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ついに釜山の日本領事館前に慰安婦像が立ってしまった。
当ったり前のことだけど、日本側は怒っている。
韓国のハンギョレ新聞によると、安倍首相に近い人物は「まるで振り込め詐欺だ!」とまで言っているらしい。
日本の安倍晋三首相周辺では12・28合意によって、日本が10億円を韓国に支給したにもかかわらず、少女像が移転されていない事実について「まるで『振り込め詐欺』だ」との不満の声も上がっていると伝えた。
韓国国内でも、この像を立てることに反対している人がいるらしい。
2017年1月2日の「Record china」の記事にそのことが書いてある。
釜山の日本領事館前少女像「公共造形物」登録推進=「慰安婦と言えば何でもできる国」「日韓間の火種になるようなことを…」―韓国ネット
2017年1月1日、韓国・聯合ニュースによると、釜山の日本領事館前に慰安婦少女像を設置した「未来世代が立てる平和の少女像推進委員会」(推進委)は、管轄自治体に少女像を、噴水などと同様に公共の場に設置した美術品(公共造形物)として登録するよう要求した。
少女像が公共造形物として登録されると、韓国文化芸術振興法により認められた合法な建造物となる。
「少女像が公共造形物として登録されると、韓国文化芸術振興法により認められた合法な建造物となる」って、おい、ちょっと待て。
ということは、「現時点では、この慰安婦像は非合法ですけど、それが何か?」と言ってるようなものじゃない。
この像が設置されたら、日韓関係が悪化することは間違いない。
それを心配する韓国人がいることを紹介したい。
ネットにこんなコメントがあるらしい。
「ベトナム戦争の時に韓国軍兵士の慰安婦にされたベトナム人少女の像も作って、ベトナムの韓国領事館の前にも置いてくれ」
「日本政府と戦うのではなく、韓国外交部と戦わねばならないのに、こんな日韓間の火種になるようなことをして…」
「こいつら、国恥をなぜ自発的に世間にさらすんだ」
「『設置は違法なのでだめ』と言えば、『親日派』と罵倒される現実に自治体も黙認するしかないような国。全くどうしようもない」
「韓国は慰安婦と言えば何でもできる国なんだな」
これも当たり前のことだけど、韓国人のすべてが「反日」というわけではない。
一部の過激な反日主義者にウンザリしている韓国人もいる。
でもこの像は合法化されてしまい、日韓関係は悪くなるんだろうな。
ところで、上の韓国人のコメントには、韓国とベトナム戦争のことに触れているものがあった。
韓国もアメリカと一緒に、ベトナム戦争で北ベトナム軍と戦っていた。
このことは知ってましたか?
このときのベトナムの傷痕は、今でも残っている。
ベトナム戦争で韓国軍がしたことについて、ちょうどハンギョレ新聞にこんな記事(2017年1月2日)があった。
韓国軍のベトナム虐殺を扱った『最後の子守歌』、ベトナム国営VTVドキュメンタリー賞
昨年12月24日に開かれたベトナム国営放送「VTV」放送大賞でベトナム戦争当時の韓国軍による民間人虐殺問題を扱ったドキュメンタリー『最後の子守歌』がドキュメンタリー部門奨励賞を受賞したと2日伝えられた。ベトナム現地で韓国軍による民間人虐殺を扱ったドキュメンタリーが製作され、国営放送会社の放送大賞を受賞したのは異例のことだ。
(中略)ベトナム戦当時、韓国軍による民間人虐殺は80件あまり、犠牲者は9000人に達する。韓国政府は未だ韓国軍によるベトナム民間人虐殺を認めていない。
韓国のハンギョレ新聞は、ベトナム戦争で韓国軍がおこなった残酷行為を非難する記事をよくのせている。
これはかなりの勇気が必要だ。
韓国の新聞の報道には、特徴がある。
国民の反日感情を刺激すればとりあえず新聞が売れるから、よくそんな「戦意高揚記事」を書く。
自分たちで反日感情をあおっておきながら、反日感情が高まり過ぎると一転して、「落ち着こう」「理性的になろう」と鎮静化をはかる。
そんなマッチポンプな報道が韓国の新聞の特徴。
そのことは前回に書きましたね。
釜山の慰安婦像の報道でも、そんな韓国のお家芸が発揮されていた。
今回はそれを紹介したい。
釜山にある慰安婦像だけど、始めは立てることを禁止されていた。
韓国の市民団体が像を立てた後に、釜山市が「道路交通法に反する」としてその像を取りのぞいている。
当局が像を撤去してしまったことについて、2016年12月30日の中央日報はこう非難していた。
慰安婦少女像、ソウルでは設置できて釜山東区庁は撤去・押収…なぜ
ソウルの少女像は堂々と立っているのに釜山の少女像はなぜ受難に遭ったのだろうか。
少女像に対する自治団体の態度が決定的な違い生んだ。ソウル市と鍾路区は大使館前の少女像を撤去せずに保護している。特に、ソウル市議会は今月27日、少女像設置支援の根拠を示すための条例を発議した。
ソウルに慰安婦像が立っているのに、なんで釜山では立てられないのか?
