今日(2016年12月31日)、朝鮮日報にこんな社説があった。
外国人客相手にぼったくる韓国タクシー、この国はまだまだ未熟
先日も韓国観光にやって来たある中国人団体客が終日免税店や健康食品の専門店など6カ所の店を連れ回され、ショッピングを強要されたというニュースが報じられた。この健康食品店はこの団体客がやって来た時にシャッターを閉め、100万ウォン(約9万7000円)相当の商品を半ば強制的に売りつけた後にはじめてシャッターを開け、団体客を帰らせたという。
この他にも、オーストラリア人の観光客からぼったくったタクシードライバーのことが書いてある。
それにしても、なんで12月31日という日に、しかも記事ではなくて社説で「韓国人によるぼったくり」を取り上げるのか?
でもある意味、韓国らしい。
今回は、このことを書いていきたいと思う。
「韓国人の敵は、韓国人なんですよ」
というテーマ。
ちなみにこの言葉を聞いたのは、東京で一年間ワーホリをしていた韓国人の友人から。
新大久保にはたくさんの韓国人がいるけど、そこでワーホリの韓国人がだまされたことがたくさんあったから、「韓国人の敵は、韓国人なんですよ」と言う。
日本語ができない韓国人がそこで仕事をしたら、日本の最低時給以下の賃金だったということがよくあったらしい。
それで、「日本人よりも、日本にいる韓国人がだますほうが多いんですよ」らしい。
2010年ごろ、韓国は観光客の誘致で日本を圧倒していた。
2011年には、韓国が979万人の観光客を誘致したのに対して、日本は622万人だった。
韓国は、日本の1.5倍の観光客を集めていた。
これは日韓の観光インフラの違いからすると、あり得ないことらしい。
日本には東京ディズニーランドや大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンなど、世界の5大テーマパークのうち三つがある。
「観光客誘致合戦で日本に逆転された韓国 どういうわけか危機感すらない」
確かに韓国の場合、「世界的なテーマパーク」という点では弱いかなあ。
その代わり、韓国はツアーで軍隊の様子を見ることができる。
それが、2015年に日本に逆転されてしまう。
韓国1324万人に対して、日本は1974万人と一気に引き離す。
朝鮮日報では、この逆転の理由を次のように指摘している。
日本では、ビザの条件をチョイとゆるめて外国人にビザを取りやすくした。
また、日本のいろいろなところにWiFiを設置することもした。
なかには、韓国のやり方を取り入れたこともあったらしい。
韓国に対するベンチマーキング(優良な実例に倣って改善する手法)にも力を入れた。日本政府は観光客誘致にプラスになるとの理由から、韓国のロッテホテルやホテル新羅などの「韓国型免税店」を誘致した。
済州島のウオーキングコース「済州オーレ」が成功しているのを参考に、九州の各自治体は「九州オーレ」を作って韓国人観光客を呼び込んでいる。
韓国のやり方を「優良な実例」と言っているところが、いつもの韓国人でほほえましい。
ところで、この「九州オーレ」という言葉を知ってましたか?
「どんなものだ?」と思って、検索したけど出てこない。
「LL 焙煎カフェオーレ 200ml |九州乳業株式会社」というのはあるけど。
日本のネットに出てこない「九州オーレ」って何だ?
また、「そんな事実はない」という韓国得意のブーメランか?
