前回のことと内容が重なってしまうけど、さいきん韓国人が喜んだニュースがあった。
そのことまでの流れを時系列に書いていこう。
1、1936年のベルリンオリンピックで、孫基禎(ソン・ギジョン)がマラソン
で金メダルを取った。
2、当時の韓国は日本の統治下にあったため、孫は日本代表として参加していた。
だから、ベルリンのオリンピック公園にある彼の銅像は、胸に日の丸をつけ
ている。
3、今の韓国人には、この日の丸が気に入らない。
それが歴史的な事実だけど、現在の韓国人の国民感情には合わない。
そこで2006年に、胸に韓国旗(太極旗)をつけた孫基禎(ソン・ギジョ
ン)の銅像をつくった。
2016年の12月に、その銅像をベルリンに立てることができた。
この知らせに韓国人、歓喜。
この銅像がつくられてから立てられるまでの流れには、日本人とは違う「韓国人らしさ」がよくあらわれているように思う。
ということで、今回から韓国人の国民性や性格について書いていきたい。
日本国籍の韓国の英雄・孫基禎選手(ウィキペディア)
この流れで見られる「韓国人らしさ」には、まず「計画がすっごくいい加減」ということがある。
自国の金メダリストの銅像を海外で立てるというのなら、かなり大掛かりなイベントのはず。
そのわりには、韓国人の計画は適当すぎる。
2006年につくられた銅像を、2016年にやっと立てることができた。
ということは、銅像が完成した後10年の間、銅像を立てることができなかったということになる。
胸に太極旗をつけたこの金メダリストの銅像は、ずっとドイツの韓国大使館に保管されていた。
韓国大使館が保管していたのなら、国もこのイベントにかかわっていたと考えていいだろう。
そんな重要なことのわりには、銅像の設置の見通しがあまりにずさん。
韓国人は、銅像を設置する場所を見つけることより先に銅像をつくり始めている。
順序が違う。走り出してから、ゴールを探す感じじゃないか。
だから、銅像が完成してから「置く場所がない!」となってあせることになる。
少し大げさに言ったら、家をつくった後に建てる土地を探すようなものだ。
慎重な日本人だったら、こんな展開は考えられない。
「海外に金メダリストの銅像を立てよう」という案が持ちあがったら、綿密に計画を立てるはず(少なくても、韓国人よりは)。
まず、その銅像を置く場所を見つける。
そして、場所を確保してから像の制作に取りかかるだろう。
日本人と一緒に仕事をしていた韓国人に話を聞いても、日本人は何をするにしても、最初に確実な計画や見通しを立ててから行動に移すという。
時間をかけすぎることは、「日本人の欠点」だとも言っていたけど。
日本人だったら、「銅像をつくったけど、置く場所が見つからない。だから、10年間日本大使館で保管されたまま」という残念な結果にはならないだろう。
韓国人は、これと同じことをアメリカでもしていた。
「アメリカのワシントンに、慰安婦像(韓国では平和の少女像)を設置しよう」という運動が起こった。
そして、慰安婦像をつくったはいいけど、ワシントンに置く場所がなくて困っているという。
12月12日の中央日報の記事に、そのことが書いてある。
慰安婦被害女性「ワシントン少女像、永久的設置場所を見つけるため助けてほしい」
ワシントンで公開された少女像は韓国で製作されて先月ワシントンに到着した。だが、この少女像にはまだ永久に設置される場所がない。この少女像は同日歓迎式典が開かれた2時間だけ公開されて、その後すぐに、近隣バージニア州の倉庫に移された。
この記事を読んだときも、先ほどとまったく同じ感想をもった。
「なんで像をつくる前に、立てる場所を見つけなかったのか?」
これでは、「花見で、山のような食べ物を持って行ったけど、座る場所がなかった」ということと同じ。
結局、慰安婦像は倉庫送りになって「像を置く場所見つけてほしい」と訴える事態になった。
これまた残念な結果になっている。
まあ、この像は立たない方が良いけど。
2006年の孫基禎(ソン・ギジョン)の銅像のときの流れとこのワシントンの慰安婦像の流れは、まったく同じ。
像を置く場所を確保する前に、像の制作を始める。
そして、完成しても置く場所がなくて倉庫に保管されてしまう。
同じ行動をしたことによって同じ問題が起きて、同じ結果に終わっている。
なんで同じ失敗を繰り返すのか?
もう、韓国人の様式美といっていいだろう。
同じ行動をしていたということは、行動基準も同じだったということになる。
つまり、10年前と同じ発想や考え方にもとづいて動き出して、同じ失敗をした。
だったらこれは、韓国人の国民性といっていいだろう。
それが、パリパリとケンチャナヨというもの。
次回に、その国民性について書いていきたい。
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