日本のいろんな「初」:テニス・体育教育・五輪メダル…

 

きょう9月23日の秋分の日は「テニスの日」。
地獄のような暑さも過ぎたことだし、さわやかな気持ちでみんなで楽しくテニスをしましょうー、という記念日らしい。
でいまでは全国的に人気のあるこのスポーツは、いつ日本に上陸したのか?

それはハッキリと分かっている。
まず幕末に「もう鎖国なんてしてる場合じゃない!」と日本が開国し、横浜を開港したことでたくさんの西洋人がやって来た。
その後、西洋人の生活には必要不可欠だけど、当時の日本にはなかった公園(洋式公園)が彼らによって初めてつくられ、いまではそこは山手公園と呼ばれている。

さらに彼らは1876年(明治9年)にその公園にテニスコートをつくって、日本初となるテニスの試合を行った。
もちろん気晴らしや遊びていどのもの。
そこがいまのYITC(ヨコハマ・インターナショナル・テニス・コミュニティ)で、「日本庭球発祥之地」と刻まれた記念碑がある。
だから日本の「テニス事始め」は外国人が始めたもので、日本人は参加していなかった。
当時ここでテニスを楽しんでいたのは横浜在住のイギリス人女性で、彼女らは馬車に乗ってやって来ては、紅茶やお菓子を楽しむ「もぐもぐタイム」をはさみながらテニスを楽しんだという。

 

では日本人がいつテニスをやったかのというと、実はそれは謎。
文部省が体育の先生・指導者を養成するため1878年(明治11年)に設置した「体操伝習所」で、アメリカ人教師によってテニスが導入され、日本人が初めてプレイしたという説が有力だ。
日本初の体育の研究・教育機関である「体操伝習所」が明治政府によってつくられたことから、いまにつながる体育教育が始まった。

テニスは日本人にフィットしたらしい。
1920年(大正9年)には清水善造が日本人としては初となるウィンブルドン出場を果たす。
さらに同じ年に開かれたアントワープ・オリンピックのテニス競技で、熊谷一弥がシングルでは銀メダル、熊谷と柏尾誠一郎がダブルスで銀メダルをとった。
オリンピックで日本人がメダルを獲得したのはこれが初めてだ。

 

ということで1876年に横浜にいた外国人が公園をつくって西洋の新スポーツを始めて以来、いろんな「日本初」がうまれていった。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。