はじめの一言
「山腹を削って作った沼(村落名)のわずかの田畑も、日当たりのよい広々とした米沢の平野と同じように、すばらしくきれいに整頓してあり、全くよく耕作されており、風土に適した作物を豊富に産出する。これはどこでも同じである。草ぼうぼうの『なまけ者の畑』は、日本には存在しない(イザベラ・バード 明治時代)」
「日本絶賛語録 小学館」
イザベラ・バード(ウィキペディア)
19世紀のイギリス人で旅行家であり作家。
明治の日本を旅した。
前に「中国人のマナー違反やルール無視が大きなトラブルになっている」ということを書いた。
こんな中国人は困る①日本人の想像を越えるマナー違反・ルール無視
ではそもそも、なんで中国人はルールを守らないのか?
という疑問をもつ人も多いと思う。
そのことについて、中国人の視線から書いていきたい。
具体的な理由は次回に書くとして、今回は中国人がルールを守らない現状について書いていく。
優れた建築物あるし、中国は好きですよ。
数年前、スキーに行った友人からこんなグチを聞いた。
「最近、スキー場に外国人が増えている。それはいいけど、ルールを守らない人が多くて困る」
具体的には?
「リフトに乗るときに列に並ぶんだけど、列に並ばずに割り込んでくる人がいて腹が立った」
具体的には?
「中国人」
だろうね。
日本に旅行にくる中国人が増えている。
テレビや週刊誌が中国人旅行者を取り上げることで、良い意味でも悪い意味でも中国人がどんな人たちが分かってきた。
爆買いをしてくれるありがたいお客さんであると同時に、ゴミを投げ捨てたり大声を出したりしてトラブルを起こす。
すべての中国人がルールを守らないことはないとしても、中国人がマナーやルールを守らないということは、もう「世界の常識」となっていると言っていい。
そのことは「サーチナ」の記事(2016年8月15日)でも伝えている。
中国人よ・・・「なぜ列に並ばないのか!」、中国人がルールを守らない理由
南シナ海問題で仲裁裁判所が下した判断に中国が従おうとしない様子が世界中で報道され、中国は「秩序やルールを守らない国」との認識が定着しているのではないだろうか。
日本でも「中国人は列に並ばない」という不満から「列に並ばないのが中国人だ」という考えに変わってきていると思う。
そういう認識をもとに、ネットには「中国人に割り込をされない方法」というサイトまである。
インドを旅行中、列車のチケットを買おうと駅に行ったとき、不思議な光景を見たことがある。
チケット売り場の窓口を先頭に、インド人の長い列ができている。
それ自体は、まったく珍しくない。
一列に並んでいる彼らが、なぜか一様にひじを直角にまげている。
ちょうど、体育の授業でやった「小さく前に習え」をしているような感じだ。
この人たちは、なんでこんなことをしているのだろう?
と思って最後尾に並んでいて、すぐに気づいた。
これは、「横入り防止」のためだ。
ボクはこの「小さく前に習え」をしてなかったため、すぐに横入りをされてしまった。
ひじを直角に曲げていることで、横から入って来ようとする人をブロックしていたのだ。
ここは、そのやり方が良いか悪いかを考えても仕方がない。
インド人がしているように、「小さく前に習え」をするしかない。
現地では、現地のルールにしたがったり現地の人がしているようにしたりすることが大事だ。
「郷に入っては郷に従え」ということわざもあるしね。
現地の習慣や価値観を尊重しないといけない。
ちなみに西洋には「When in Rome do as the Romans do(ローマでは、ローマ人のようにしろ)」という似たことわざがある。
でもそなことを言ったら、人類に生きている人間なら世界のルールには従わないといけなくなる。
「南シナ海問題で仲裁裁判所が下した判断に中国が従おうとしない」というのは明らかに問題だ。
そもそも、なんで中国人はルールを守らないのか?
その理由について、中国人が考えている。
そのことを次回書いていきたい。
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