それはいいとして。
韓国が日本に逆転されたにもかかわらず、「韓国には危機感がない」ということに新聞が危機感をもっている。
下は、朝鮮日報の6月19日の記事。
客が外国人と見ると、タクシー代を突然3-4倍に上乗せするようなことも日本ではあり得ないし、また店から手数料を取るため団体観光客をバスであちこち連れて回るようなケースも日本ではほとんど見られない。
「観光客誘致合戦で日本に逆転された韓国 どういうわけか危機感すらない」
この記事に対して産経新聞のコラムが「そんなもん、当たり前すぎるだろ!」と容赦ないツッコミを入れている。
また同コラムが指摘するのが、外国人観光客に接する態度の違いだ。「客が外国人と見ると、タクシー代を突然3-4倍に上乗せするようなことも日本ではあり得ない」という。
「店から手数料を取るため団体観光客をバスであちこち連れて回るようなケースも日本ではほとんどみ見られない」という。
日本では当然すぎて注目もされないことに、韓国人が学ぶべき点をみているようだ。「外国人と見るとタクシー代上乗せ」 日本に観光客で逆転された韓国、自省のコラム
今年の6月には、一部の韓国人によるぼったくりを退治するべく、「ぼったくり戦争」が始まった。
朴槿恵大統領が直々に、それを宣言している。
産経新聞のコラム(2016.6.28 )から。
さらには、朴槿恵大統領までが直々、ボッタクリ根絶を訴える始末。今に始まった話でもないが、「先進国」を自称する韓国は現在も、国内で悪しきボッタクリ文化と闘っている。
韓国はボッタクリ文化を克服できるのか? 外国人観光客にのり巻き1本900円
ずっと前から、韓国の当局が韓国人によるぼったくりを何とかしようとがんばってはいた。
でも、大統領が直接動き出したというのは、このときが初めてじゃないか?
しかも、大統領を動かしたのは、「手巻きのりのぼったくり」だった。
朴大統領は今月17日、大統領府で開かれた文化観光産業の競争力強化に関する会議で、次のように述べたという。
「観光客が来ないからといっては嘆き、客がたくさん来れば不親切で、キムパプ(のり巻き)1本に1万ウォン(約900円)もの高い代金を取るのは観光客を追い払う行為だ。そんなことで観光客が大勢来るのを願うのは矛盾している」
「中国人団体観光客を相手にした低価格の観光やタクシーのボッタクリといった問題は、客の満足度を下げ、韓国観光のイメージを失墜させる深刻な原因だ」
朴大統領が問題にしたのは、ソウルでの「手巻きのりぼったくり事件」のこと。
といっても、金額としてはそれほど大したことではない。
今年の2月に、135円ほどののり巻きを、韓国語がわからない中国人観光客に約900円売っていた、というぼったくり事件があった。
これに中国人観光客が、「韓国には二度と行かない!」と激怒する。
大統領は、このことを会議の場で持ち出したのだ。
会議には、韓国政府の閣僚や次官、観光業界関係者ら約150人が出席していたという。
これは大統領による事実上の「宣戦布告」で、ぼったくり戦争といっていいと思う。
でも今になってみると、ぼったくより先にまさか朴大統領が消えてしまうことになるとはね。
韓国の闇は深い。
パク大統領はこのことでも、崔順実(チェ・スンシル)氏に指示をあおいだのだろうか?
ここで、はじめの朝鮮日報の社説に戻る。
外国人客相手にぼったくる韓国タクシー、この国はまだまだ未熟
12月31日という年の瀬になっても、6月の記事とまったく同じことを言っている。
ワクワクした思いで韓国に来たものの、帰る時は「もう絶対に来ない」と言って帰る外国人が多くなるのも当然のことだ。
でも、一部のぼったくり韓国人には、どうすることもできないらしい。
最後に失望して社説を終えている。
これらは国の観光産業という観点から考えても深刻な事態だが、それ以前に良識ある人間としてやるべきでないことが、韓国では普通に行われていることに失望を禁じえない。
これが、12月31日の社説か?
ふつうは、2016年を振り返ったりもっと重大なことを書いたりするものじゃないのかな?
それいいとして、これにもさっきの産経新聞のコラムのようなツッコミを入れることができると思う。
日本では当然すぎて注目もされないことに、韓国人が学ぶべき点をみているようだ。
でも、韓国さん?
タクシーや健康食品のぼったくりより、もっと深刻な問題があると思いますよ?
そんなことより、釜山に慰安婦像が立っちゃったことにがっかりだよ。
せっかく日韓関係は良好だったのに、また日本人観光客が減ると思うな。
さて、2017年には、日本と韓国はどうなるんだろうねえ?
あ、ちなみに、2017年も韓国でのぼったくりは間違いなく続くので、旅行の前には情報収集をしっかりやりましょう。
大統領が動いても韓国ではぼったくりはなくならない。
自分の身は自分で守るしかない。
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「Why did you come to Japan(You は何しに日本へ?)」は失礼な質問?
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