繍もナチスのものと酷似しています。
海外では「日本のアイドルがナチスの格好をしている」と注目を集めており、
「本当に常識知らずだ」
「これはバカすぎないか?」
「これは非常に無礼」といったコメントが海外サイトに寄せられているそうです。
アメリカやヨーロッパだったら、「ハロウィーンの仮装」でもナチスは許されない。
「かわいいは正義」は通用しない。
悪いのはもちろん欅坂46ではなくて、この衣装をデザインして着せた大人だ。
この問題ではどんどん広がって、いろいろなメディアがとりあげている。
英タブロイド紙『デイリー・メール』、『デイリー・ミラー』、スウェーデンのニュースサイト『Nyheter24』、カナダを中心にフランス語圏で見られているエンタメ系テレビチャンネル『TVQC』などなど。
最後に、チョイと英会話の勉強をやっちゃいますか?
これはアメリカ人の友人と待ち合わせをしていて、ボクがそこに向かっているときにもらったメール。
そのアメリカ人によるメッセージ。
・あと5分でつきます。
・もう着いた?
・私はちょうどつきました。
答え
・I just got here.
「There in five minutes」は、「I will be there in five minutes(5分後に私はそこにいます)」を省略したのだろう。
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