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「韓国でスターになるには、厳しいダンスの練習や語学学習をしないといけない」ということは聞いていた。
でも、がんばって芸能人になったとしても、その90%は月に60万ウォン(約5万8000円)程度しか収入がないとは・・・。
ここまで厳しいなんて知らなかった。
Record chinaの記事(2017年1月22日)から。
韓国の芸能人志望100万人、1日10時間レッスンも現実は…=韓国ネット「韓国は人脈がすべて」「芸能人は唯一…」「この国の未来はどこ?」
「芸能人志望者100万人時代」と呼ばれる今、韓国の10代の青少年たちは針の穴ほどのオーディションの通過を目指してダンスや歌・演技の練習に多くの時間を費やしている。しかし、芸能人の90%は月に60万ウォン(約5万8000円)程度しか収入がなく、生活に不安を感じざるをえないという。
こんな厳しい芸能界に対して、韓国人はネットでこんなコメントをしている。
「実力で人気が得られるとでも?韓国はみんな人脈。何も知らないなら、芸能人にしろ仕事にしろ成功するという考えは捨てた方がいい」
「芸能事務所と詐欺は紙一重の差っていうじゃん」
「青少年が900万人、その内100万人がダンスに明け暮れてるとしたら、この国の未来はどこにある?」
日本でも芸能人を目指す人たちは多くいるけど、このへんの事情はどうなんだろう?
韓国と同じようなもんかな?
ところで、最近中国から韓流がしめ出されている。
デビューしたはいいけど、活躍する機会がなかったら「月収60万ウォン(約5万8000円)」の生活から抜け出せないだろう。
カワイソス。
韓国人は自尊心や愛国心が強いから、その裏返しとして発展途上にある東南アジア諸国に対して「上から目線」になりがち。
そんなことを前回に書いた。
でも、こうした韓国人の東南アジアに対する見方(優越感)は、前から指摘されていた。
日本などの援助で経済発展を目指した東南アジア諸国に対し経済的優越感を抱き、さらに韓国人は『優秀な単一民族』と言う自負心の強い教育を受けているために、自己優越主義が促されている。
(ウィキペディア)
「東南アジア諸国に対し経済的優越感を抱き」というウィキペディアの記述をふまえて、前回「漢江の奇跡」で書いた韓国の新聞記事を見てほしい。
朝鮮日報(2016/10/25)から。
OECD事務総長「韓国は途上国の手本」 韓国外相と会談
また「韓国が卓越した開発政策を施行し、漢江の奇跡と呼ばれる発展を遂げた経験が、多くの開発途上国にとって手本になる」とした上で
朝鮮日報(2016年09月21日)から。
【寄稿:朝鮮日報】プライドを失った民族と国に未来はない
ベトナムにとって韓国の「漢江の奇跡(1970年代の高度経済成長)」は羨望の対象であり、学ぶべき対象でもあった
中央日報(2016年09月13日)から。
今回のラオス公式訪問は韓国の経験を見習って発展を図ろうとするラオス国民の意志を目で確認した契機であった。
どうだろう?
「多くの開発途上国にとって手本になる」
「漢江の奇跡(1970年代の高度経済成長)は羨望の対象であり、学ぶべき対象」
「韓国の経験を見習って発展を図ろうとするラオス国民の意志を目で確認した」
こうした記述の背景に、韓国人の韓国への誇らしい気持ちや東南アジア諸国に対する「経済的な優越感」を感じない?
これは新聞記事だから、東南アジア諸国に対する差別的な表現や偏見には細心の注意を払っているはず。
つまり韓国人にとっては、常識的な認識であり文章表現でもある。
それでも、日本の新聞記事の書き方に慣れたボクから見ると、東南アジアに対する「上から目線(優越感)」を感じてしまう。
とにかくこうした新聞記事に書いてあることが、韓国人の東南アジアへの見方の1つになっていることは間違いない。
でももし、ここ3年以内の日本の全国紙で、こんな認識や表現で書いてある記事があったら教えてください。
「『優秀秀な単一民族』と言う自負心の強い教育を受けているために、自己優越主義が促されている」
このウィキペディアの記述を裏づけることを、韓国人自身が言っている。
愛国主義と人種差別・・・・・・・・・・・・・・・・・・尹柱鉉(ユンジュヒョン)
韓国の経済成長の過程で主に東南アジア出身者が韓国へ移住するようになり、自然と経済力の低い東南アジア国家に対する韓国人の優越意識は差別意識へとなっていった。
韓国人の多くは貧困な国に対し優越感を持ち、黒い皮膚を持った東南アジア人は劣等民族であるという人種主義が形成された。さらに韓国社会の強力な単一民族主義は自然と他民族に対する排他的な人種主義にとつながった。
ここまでストレートではないけど、これに近い内容のことを韓国の新聞「中央日報」も書いている。
中央日報(2010年01月04日)【コラム】「より大きな大韓民国」の条件
李明博(イ・ミョンバク)大統領は隣人と手を握ってより大きな大韓民国を作ろうと述べた。
正しいことだ。 隣人とは誰か。 自分の同志と友人だけでなく、政党と理念と階層と世代の‘向こう側の人’も隣人だ。 外国人労働者、外国人妻、脱北者もそうであり、 北朝鮮も隣人だ。
われわれは単一民族の神話に閉じ込められて他者を排斥する。 李大統領はG20で韓国の品格を高めようというが、他者を包容することを知らなければ、オリンピック(五輪)・ワールドカップ(W杯)・G20が国格を高めることはできない。
さすがに韓国の新聞が「優秀な単一民族」とか「自己優越主義が促されている」とは書かない。
でも、「単一民族の神話に閉じ込められて他者を排斥する」という部分はそれに通じる。
ぶっちゃけ、ほとんどの韓国人は「外国人労働者、外国人妻、脱北者」に対して優越感を持っている。
ここでいう「外国人労働者」とは、英語を教えるアメリカ人やイギリス人のことではない。東南アジアから来た労働者が多い。
これは韓国人に聞けばわかる。
こっそり教えてくれるはず。
だからこうした外国人に対する優越感や蔑視が、韓国の社会問題になる。
以前、韓国人男性と結婚したベトナム人の新婦が殺害されたときには、韓国で大ニュースになった。
このときの韓国の新聞は、「これは、彼個人の問題」とはとらえていなかった。
事件の背後には、韓国人の東南アジアの人に対する優越感があったことをにおわせていた。
というか、それを前提に論を進めている記事が多かった。
観光ガイドに聞いても、たぶんこんなことは教えてくれない。
前に韓国人のガイドさんに「韓国では、今でも犬を食べるんですか?」と無邪気に聞いたら、怒られてしまった。
「今ではそんなことはありません!そういうふうに韓国を見るのはやめてください!」
とにらまれて、ちびりそうになった。
でも、実際には今でも犬肉のスープや鍋はあるのに。
韓国人の東南アジア諸国への見方とかの韓国の恥部は、仲良しになった韓国人でないと教えてくれないと思う。
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