世界よ、これが日本の自販機だ 外国人が驚き感動したワケ

 

もし酔っぱらってなかったとしたら、日本でどう育ったらこんな人間が完成するのか不思議。

朝日新聞(2022/01/09)

「自販機で当たり出ない」と110番…不要な内容15万件 愛知県警

2021年に愛知県警が受理した110番の件数は57万7177件で、このうちどうでもいい(緊急の対応が不要な)内容は15万1912件だ。
当たりが出ないから110番という発想は理解不能だが、とにかくいまの日本で自動販売機は本当に身近なものになっている。

歴史をみると世界初は約2200年前、古代エジプトの寺院に登場した「聖水自販機」だとか。
コインを入れるとその重みで栓(せん)が開いて水が出てくるという、いまなら小学生の工作のようなシンプル構造。
いま世界中にあるような自販機が現れたのは19世紀、産業革命後のイギリスで実用されたもので、飲み物やお菓子、たばこなどが販売された。
日本にある最古の自販機は、1904年(明治37年)に作られた「自働郵便切手葉書売下機」だ。

*以上のソースは「全国清涼飲料連合会」のHP「自販機の歴史」から。

 

「日本の常識は世界の非常識」なんて言われるように、この島国には、海外ではあまりないようなモノが多々ある。
「イタリアやフランスよりは治安が良い」と話す東ヨーロッパから来たリトアニア人は、破壊されて物と金を盗まれるから、リトアニアで自販機は普通は建物の中にあるという。
だからそこらの道で夜中に自販機の電気が光っている、日本では当たり前の光景を母国では見たことがない。

知人のインド人は街中にあふれる自販機に、「コンビニやスーパーがたくさんあるのに、なんでこんなに自販機が必要なのか?日本人は一体どれだけ飲み物が好きなのか!」とビックリする。

 

日本旅行に来た台湾人はこんな写真を撮って、「在日本看到自動販賣機都莫名的興奮」とSNSにコメントした。日本に自販機を見ると興奮が抑えられないらしい。

 

日本で自動販売機がやたらとあるのは、それなりのワケや必要性があるから。
例えばコレだ。

 

 

地震、台風、洪水などの自然災害が起きた時には、無料で飲み物や水を提供するよう日本の自販機はプログラミングされている。
この投稿に外国人からは称賛コメントの雨あられ。

・That country is just amazing!!
あの国はただただすごい!

・The only vending machines in Nigeria where I come from, are those that don’t work.
ナイジェリアには壊れた自動販売機ばかりです。

・That’s why many Filipino’s love japan.
だから多くのフィリピン人は日本が好き。

・Respect for Japan ♥
日本には脱帽。

・what happens if we shake them tho….
揺すったらどうなるんだろう……。

・that’s why I love Japan💙
だから日本が大好き💙

・Me who can’t even find vending machine in my country.
自販機が見当たらない国に住んでるわたし。

・That’s why it is has the least criminal cases.
だから犯罪発生率も最低レベルなんだ。

 

ただ、日本のすべての自動販売機がこうなってるわけではない。
自然災害や緊急事態が発生すると、被災者や帰宅困難者に無償で提供する「ライフライン自動販売機」もあるだけのこと。
くわしいことは「災害時・緊急時対応」を確認。
困った時に困らない配慮をするのも、「当たり出ない!」と110番するのもどっちも日本人だ。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。