2014年にサッカー日本代表がホンジュラスと試合をした。
このとき日本は6-0でホンジュラスを撃破。
ボクはこの試合を、友人の韓国人と寿司屋のテレビで見ていた。
6ー0という日本の圧倒的な攻撃力を見て、彼がため息をつく。
「日本は本当に強いですね。それに比べて、今の韓国はダメです。本当に弱くなってしまいました。朴智星(パクチソン)はすごく良かったんですけど、それに続く選手が出ません」
そういえば朴智星が代表を引退してから今まで、日本は韓国に対して2勝2分けで負けがない。
韓国人の友人はこんな軽口をたたく。
「今の韓国が日本に勝っているのは「言い訳」だけですね。韓国代表は選手も監督も試合に負けた後、いろいろな言い訳をします。言い訳を考えつく能力なら、韓国はワールドクラスです」
日本代表は試合に負けるとよくこう言う。
「自分たちのサッカーができなかった」
韓国代表の試合後の言い訳とは、どんなものなんだろう?
2017年8月31日に韓国がホームでイラン代表と試合をおこなっている。
結果は0-0の引き分け。
試合後、韓国代表選手から出た言い訳を聞いて、友人の「ワールドクラスの言い訳」という言葉を思い出した。
今回は、韓国人選手の言い訳とそれを聞いた韓国のサッカーファンの反応を書いていこうと思う。
劇団韓国、みたいなコントになっている。
8月31日のイラン戦は、韓国にとって絶対に勝たなくはいけない試合だった。
これに勝てば、韓国はワールドカップ本大会出場を決めることができる。
しかも首都ソウルでおこなわれる試合だ。
これで韓国サポーターが燃えないわけがない。
でも、結果は0-0の引き分け。
韓国はホームでの試合で、ワールドカップ出場を決めることができなかった。
しかもこの試合ではイランの選手がレッドカードで退場していたのだ。
11人対10人という韓国に有利な状況のはずなんだけど、試合内容はなぜか一進一退のほぼ互角。
「韓国代表の枠内シュート0」はひどすぎた。
数的優位をたもったままイランに引き分けたら、韓国代表のプライドはたもてない。
事前の期待は最高で、試合の内容は最低。
情けない試合をおこなった韓国代表にサポーターがブチ切れる。
翌日の朝鮮日報の紙面には、こんなタイトルの記事( 2017/09/01)がおどっていた。
サッカーW杯:ふがいない韓国代表にサポーター激怒
ちなみに朝鮮日報はスポーツ紙ではなくて、韓国の全国紙だ。
日本では、スポーツ紙なら「ふがいない」「激怒」という言葉をタイトルで使うことはあっても、全国紙ではないだろう。
韓国のネットには「選手ではなくて、ベンチにいたコーチを出したほうがよかった」なんて書きこみがあったらしい。
でもこれは、とてもおだやかな表現だと思う。
全国紙ではとても書けないようなヒドイ言葉がたくさんあったはず。
「これはもう監督の問題ではない。韓国代表がダメなんだ」ということで、こんなコメントもあった。
中には、不振で更迭されたウリ・シュティーリケ前監督(63)=ドイツ=のせいではなかったという書き込みもあった。「花は散ってこそ春だということを思い知った。シュティーリケ監督、あなたのせいではなかった」という書き込みはポータルサイトで数千件もの「共感」を集めた。
サッカーW杯:ふがいない韓国代表にサポーター激怒
そして、やっぱり韓国は日本が気になる。
同じ日、日本はオーストラリアを破ってワールドカップ本大会出場を決めた。
それを受けて記事では、ネットユーザーの「鋭い試合運びを見せた日本が本当にうらやましかった」というコメントも紹介している。
試合内容で怒らせた韓国代表は、試合後もサポーターを怒らせた。
エースストライカーのソン・フンミンの口から出た言葉は「芝が悪かった」だった。
Record chinaの記事(2017年9月1日)から。
「努力はたくさんしたが結果が及ばなかった。個人的に責任を感じているが、攻撃を広げられるような芝の状態ではなかった。大事な試合を前にして、いったい誰が冒険的にプレーできるか聞きたくなるくらいだ。それほど芝生が良くなかった」と振り返った。
「そうか。試合に負けたのは芝のせいだったか。なら仕方がない」と納得した韓国サポーターなんているわけない。
10人のイランに勝てなかった後にこの発言だ。
燃料を加えられて、サポーターの怒りは燃え上がる。
コメント欄には「言い訳はやめろ」「芝のせい?恥ずかしい。それならイランは何?同じ条件で試合したのに」「確かに芝の状態は良くなかったけど、君たちの実力は…」「韓国は今も昔も全部『芝のせい』」などの批判が並んだ。
ちなみに、同じ日の日本の埼玉スタジアム2002の芝を見た韓国サポーターは、こんな感想を持ったようだ。の
日本の試合の写真や動画には「うわあ、日本の芝の状態を見てみろよ!認めるのは嫌だけど、韓国との差はさすがにひどい」「ボールを蹴り上げても芝生がめくれ上がってないぞ!?」など驚きの声が寄せられている。(編集/吉金)
1人少ないイランに勝てなかった。
試合後は、「芝が悪かった」と言い訳をする。
そしてその芝は日本に負けていた。
韓国サポーターが感じたストレスは相当なものだったはず。
「芝が悪かった」というのは事実だったと思う。
でもそれはロッカールームの中で言うことであって、インタビューで言うのはマズイ。
それに、試合がおこなわれたのはアウェーのイランではなくてホームだ。
韓国代表にこの芝を用意したのは韓国。
アウェーの試合で「芝が悪かったから」と言うのならまだわかる。
けど、ホームの試合でこの言い訳はひどすぎる。
芝の他にも「サポーターの声援がうるさくて、仲間の声が聞こえなかった」と言った選手もいた。
この言葉にもサポーターが激怒。
「言い訳だけなら、韓国は日本に負けません」と言いたくなる友人の気持ちがわかってきた。
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