この記事は釜山市の対応を非難して、韓国人の反日感情をあおっている。
はい、この部分に注目。
テストに出ますよ!
「ソウル市議会は今月27日、少女像設置支援の根拠を示すための条例を発議した」
ソウル市には、今までそんな条例はなかった。
つまりソウルの慰安婦像は、これまでソウルの法に反する「違法な物」だったということ。
非合法なものを合法化するために、新しい条例を制定する。
「そんなアホなことがあるかいな」が現実になってしまうのが韓国という国。
先に違法の像を立てても、後で合法化すればケンチャナヨ(問題ない)。
これとまったく同じことを、釜山の慰安婦像にもしようとしているんだけどね。
中央日報は12月30日の時点では、釜山市を非難して国民の反日感情を刺激するあような報道をしていた。
でも、実際に慰安婦像が立ってしまうと態度を一変させる。
今度は「韓日関係が悪化する」と国民感情を鎮めるような報道に変化した。
それが2017年1月2日のこの記事。
さらに先月30日に釜山(プサン)のある市民団体が日本領事館前に新しく慰安婦少女像を設置したのは、両国関係を回復不能レベルに悪化させるかもしれないという点で懸念せざるを得ない。
慰安婦合意で日本が要求した少女像撤去が実現されるどころか、新しい少女像が設置されたというのは、両国間の新たな葛藤の原因になるのが明らかだ。
去年の12月30日には、反日感情に火を点ける「マッチ」の報道をしていた。
「ソウルの少女像は堂々と立っているのに釜山の少女像はなぜ受難に遭ったのだろうか」
そして、1月2日になると反日感情を静める「ポンプ」の報道をしている。
「慰安婦少女像を設置したのは、両国関係を回復不能レベルに悪化させるかもしれないという点で懸念せざるを得ない」
「なぜ受難に遭ったのだろうか」と怒って見せた3日後には、「懸念せざるを得ない」と心配している。
韓国の新聞のマッチポンプ報道でも、ここまで早い手の平返しはこれまで見たことがない。
でもこの記事を読むと、今の韓国はけっこうあせってるみたい。
・対日関係まで悪化すれば韓国は東アジアで蚊帳の外に置かれるのを免れない。
・唯一韓国だけが日本との関係で過去の歴史から一歩も抜け出せずにいる。
・すでに政府間で合意した事項まで変えようというのは外交慣例上あり得ない。
・被害者という事実が一度存在したからといって永遠に何かの請求権が存在すると主張するのは無理がある。
はい、このなかのこの一文に注目してください。
「被害者という事実が一度存在したからといって永遠に何かの請求権が存在すると主張するのは無理がある」
まったくそうだ。
でも、おたくの朴(パク)統領が「韓国は1000年たっても被害者だ」と言ったことを忘れてないか?
2013年3月1日の三・一独立運動記念式典では、「(日本と韓国の)加害者と被害者という歴史的立場は、1000年の歴史が流れても変わることはない」と演説した。その後、韓国内では「千年恨」という言葉がブームとなり、韓国・北朝鮮連合軍による対馬「奪還」作戦を描いた小説『千年恨、対馬』がベストセラーとなった
(ウィキペディア)
この「千年恨(1000年恨む)」という言葉はインパクトがあって、今でも日本でよく見かける。
でも、韓国は誰にでも火を点けるわけではない。
中国に対しては、マッチで火をつけるような報道はしない。
中国大使館の前に朝鮮戦争で中国軍の犠牲になった少女の像を置くなんてことを、韓国人は絶対に絶対にやらない。
日本なら慰安婦の像を立てても「遺憾の意」をしめされるだけ。
でも中国の場合は、本気で怒って仕返しをすること知っているからだろう。
韓国は日本をなめているけれど、中国にはおそれている。
韓国は、ちゃんと相手を選んで火を点けている。
日本もそろそろ、本気で怒ったほうがいい。
長い目で見れば、それが日韓友好には役立つはず。
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「Why did you come to Japan(You は何しに日本へ?)」は失礼な質問?
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