大韓航空やアシアナ航空といった韓国の飛行機に乗ると、ちょっとした楽しみがある。
それは、機内アナウンスで流れる韓国語の中から、日本語に似ている言葉を聞きとること。
日本語と韓国語には、発音と意味が似ている言葉がたくさんある。
たとえば韓国語の機内アナウンスを聞いていると、「サンソマスク」や「アンジェンタイサク」といった単語が聞こえてくる。
それぞれ日本語にすると、「酸素マスク」「安全対策」になる。
中国の飛行機に乗ったときにも、日本語と似た言葉を聞きとろうとしてみた。
でも、言葉が早すぎてよく聞き取れない。
ふつうの日本人でもしっかり聞きとることができるのは、韓国の飛行機だけだろう。
台湾にあった韓国のガイドブック
「韓流」という言葉はもともと台湾の言葉で、日本語ではない。
韓国語のなかには、日本語とほぼ同じ発音と意味の言葉がたくさんある。
韓国を旅行していたときには、「ムリョ」という言葉を聞いた。
これを漢字にすると「無料」になる。
ソウルのどこかの店でおばさんが言っていたと思う。
日本にいても、韓国人とどこかへ出かけるとそんな言葉を見つける。
韓国人の友人と明治時代の料亭に行ったときには、「屏風」があった。
ボクの耳で聞いた韓国語は「ビョンブン」で、こんな言葉まで韓国語にあるのかと驚いた。
正確には、「ピョンプン」というらしい。
병풍、pyŏng-pung、ピョンプン
韓国語辞書(ケイペディア)
また、韓国人の女の子とつき合っていた日本人からも、こんなことを聞く。
「韓国語でも、『無理』のことを『ムリ』って言うんですね。韓国人の彼女が言ったのを聞いて、初めて知りました」
日本人が「無理無理」というところを、韓国人も「ムリムリ」と言うらしい。
日本語と韓国語の言葉の近さから、彼はその韓国人に親近感を感じてつき合うところまでいく。
でもボクが彼と会ったときは、すでに別れていたけど。
日本と韓国の歴史問題が原因だったらしい。
海外で韓国人と会って話をするときに、日本語と韓国語で共通する言葉を話題にすることがある。
マレーシアで会った韓国人にもそんなことを話題に出した。
日本語で「express way」は「コーソクドーロ(高速道路)」、
「loundry machine」は「センタッキ(洗濯機)」と言う。
そんなことを話すと、その韓国人は「韓国語と同じだ!」と驚いていた。
彼はこのとき初めて、韓国語と日本語には似ている言葉がたくさんあることを知る。
それで日本語に興味をしめしていた。
この話題は、韓国人との話のきっかけには良いと思う。
彼といろいろな話をした後、別れぎわにその韓国人とメールアドレスを交換する。
彼のメールアドレスを見ると、「コドッ」という言葉がある。
「この言葉は、『ロンリー』の意味の言葉じゃないですか?」
とボクが聞いたら、彼は「そのとおりです!なんで分かったんですか?」と目を丸くする。
これは日本語の「孤独」のこと。
彼は彼女と別れたから、「孤独」という言葉をメルアドに入れたらしい。
何となく韓国の大学生っぽい。
友人で日本語を話す韓国人がいる。
彼が日本語を学ぼうと思ったきっかけは、韓国語の中に日本語と似ている言葉を見つけたことだった。
彼が日本のアニメを見ていたとき、日本語の「カゾク(家族)」の言葉が韓国語の「カゾッ(家族)」に似ていることに気づく。
気になった調べたら、2つとも同じ言葉で漢字にすると「家族」になることを知る。
彼はこんな感じで、韓国語と日本語の共通点から日本に興味をもちはじめ、彼は大学で日本語を学ぶ学科を選んでいた。
ネットで「日本語 韓国語 似てる」で検索するといろいろな言葉が出てくる。
韓国人と話す機会があったら、ぜひ話題に出してみてください。
・温度=온도(オンド)
・かばん=가방(カバン)
・準備=준비(チュンビ)
・三角関係=삼각 관계(サンガクカンケ)
・計算=계산(ケサン)
・詐欺=사기 (サギ)
おまけ
ソウルの市場の様子
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