きょう6月30日は「ハーフタイムデー」。
ちょうど一年の半分になってこれから後半が始まるゾ、となる日だ。
これ以上なく分かりやすいこの記念日、だれがいつ制定したのかは謎。
それと1905年6月30日にアインシュタインが相対性理論に関する最初の論文を出したことから、「アインシュタイン記念日」にもなっている。
日本ではチノといえば一般的に、「お姉ちゃんにまかせなさーい!」の『ごちうさ』が思い浮かぶのだけど、この時期についていえばやっぱり上の写真の「茅(ち)の輪」だろう。
主に陰陽道や仏教の考え方では、疫病神や鬼が人々に病気や事故などの災いを運んでくるから、それらが家に入ってこられないようにお札を貼る。
神道では疫病神というより本来的には、体についた罪や穢れ(けがれ)がそうした不幸をもたらすと考えられている。
こういうものは生きていると自然に身についてしまうから、半年に一度、夏と冬に神聖な「茅の輪」をくぐって心身をキレイにする必要があるのだ。
6月30日ごろに行われる茅の輪くぐりが「夏越の祓」(なごしのはらえ)、12月のものは「年越の祓」(としこしのはらえ)と呼ばれていて、これをまとめて「大祓」(おおはらい)という。
これによって罪や穢れをはらうことが目的だと神社本庁ホームページにある。
常に清らかな気持ちで日々の生活にいそしむよう、自らの心身の穢れ、そのほか、災厄の原因となる諸々の罪・過ちを祓い清めることを目的としています。
大祓は古事記や日本書紀にある神話、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の禊祓(みそぎはらい)を起源とした神道行事で日本の伝統文化でもある。
ボクが「茅の輪くぐり」を知ったのは30代のころで、それまでは全く知らんかった。日本人として失格だった。
でも、注連縄を張った結界(茅の輪)をくぐると、半年分の罪やケガレがなくなりキレイさっぱりになって、半年に一度これをしないと、体に悪いものがたまっている気がして落ち着かなくなる。
「水無月の夏越の祓する人は千歳の命のぶというなり」と唱えてこの輪をくぐるのだが、くわしいやり方は近所の神社で聞いてくれ。
地域によって違いがあるかもしれない。
701年の『大宝律令』によって大祓は正式な宮中行事となっているから、この時代の天皇がこの儀式をしていたはずだ。
こんど神社で「茅の輪くぐり」をする機会があったら、1500年以上の歴史や伝統を実感してほしい。
きょうは「アインシュタイン記念日」なんで、最後に彼の言葉を紹介しよう。
大正時代に来日したこの世界的な物理学者はこう言った。
「近代日本の発展ほど世界を驚かせたものはない。一系の天皇を戴いていることが、今日の日本をあらしめたのである。私はこのような尊い国が世界に一カ所ぐらいなくてはならないと考えた。」
天皇だけではなくて、古くからの伝統を受け継いでいることで現在の日本がある。
日本でおもてなしを受けるアインシュタインと妻のエルザ(1922年)
1922-23年の訪日時の日記にて「日本人は謙虚で質素、礼儀正しい、まったく魅力的です」「他のどこにも存在しないくらい純真な魂たち。誰でもこの国を愛し、敬うだろう」と評価した
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> 日本ではチノといえば一般的に、「お姉ちゃんにまかせなさーい!」の『ごちうさ』が思い浮かぶのだけど、この時期についていえばやっぱり上の写真の「茅(ち)の輪」だろう。
私の場合は、「チノ」と言うと、「支那」「チャイナ」と同様にスペイン語で「中国人」という単語を思い出します。あまりいい意味じゃないみたいで、「中国人め!」ってな感じですかね。
米国南部やメキシコあたりから、中南米方面にかけて、アジア人に対して全般に使われることが昔は多かったようです。こっちの顔を見てすぐに「チノ、チノ」と言ってくる、そんな奴等でした。
でもコロナビールを奢ってやると、すぐに「さすがはハポン(日本人)だ、チノとは違うな!」って、なんちゅういいかげんな・・・。悪口言う時くらいは相手をちゃんと見極めろよ。
「支那」は現在では侮辱語ですからNGですね。