まえガストでイギリス人と話をしていて、整形手術を英語で「plastic surgery」と言うことを知った。
「プラスチック」という言葉に違和感を感じたが、”plastic”の語源は「形をつくる」や「成形」を意味するギリシャ語らしい。
だから、整形手術でプラスチック製品を使うかどうかは関係ない。
地球環境や海洋生物にダメージをあたえるということで、このところプラスチック製品は「人類の敵」と見なされ、世界各国で社会から追放されている。
この問題については、ヨーロッパの中でもイギリス人は特に意識が高い。
だから日本のスーパーで、プラスチックのパックや袋に包まれている野菜を見つけると、「これって必要?」と不満そうにSNSにアップするイギリス人もいる。
先ほどのイギリス人の場合は、ファストフード店でコーヒーを注文したら、トレイの上にプラスチック製のマドラーが置かれていて、思わず受け取って席に座ったものの、「やっぱりガマンできない」と戻しに行ったと言う。
彼女は基本的にプラスチックを視界に入れたくない。
だから本当はフタもストローも不要で、直接飲むのがベスト。
でもマドラーと違って、その場でフタを外して「これはイリマセン」と拒否することはできないし、勝手に店員にストローを差されるとストレスを感じるらしい。
このとき食事でガストを選んだのは、ガストがプラスチックストローを廃止したと知って、彼女がその英断を支持したかったという理由がある。
そのイギリス人が「見ていて涙を流した」と言うのが、カメの鼻に入ったプラスチックストローを抜くこの動画。
この映像は世界に衝撃をあたえた。
先日、マックに行ったらストローが紙製になっていた。
いま日本中の飲食店で導入が進んでいる紙ストローについて、「霜降り明星」の粗品さんがこんなことを言う。
プラスチックごみを減らすのは良いことなんだけど、すぐふにゃふにゃになるし、味が変わってしまう。だから、「ちょっとくらい環境破壊になってもええから、紙ストローやめてくれへんかな」と。
日本を昭和に戻すような発言。
でも、ネットでは粗品さんを支持する人がわりと多い。
・蓋はプラなのか本当やってる感だけだな
・実際にストロー廃止が環境破壊抑止にどの程度の効果があったのか?データはひとつも出てこない
・環境なんて、コスト削減のための言い訳なんだろうよ
・殆どが漁師のゴミって記事みたな
実際、アイスコーヒーを紙ストローで飲んでみたが、やっぱりプラの方が口当たりがよくておいしく感じる。
中身はまったく同じなのに、あれだけ印象が変わるのはホントに不思議。
納豆と同じく”慣れ”の問題で、アレもそのうち美味しく感じるようになるのだろうか。
それか客に直飲みを選択させて、ストローやいずれはフタも無くしていくというコストカット戦略か。
技術革新が進んで、”神ストロー”の登場が待たれる。
プラ削減で自然や生物に、具体的にどれぐらいの効果があるかは分からないが、来日した外国人、特に欧米人が日本のあちこちで見かけるプラスチック製品に不満を思って、SNSで非難することはよくある。
あのカメの動画を見ると、黙っていられない人は多いと思う。
ということで環境はもちろん、世界における日本のイメージを守るためにもプラスチック製品は追放していったほうがいい。
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