【桜 VS 桜】外国人がソメイヨシノより、河津桜が好きな理由

 

1年を24の季節に分ける「二十四節気」によると、2023年のことしは2月19日に立春から雨水に変わった。
だんだんと気温が上昇していき、地面の雪が解けて、空からは雪の代わりに雨が降ってくる時期が雨水。
そのころになるとアチコチで河津桜が咲き始める。

ということで河津桜を見に行こうと、知人のドイツ人を誘ったらこんなメールがきた。

Thank you for inviting me.
Will there already be cherry blossoms at the end of february?

誘ってくれてありがとう。
2月の終わりだけど、もうサクラは咲いてるの?

外国人がよくイメージする桜は1ヶ月ほど後のソメイヨシノだから、彼が「already?」と疑問に思ったのも納得。
1955年に伊豆半島の南部にある河津川で、飯田さんが原木を見つけて庭先に植えたことから、日本原産の河津桜の歴史が始まった。(カワヅザクラ
平安貴族が和歌に詠んだ桜に比べれば、まだデビューしたてと言っていいレベルだから、日本に住んでる外国人でも知らないのは無理ないし、海外での知名度はきっとかなり低い。

そんな河津桜を見たイギリス人がSNSにこんな感想を書く。

The cherries are out!
Or in this case the Kawazu Sakura are out – the early Cherry blossoms (河津桜 Kawazu-Zakura). Personally I prefer these because they’re a deeper pink. It would be nice if they bloomed at the same time as the more popular Sakura later this month but eh, what can you do!
Happy Spring!

サクラが咲き始めました!
この場合は早咲きの桜、河津桜です。
個人的にはこちらの方がピンクが濃くて好きです。
今月末に、もっと有名な桜といっしょに咲いてくれると嬉しいのですが、しょうがないですね。
ハッピー・スプリング!

 

 

雨水の時期になってシーズンを迎えたから、河津桜を見に行こうとトルコ人、バングラデシュ人、スリランカ人、カンボジア人、それと冒頭のドイツ人を市内の河津桜スポットへ連れて行った。

まだ卍解(ばんかい)、いや満開ではなかったが、それに近い桜の木もあって、外国人たちは「ワオ!」と声を上げてそのまま撮影会になだれ込む。
「国会の牛歩戦術かよ?」とツッコみたくなるほど(200m進むのに30分かかった記憶)、ゆっくりと写真を撮りながら移動して河津桜を満喫する彼ら。

後で感想を聞くと、あと1ヶ月後に咲くソメイヨシノよりも、河津桜のほうが良いと全員が言う。
「もちろんどっちもキレイですけど」という前提で、白いソメイヨシノに比べて、ピンクの河津桜ほうが写真映えするという理由でみんな河津桜を推す。
特に青空をバックにすると、ピンクの桜がとてもすばらしく見えると。

言われてみれば経験上、欧米人はそんなでもないけど、台湾~トルコまでのアジア人には鮮やかで派手な色を好む人が多い。
だから彼らが上げるSNS投稿を見ると、色がかなり濃く加工されていて、「わびさび」が好きなボクとしてはよく違和感を感じる。
そんな美的センスを持っている人なら、きっとソメイヨシノよりも「deeper pink」の河津桜のほうがいい。
そういう人は日本人よりも、外国人に多いと思う。
飯田さん、グッジョブ!

 

ピンクの河津桜を、”どピンク”にしたバングラデシュ人の投稿。
好みは人それぞれだけど、みんな日本の桜を楽しんでいた。

 

 

外国人と花見①イギリス人や台湾人の桜や日本人の印象は?

外国人と花見②ベトナム人から見た桜や日本人の印象は?

外国人と花見③インド人見からた桜や日本人の印象は?

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。