今年の10月ごろ、インドネシアでこんなできごとがあった。
全長約8mの巨大ニシキヘビが地元の男性に襲いかかる。
でも、かけつけた住民によってヘビは殺され、フライにされて村人に食べられた。
AFPの記事(2017年10月4日)
インドネシア・スマトラ(Sumatra)島で、男性警備員が巨大なニシキヘビに腕をかまれて切断寸前となったが、同僚らに助けられた。警察幹部が4日、明らかにした。その後ヘビは地元住民たちに殺されて食べられてしまったという。
なんでこの男性警備員は、ニシキヘビに腕をかまれてしまったのか?
それは、この男性がニシキヘビを食べようとしたから。
この人はヘビが大好きらしい。
好物のニシキヘビを見つけたから、それを捕まえ、麻の袋に詰めこうもうとした。
そのとき、怒ったヘビに反撃を受けて左腕をかまれてしまった。
この記事を読んでいると、被害者はむしろニシキヘビのような気がしてくる。
もし、この男性警備員がヘビを捕まえようとしなかったら、ニシキヘビは彼に襲ってこなかったはず。
ちなみにインドネシアはかなり広い。
日本人がよく見る地図はメルカトル図法の地図だから、面積が正確にあらわされていない。
インドネシアは実はロシアと同じぐらいの横幅があるのだ。
「全長8mのヘビが村に出るなんて、さっすがインドネシア!」と思ったら、今度は都市部の電車の中でヘビが登場。
首都ジャカルタに向かっていた通勤電車の中に1mほどのヘビがいることを、インドネシア人の乗客が発見した。
その乗客は素手でそのヘビを捕まえ、電車の床にたたきつけて殺してしまう。
この様子を撮影した動画がインドネシアで拡散されていて、ヘビを退治した男性は”英雄”になっているらしい。
くわしいことは、AFPの記事(2017年11月23日)を読んでください。
インドネシアでは乗客が英雄視されているけど、日本のインターネットでは、「ヘビがかわいそう」という反応が多い。
・どう考えても大勢の人間の中でおびえていたのは蛇じゃね??
・ひたすらヘビがかわいそう
・なにも叩き付けて殺さなくてもいいじゃないのさ
・なんの罪で殺したの?
これがその動画。
気持ちの良い動画ではないから、そのつもりで。
「インドネシアの電車にしてはきれいだし、日本の電車に似ているなあ」と思ったら、これはJRで使っていた電車らしい。
日本でも去年、同じようなことがあった。
東京駅を出て広島へ向かっていた新幹線「のぞみ」の車内でニシキヘビが出たのだ。
驚いたことに、このときも乗客がヘビをつかんで床にたたきつけた。
・・・なんてことを日本人がするはずない。
浜松駅に緊急停車して、警察がヘビを捕まえた。
産経新聞の記事(2016.9.26)から。
新幹線は浜松駅に臨時停車し、静岡県警鉄道警察隊がヘビを捕獲。けが人はなかった。体長は約30センチで、ニシキヘビとみられるという。
東海道新幹線車内でニシキヘビを捕獲 浜松駅に臨時停車 けが人なし
第一発見者は20代の女性客で、ヘビが座席のひじ掛けに巻き付いていたという。
これはトラウマになりそう。
このヘビは、他の乗客が持ちこんだ荷物の中から逃げ出したらしい。
迷惑とかそういうレベルじゃない。
ちなみに、浜松市民のボクがこのできごとを覚えている理由は2つある。
新幹線でニシキヘビが出たという衝撃と、のぞみが浜松駅に停まったという驚きだ。
異常事態でも起きないと、のぞみは浜松に停まってくれない。
こちらの記事もいかがですか?
世界の見方や常識が変わる15の地図。これが本当の地球だった。
縄文時代と平成の日本人の共通点。和食(日本料理)のルーツは森。
決定!2017年、タイで最も美しいニューハーフ&タイと日本の関係。
コメントを残す