訪日外国人が東京駅で思うこと「キレイ・迷宮・親切」

「日本の顔」である東京駅は明治時代の末期から建設工事が行われて、1914年(大正３年)12月18日に完成した。
それを記念してきょうは「東京駅完成記念日」になっている。
東海道本線の出発地点が新橋駅から東京駅に移され、日本の鉄道は本格的に動き出したのだった。

これまでアジア人、欧米人、アフリカ人などから、「東京駅はとてもキレイなところだけど、複雑でわかりにくい！」といった話を聞いたことがある。

日本に来る外国人は東京駅についてどう思っているのだろう？

トリップアドバイザーの口コミを見ると、同じ思いをした外国人は山ほどいる。

・A very huge and beautiful station. I took lots of time there for tons of pictures. You can also go to many places from such station.

とても大きくて美しい駅。
ここでたくさんの写真を撮るためにかなりの時間を使った。
この駅からいろんなところへ行ける。

・Beautiful view at night.

夜景が美しい。

・A massive station with links to all of japan. This makes travel while in the country so easy.

日本各地にアクセスできる巨大な駅。これで国内旅行も楽になる。

東京駅は日本の中心でどこにでも移動できるから便利だけど、そのぶん構造は複雑化してややこしくなる。
だから「underground maze」（地下の迷宮）となって、迷子になる外国人が出るのは必然だった。

・this place is and underground maze. Easy to get lost.

・For the first time Japan traveler and not doing enough research, we got very lost. What should have been 12 minutes, figuring it out on the way back, turned into an hour. The worst part was that this was doing rush hour

初めての日本旅行で十分な下調べをしていなかったから、私たちはめちゃくちゃ迷ってしまった。
12分で済むべきところに、１時間もかかった。
ラッシュアワーと重なると最悪だ。

なるほどなるほど。
でも安心してほしい。

同じように感じる日本人はたくさんいるから、東京駅をラビリンスと表現することもある。
ネットで見たあるアンケート調査によると、日本人の考える「迷宮駅」は次のとおり。

１位：梅田駅（大阪）
２位：新宿駅
３位：渋谷駅
４位：東京駅

５位を大きく引き離しているから、これが「ダンジョン駅４天王」といえる。
特に梅田駅はまさにラスボスだ。
奈良に住んでいる知人の香港人とここのスターバックスで待ち合わせをしたとき、直線距離なら10分で着けるところを、彼女はトラップにはまって30～40分かかった。
「お久しぶりです！」の次に言った言葉が「大阪はごちゃごちゃしていて嫌いです」だった。
彼女は香港人というよりもう奈良県民。