【知ってた】反日を煽ってきた文大統領に、慰安婦問題が直撃

 

過去の自分の言動が、時間を超えて現在に返ってきて自分がダメージを負う。
そんな現象を四文字熟語なら「自業自得」、カタカナだと「ブーメラン」と表現する。
その名手が韓国の文大統領であることに一切の異論はないはずだ、少なくとも日本のネット界では。

そんな大統領が先日行われたASEAN(東南アジア諸国連合)と日中韓3か国による首脳会議で、「日本の岸田総理大臣、歓迎いたします」と笑顔で岸田首相に呼びかけた。

日テレニュース24(2021/10/27)

文大統領、岸田総理にASEANで「歓迎」 

でも、この会議を主催したのはブルネイなんだけどネ。
ホスト国ではなくて日本と同じ参加国なのに、「歓迎いたします」と言うところがまさに文大統領。
これにはアセアン一同、内心では「え?」となったかも。
1年前の同じ会議でも文大統領は、「日本の菅総理、お会いできて嬉しいです」と呼びかけて話題になった。

「(日本には)二度と負けない!」と国民を煽(あお)っていた2年前と違って、いま文大統領や韓国政府は日本との関係改善を希望しているから、ここ最近は反日的な言動を控えるようになった。
ことし1月、慰安婦訴訟で韓国の裁判所がなんと日本政府に賠償を命じると、文大統領は「正直、困惑している」と困っていることを公式に認めた。
そして2015年の慰安婦合意について、「韓国政府は両国間の公式合意と認めている」と述べて日本にアピールする。

このとき韓国メディアの朝鮮日報は「反日追い込み」から、急に態度を変えた文大統領を社説でこう批判した。(2021/01/20)

韓日慰安婦合意を破棄した張本人である文大統領が「(あの合意が)両国政府間の公式合意だったという事実を認める」と言った。過去4年間、韓国政府が繰り広げてきたことは全く何だったのか。結局、何の方策もなしに国内政治用として利用したにすぎなかった。

「日本企業資産の現金化は駄目」と急変…4年間の反日追い込みはなぜやったのか

 

文大統領はこう言うと同時に、“慰安婦おばあさん”が同意できる解決を目指すという。
「15年の合意ですでに解決済み」とする日本と、「真の謝罪を受けないといけない」という原告側が同意できるような解決策なんて考えられない。が、文大統領がそう明言した以上、韓国政府が責任をもって取り組んでくれ。

 

慰安婦問題については最近、こんな動きがあった。

中央日報の記事(2021.10.27)

李容洙さん「慰安婦被害は拷問…文大統領、国連に行きましょう」

元慰安婦という李容洙(イ・ヨンス)さんとその支持者が、日本の慰安婦に対する扱いは身体的・精神的苦痛を加える「拷問」だったとし、国連に日本の「戦争犯罪」を訴えようと文大統領にこう呼びかけた。

「文在寅(ムン・ジェイン)大統領様、私の手を取って国連拷問禁止委員会に必ず行きましょう。涙で訴えます」
「韓国政府に被害者中心の解決に向けた意志があるのなら、国際的な支持を取り付けられるはず」
「これ以上待つことはできない。歴史の生き証人が生きているのにもこれだから、私たちがみんな死んだらどうなるのか」
「どうか任期を終える前に歴史的一歩を踏み出してほしい」

李さんはことし2月にも、慰安婦問題を国際司法裁判所に付託するよう文大統領に求めた。
でも半年以上たっても、韓国政府からは何の返事もない。
これはつまり、「正直、困惑している」ということだ。
文大統領は以前から「被害者中心の解決」を強調してきたのに、現実には、慰安婦問題の解決はまったく進んでいない。
それで文大統領を動かすために「涙で訴えます」と再度呼びかけたワケだ。

これに対して韓国政府は冷淡だ。

聯合ニュースの記事(2021/10/26)

慰安被害者「国連拷問禁止委員会で解決を」 韓国政府「慎重に検討」 

「さまざまな意見を聴取して慎重に検討していく」と、これまでと同じセリフを繰り返すだけで事実上、この提案を拒否した。
慰安婦問題をこれ以上大きくされると本当に困るようだ。

 

国内の支持がほしいときは国民の反日感情を刺激して、韓日関係の改善が必要になると「日本の総理、お会いできて嬉しいです」「歓迎いたします」と笑顔になる。
これまで一貫して、その場その場の最善の利益を得ようとしてきたから、矛盾が生じて苦しい思いをしているのだ。
国家間の約束と国際法は守らないといけない、という日本の立場が揺らぐことはない。
被害者中心主義を主張する文大統領は、「韓国政府は両国間の公式合意と認めている」という自分の言葉と、「韓国政府に被害者中心の解決に向けた意志があるのなら」というおばあさんの思いに、一体どうやって折り合いをつけるつもりなのか。
来年の任期満了まで「慎重に検討していく」と言いつづけるしかないだろう。
「何の方策もなしに(反日を)国内政治用として利用」して日本を追い込もうとしたから、今になって慰安婦問題で自分が詰んでしまった。
始めから合意を守って、内容を1ミリも動かさなかった日本にこんな悩みはない。

 

 

こちらの記事もどうぞ。

国 「目次」 ①

韓国 「目次」 ②

韓国 「目次」 ③

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ①

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ②

近くて遠い日本と韓国 「目次」 ③

支援が私怨に? 無条件の日本支援を“許さない”韓国の対日世論

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。