いよいよ今年もこのシーズンがやってきた!
そうです。
ノーベル賞のシーズンです。
今年は日本人の受賞者は出るのか?
ということに注目がいくけど、隣の韓国も気になる。
韓国語には「希望拷問」という言葉がある。
そんなことを知ったのは、去年のノーベル賞のシーズンだ。
中央日報の記事でその言葉が使われている。
したがって今までメディアで取り上げられた「最もノーベル賞に近い科学者」「受賞の可能性が高い科学者」というのはすべて虚言であり、自己欺まんであり、国民に対する「希望拷問」(相手に希望を持たせて苦痛を感じさせること)だ。
この文で「希望拷問」の意味はだいたい分かると思う。
ノーベル賞の発表前、「今年こそ、韓国人の受賞者が出るのか?」とか「今年は~という韓国人にその可能性がある!」と、新聞やテレビで国民の期待をあおりまくる。
そして期待値が最大にまで高まったところで、「今年も受賞者0」という無慈悲な結果に国民総がっかり。
韓国は毎年そんなことをやっている。
そのことを中央日報の記事では、「秋の喪失感を刺激する定例行事」と表現している。
ノーベル賞受賞者の発表は、応援するプロ野球チームのポストシーズン脱落や冷たくなった空気が一年の終わりを予告するのと共に、秋の喪失感を刺激する定例行事となった。
そして今年もやっぱりありました。
「今年こそ、韓国人が受賞するか?」の記事が。
中央日報の記事(2017年10月4)から。
2017年ノーベル化学賞候補に成均館(ソンギュングァン)大学化学工学・高分子工学部の朴南圭(パク・ナムギュ)教授の名前が上がり、故金大中(キム・デジュン)大統領(平和賞)に続く2人目となる韓国人ノーベル賞受賞者の登場に関心が集まっている。
4日、スウェーデン王立科学アカデミーのノーベル委員会は生理学・医学賞と物理学賞に続き化学賞の受賞者を発表する予定だ。
今年はちょっと違う。
例年以上に期待が高まっている。
それには理由があった。
ここ数年では、今年受賞する可能性がきわめて高いから。
2014年以来、ノーベル化学賞の候補に入ったのは今回が初めて。
それで国民も「今年こそ!」の期待が高まってしまう。
これ以上の内容は中央日報の記事をごらんください。
この韓国紙の報道を受け、日本でも期待が高まっている。
ただし逆の意味で。
・候補者が50人ぐらいいないと期待しない方がいい
・いやーこれは楽しみですな
・これは大いに期待したい
・もらえなかったらローソクデモに100ノーベル
・私には見えます いつもの「期待外れ」
・幸せそうでなによりです
・ノーベル財団は早く韓国にノーベル賞上げてください
なかにはこんなコメントもある。
・台座は風化せずにまだあるの?
・銅像の台座を磨いとけよ~
この「台座」というのはわかりますか?
実は韓国には像のない台座がある。
韓国のある大学には、台座が空のまま存在しているのだ。
この台座に建つ人物はこれから生まれるから。
その大学の出身者からノーベル賞受の賞者が出たら、その人の胸像を置く予定なのだ。
ということで今のところ、「未来の科学者」というプレートだけがある。
画像はこの記事をどうぞ。
ノーベル賞を待ち望む韓国、「空の台座」や「名前のない橋」など準備は万端
ノーベル賞受賞者が出たら、橋の名前がつけられる。
国民も台座も橋も待っている。
韓国人のノーベル賞受賞者を!!
でも、そろそろ日本人もXデーにそなえたほうがいいと思う。
いつかはわからないけど、韓国人がノーベル賞をとる日はきっと来る。
それは2017年の今年かもしれない。
そのことをまったく予想していないと、“違い”していた日本人が希望拷問になってしまう。
訃報
毎日新聞の記事(2017年10月4日)から。
スウェーデン王立科学アカデミーは4日、2017年のノーベル化学賞を、欧米の研究者3氏に贈ると発表した
「ノーベル化学賞:欧米の研究者3氏に」
おまけ
ソウルにある広蔵市場。
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