セレブでリッチなオレは、この前ユニクロのバーゲンセールに行ってきた。
そこで驚いたのは値段の安さ!
ではなくて、「イスラーム教徒が本当に増えてるな!」ということ。
2人のイスラーム教徒の女の子が、Tシャツを手に取って選んでいるのを見た。
そのあと服をレジに持って行ったら、店員もイスラーム教徒の女性で、その子にレジを打ってもらった。
1つの店舗の中で、イスラーム教徒の客と店員を同時に見るとは思わなかった。
ヒジャブをかぶっていたから、インドネシア人のムスリムだと思う。
インドネシア人のイスラーム教徒。
髪をかくすヒジャブをかぶっている。
旅行・留学・仕事など目的はいろいろあるけれど、いま日本に来るムスリム(イスラーム教徒)がすごく増えている。
だからこんなイスラーム教徒用の観光マップもつくられた。
イスラーム教徒は豚肉を食べられない。
そんなイスラーム教徒でも食べられるレストランなどが載っている。
イスラーム教徒に豚骨ラーメンはあり得ない。
こんな「ムスリム・フレンドリー・マップ」でとても大事なものは、イスラーム教徒がお祈りができる場所(祈祷室)。
この地図には、3か所(緑)ある。
去年、東京駅にイスラーム教徒用の祈祷室ができて話題になった。
くわしくはこの記事をどうぞ。
東京駅にイスラム教徒の祈祷室(祈りの部屋)が。注目点はここ。
JRの駅にできたのは、これが全国で初めて。
でも、これで”終わり”ではなくて、むしろ始まり。
これからきっと、他の駅にも設置されるようになる。
最近では、神姫バスが4月に姫路駅前に、イスラーム教徒用の祈祷室をつくった。
それから2ヶ月たったいま、これはかなり好評だったらしい。
神戸新聞NEXTの記事(2018/6/1)から。
姫路城を訪れるインバウンド(訪日外国人客)向けに設けたが、「便利で祈りに集中できる」と近隣に住む会社員や学生らのリピーターが増えつつある。同社の担当者は「海外では礼拝所が公共インフラとして当たり前。国内でも広がれば」と期待する。
イスラム教徒に「祈祷室」好評 神姫バスが姫路駅前に開設
このニュースにネットの反応は?
・神姫プロジェクト?
・一般人も入れるの?
・静かなら休憩所に良いね
・色んな文化が混じり合う方が、日本はもっと面白くなるよ
・イスラムと言うだけで嫌いすぎだろう
企業がやって好評を得ているんだから評価されても良いはず
祈祷室に興味を持ったり、好意的にとらえた人が多い。
・・・ということはなく、こんな意見は本当に少なかった。
さっきはユニクロで驚いたけど、今度はネットで驚いた。
この祈祷室がつくられたことに対しては、批判的な書きこみがほとんど。
イスラーム教徒には好評だったけど、日本人には不評だった。
「もうこういう外国人への『おもてなし』を勘違いした『へりくだり』はやめたほうがいい」
「好意で一ヶ所に作ってやると、全部の場所に作れと言い出すんだよ」
こんな感じで、祈祷室の設置をいやがる人が圧倒的に多い。
でもこれはまだマシなほう。
ここには書けないようなひどいコメント、山のごとし。
それで、「イスラムと言うだけで嫌いすぎだろう」というコメントが書きこまれたわけだ。
ボクには外国人の知り合いが多いから、多文化共生には、基本的には賛成。
でも、だからこそ、ムスリムフレンドリーの食べ物を用意するなどの「おもてなし」をすると同時に、上のような反対派の人たちの声にも耳をかたむけるべきだと思っている。
外国人がきらいな人たちを「排外主義」とレッテルを貼っているだけでは、何も進まない。
日本人の理解や協力がなくて、外国人との共生ムリ。
ひとつの価値観を押し付けると、「多文化”強制”はお断り」なんて言われてしまう。
次回、そのことを書いていきやす。
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