知ってましたか?
アメリカのニューヨークで、新しい少女像(慰安婦像)が登場した。
でも、そこは公園や図書館といった公の場所ではない。
ニューヨークのマンハッタンにある韓国系アメリカ人の歴史を紹介する博物館の中。
ここで最近、慰安婦問題を象徴する少女像の除幕式がおこなわれた。
韓国系団体は像を設置する理由について、「問題への認識を高める目的がある」と話している。
韓国系住民の支持を受けているアメリカの議員もこう言う。
産経新聞の記事(2017.10.14 )から。
式典に出席したニューヨーク州のマロニー下院議員(民主党)は「われわれは(日本から)より一層の謝罪を必要としており、日本政府は行動を取る必要がある」と述べ、首都ワシントンでの少女像設置にも意欲を示した。
NY博物館に慰安婦像 米議員、首都設置にも意欲「日本から一層の謝罪必要」
アメリカで慰安婦像を建てる理由は、「この問題にアメリカ人の関心を集め、韓国側が望む解決を得るため」と考えていい。
でもその中身は具体的には分からない。
どんな謝罪なのか?
お金(賠償金)はいくらなのか?
それは見えない。
ただ、「より一層の謝罪を必要」とか「日本政府は行動を取る必要がある」とか言われても困る。
慰安婦問題は2015年の日韓合意で、「最終的、不可逆的に」解決したから。
韓国政府がこの問題について、「最終的に解決された」ことに合意している。
だからこのことで、もう日本と韓国が話し合うことはない。
実質的に、終わった問題だ。
終わった問題をまた掘り起こして、「行動を取る必要がある」と主張しても意味がない。
この議員こそ、「慰安婦問題はもう解決済み」ということを理解する必要がある。
そもそも、韓国政府がそれで合意したのだから。
とはいえ、もし議員がこれを認めたら、韓国系アメリカ人からの支持を得られなくなる。
当然、選挙に落ちてしまう。
無職になりたくなかったら、韓国の主張を自分の主張にするしかない。
近年アメリカでは、現地の韓国系住民が主体となって、慰安婦像を建てようとする動きが止まらない。
2013年にはアメリカのグレンデール市に慰安婦像が建てられた。
これがアメリカでの像設置の始まりだ。
これによって、アメリカに住んでいる日本人や日系人の生活はどう変わったのか?
現地の人たちの報告がある。
そして現在、何が起こっているか。以下は、米国の学校に子供たちを通わせている日本人、日系人からの報告です。
《日本人は韓国人にひどいことをしたのだからと、学校で「謝れコール」が起こり、子供が泣いて謝るまでコールが続いた》
《クラスメートから「テロリスト」「強姦魔」呼ばわりされ、唾をかけられたりして一時ショックでひきこもりになった》
《バスケットで得点したときのお祝いのハイタッチで、日本人の子供の時だけ手を引っ込める韓国人の子供がいる》
慰安婦プロパガンダ 最前線の悲痛な訴え 執拗な「謝れコール」、「テロリスト」「強姦魔」呼ばわり 海外で犠牲になる日本の子供たち
今年はすでに、アメリカのジョージア州でも慰安婦像が設置された。
NHKのニュースがそのことを伝えている。
米でまた慰安婦問題象徴の少女像設置へ
アメリカで、慰安婦問題を象徴する少女像が、ロサンゼルス近郊の公園に続いて南部ジョージア州の公園にも設置されることがわかりました。現地の日本総領事館は「残念で、今後も引き続き政府の立場を説明していく」としています。
アメリカで慰安婦像が建てられても、日本にいる限りは、不快になるだけで特に困ることはない。
でもアメリカにいる日本人は、そうはいかない。
アメリカでも、像から遠く離れたところにいるのならまだいいけれど、自分が住んでいるところに建てられてしまうと大変だ。
先ほどのように、子どもがいじめられることもある。
「子供が泣いて謝るまでコールが続いた」というのは、親としてはたまらない。
でも、日本のマスコミがそうした日本人の声に耳を傾けることは、あまりない。
どちらかというと、日本にいる韓国人や朝鮮人へのヘイトスピーチをとり上げることが多い。
両方とも重大な問題だ。
日本では、海外で差別に苦しむ日本人については知らない人が多いと思う。
外国にいる日本人に、もっと目を向けていい。
アメリカでの慰安婦像の問題は、現地の日本人だけの問題ではない。
本国の日本人の協力がなかったら、解決できるわけがない。
まずはアメリカで起きていることを知ることが大事。
慰安婦像が建てられることで、辛い思いをしなければならない人たちがいる。
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