【桜が好き!】日本人とハンガリー人の違いと共通点

 

知り合いにハンガリー人のカップルがいて、彼らは来月に母国に帰る予定だから、その前に「花見に行かない?」と誘ってみた。
すると、高速でこんな返事がくる。

「If the weather is nice to go outside and see Sakura we would happily join🥰
Thanks again for inviting us! 😇」

当日、天気が良かったら、外へ出て桜を見てみたいです。
私たちを誘ってくれてありがとう!

 

日本にいる外国人なら、「Cherry blossoms」ではなくて「Sakura」で通じる。
で、たいてい場合、彼らは本場のサクラを見たいと熱望している。
このハンガリー人は、桜は4月ごろに咲くから、自分たちはそれを見れないまま帰国すると思っていたから、2月に咲く桜もあると知ってビックリする。
*それは河津桜で、1950年代に伊豆半島で誕生した。(カワヅザクラ

日本で桜を楽しめると知って、彼らの気分がアガったことは、「!」や「 🥰 」と「 😇」の絵文字から伝わってくる。

 

 

 

彼らを市内の河津桜スポットに案内した後、感想を聞いてみた。
彼らは満面の笑顔で、

「本当にきれいで感動した! 上を向くと、空がピンクでいっぱいで、言葉が出なかったよ! 近づいて花をよく見ると、花びらの形が整っていて、色も薄いピンクでとても美しい。Thanks again for inviting us!」

と言うことはなかった。
彼らは「とてもキレイだったね」とあっさり言うだけで、それ以上の感想はない様子。
帰国前に桜を見られて、喜びを爆発させることを想定して、こっちは「My pleasure(どういたしまして)」と笑顔で言う心の準備をしていたのだけど。
まったくの肩透かしだ。

 

話を聞くと、彼らが住んでいたハンガリーの首都ブダペストにも、ドナウ川沿いにたくさんの桜が並ぶ「さくら通り」があって、3〜4月に桜が咲くと、ハンガリーの人たちもそこを散歩して桜を楽しむらしい。
その散歩道は「トート・アールパード」という名前で、調べてみると、そこは 2000年代に 2 回、観賞用に日本の桜の木を植えて、観光名所に発展したことがわかった。(Tóth Árpád sétány
彼らもトート・アールパードを桜を楽しみながら歩いていたから、今回、日本の桜を見てそれを思い出したらしい。
だから、感動よりも、「なんかなつかしい…」という思いのほうが強かった。

 

ブダペストにある有名ホテル、コリンティア(Corinthia)のウェブサイトに、日本とハンガリーの違いと共通点について次のように書いてある。

ハンガリーはヨーロッパの内陸国で、日本は東洋の島国。
ハンガリー人はラーンゴシュをつまみ、日本人は海苔を巻いたおにぎりを食べる。
ラーンゴシュ(ランゴシュ)はハンガリー生まれの揚げパンで、チーズをのせたものが人気。国民にとってラーンゴシュは身近で手軽な食べ物で、日本で言うならまさにおにぎりだ。

一見すると、ハンガリーと日本にはほとんど共通点がない。しかし、両国の人たちは桜を愛でるという点で共通している。

At first glance, there are few similarities between Hungary and Japan. However, they both share a deep admiration for the cherry blossom.

WHERE TO CELEBRATE BUDAPEST’S CHERRY BLOSSOM FESTIVAL

1908年のトート・アールパード通り

 

日本の桜が世界中に広まって、外国人がそれを楽しむのは良いことだ。
ただ、外国人がそれに慣れてしまうと、もはや日本の普通レベルの桜では満足できなくなるかもしれない。
日本にある桜が、海外に渡った日本の桜と戦って勝てるとは思えない。

 

ブダペストの「さくら通り」

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。